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金色のガッシュベル!!

引用元:U-NEXT

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VOD(ビデオオンデマンド)での
アニメ『金色のガッシュベル!!』 の配信状況を調べてみました。

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などの悩みをお持ちでしたら本記事がお役に立つと思います。

『金色のガッシュベル!!』 は2003年4月6日から2006年3月26日まで放送された東映アニメーション制作のアニメです。

アニメ『金色のガッシュベル!!』 を観るなら
U-NEXTがおすすめです!

『金色のガッシュベル!!』 だけでなく、その他に配信されている様々なコンテンツも楽しむことができます。

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作品紹介

タイトル 金色のガッシュベル!!
あらすじ 天才がゆえに友達もできず学校をサボり気味になっていた中学生・高嶺清麿の部屋に、突然窓をブチ破って子供が飛び込んできた!素っ裸の少年の名は「ガッシュベル」!U-NEXT
キャスト 高嶺清麿:櫻井孝宏
ガッシュ・ベル:大谷育江
ティオ:釘宮理恵
大海恵:前田愛
キャンチョメ:菊池正美
パルコ・フォルゴレ:高橋広樹
ウマゴン(シュナイダー):こおろぎさとみ
カフカ・サンビーム:郷田ほづみ
ブラゴ:小嶋一成
シェリー・ベルモンド:折笠富美子
コルル:桑島法子
しおり:今井由香
ゾフィス:藤田淑子
ココ:西村ちなみ
ゼオン・ベル:高乃麗
放送会社 フジテレビほか
制作会社 東映アニメーション
話数 150
放送開始日
(放映日)
2003年4月6日
リンク 「金色のガッシュベル!!」公式サイト
Wikipedia
無料動画サービス

『金色のガッシュベル!!』の動画配信サイトでの配信状況を調べてみました。

配信サービス 配信状況 料金
U-NEXT
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U-NEXTで映画『金色のガッシュベル!!』をフルで無料視聴

U-NEXTは、22万本以上の動画が見放題、150誌以上の雑誌が読み放題の、国内最大級の動画配信サービスです。

U-NEXTとは
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映画『金色のガッシュベル!!』の動画は、U-NEXTで見放題配信されています。

U-NEXTは31日間の無料トライアルがあり、映画『金色のガッシュベル!!』の他にも見放題作品は全て無料視聴することができます。

また、無料トライアルの特典で最新作のレンタルに使える600円分のポイントをもらえます。
見放題作品だけでなく最新作も観れる、とても魅力的なサービスです。

U-NEXT

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ダウンロード機能
対応デバイス スマホ・PC・タブレット・テレビ
同時視聴台数 4台

主演『櫻井孝宏』の出演作品

同じく配信されているためアニメ『金色のガッシュベル!!』とあわせて、この機会に観てみてもよいかもしれませんね。

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TSUTAYA DISCASで映画『金色のガッシュベル!!』をフルで無料視聴

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主演『櫻井孝宏』の出演作品

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Huluで映画『金色のガッシュベル!!』をフルで視聴

Huluは、100,000本以上のさまざまなジャンルのコンテンツを体験できる動画配信サービスです。

Huluとは
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映画『金色のガッシュベル!!』の動画は、Huluで見放題配信されています。

Huluでは、映画『金色のガッシュベル!!』の他にも見放題作品は全て視聴することができます。

Huluの特徴

月額料金 1,026円(税込)
初回登録特典 なし
継続特典 なし
見放題作品数 10万本以上
ダウンロード機能 ダウンロード一部作品可能
対応デバイス スマホ・PC・タブレット・テレビ
同時視聴台数 1台

主演『金色のガッシュベル!!』の出演作品

同じく配信されているためアニメ『金色のガッシュベル!!』とあわせて、この機会に観てみてもよいかもしれませんね。

今すぐ見る!

Huluの登録方法
  1. Huluのトップ画面の「今すぐ始める」を選択してください。 hulu登録手順
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アニメ「金色のガッシュベル!!」話数別あらすじと無料動画

「金色のガッシュベル!!」第1話のあらすじ

天才がゆえに周りから妬まれ、友達も出来ず学校をサボり気味になっていた中学生・高嶺清麿。そんな清麿の部屋に、突然窓をブチ破って子供が飛び込んできた!!素っ裸の少年の名は「ガッシュベル」。イギリスにいる清麿の父により、息子の心を鍛え直してくれるよう頼まれはるばる日本までやって来たのだ。
ガッシュの持つ赤い本には見た事もない文字が書かれており、考古学を研究する父にも理解不能という。それは清麿にも解読は出来ず、イラ立つ清麿はついガッシュに「フザケルナ」と叫んでしまう。その時、清麿の持つ赤い本が光り出し、ガッシュの口からなんと電撃が放たれた!!「いったいこいつは・・・」
このままではとんでもないことに巻き込まれてしまう・・・ガッシュの面倒を見るよりはマシと学校に行く清麿。しかし、清麿に友達を作ってやろうとガッシュも学 校にやってきた。ガッシュの提案「せいぎのみかた作戦」にのったフリをして一旦は不良の溜まり場屋上にガッシュを撒くが、気になって戻ってみると「清麿は私の友達だ!!清麿は絶対私を助けに来る!」そう信じて不良・金山に向かっていくガッシュの姿が。
清麿とガッシュの反撃が始まる・・・と思いきや、屋上に突然現れた二人組みに捕まる鈴芽。今朝の電撃を思い出し清麿は叫ぶ、「第一の呪文!ザケル!!」赤い本は激しく光り、ガッシュの口から激しい電撃が放たれる!!電撃を出す不思議な少年ガッシュ。謎の赤い本。ガッシュのおかげでこの先もっととんでもないことが待っていそうだ・・・そう思わずにはいられない清麿であった。

「金色のガッシュベル!!」1話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第2話のあらすじ

「清麿!!今日もせいぎのみかた作戦しようぞ!!」意気込むガッシュに呆れる清麿。学校へ行くと金山と清麿の怪我を見た同級生が噂していた。清麿が金山とケンカなど出来る訳がない、あいつにそんな勇気はない、と。それを聞いたガッシュは怒るが清麿は無関心を装ってその場を去ってしまう。
帰り道、先を行く清麿を追いかけるガッシュ。あんな風に言われて悔しくないのか?ガッシュの問いにもクールに対応する清麿。だがガッシュはさらに問う。「おぬし、自分に嘘をついておらぬか?」と。本心を見抜かれた清麿は返答に詰まる。そんな時、街角のTVで銀行強盗が入ったというニュースを見る。そしてそこには人質として捕まった鈴芽が映っていた!
助けに行こうというガッシュ。清麿は迷う・・・助けに行きたい・・・でも勇気が出ない。怖いのだ。余計な考えばかりが先に頭に浮かんでしまう。が、「もう嘘をつくな清麿!もう考えるな!走ってしまえ!」ガッシュの言葉が清麿の迷いを断ち切らせる。清麿は決意した。「ガッシュで俺は変わるんだ!!」
銀行強盗の正体は青い本を持つ細川。そしてガッシュと同じ様な子供で氷の技を操るレイコム。強敵と分かりながら も挑む清麿だったが、頼りの電撃は何故か出すことが出来ない!絶体絶命の清麿。水野を死なせたくないんだ・・・ 救いたいんだ!!!清麿の強い思いがガッシュに届く。赤い本は光り輝き、ガッシュの口から今までよりもはるかに強い電撃が発射された。強い思いで唱えた時に出る電撃・・・赤い本を見つめながら清麿はつぶやく。

「金色のガッシュベル!!」2話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第3話のあらすじ

銀行強盗の事件以来、学校での清麿に対する周囲の見る目が変わった。教室に行っても、清麿の周りにクラスメイト達が集まって来る。清麿は、初めて満たされた気持ちで学校にいた。クラスメイトと話す楽しそうな清麿の顔に、ガッシュも鈴芽も嬉しくなる。帰り道、清麿達の目の前に巨大な氷柱が突き刺さる!そこにいたのはレイコムと細川だった。
細川はガッシュを渡せと言って来た。貧乏だった細川はレイコムと出会って以来、レイコムの能力を使って金儲けを続けて来た・・・そして今度はガッシュを手に入れ、さらに金儲けをしようというのだ。誰が渡すか!!にらみ返す清麿だったが、レイコムの圧倒的な力の前に窮地に陥ってしまう。
レイコムを金儲けの「道具」として扱い、化け物だという。そしてガッシュに技の出ない道具は役立たずだと言い放つ細川。その言葉にガッシュは怒りを爆発させ、細川にめいっぱいの体当たりをおみまいする。「ザケル!」至近距離での清麿とガッシュの反撃に、細川はなんとレイコムを盾代わりにした!
レイコムを道具としてしか見ていない細川への怒りが頂点に達した時、ガッシュの第二の術「ラシルド」が発動!!雷の盾はレイコムの攻撃を跳ね返し、電撃付きで細川達の元へ返って行く!ガッシュが我に返ると二人は倒れていた。 これは私が・・・?一方、燃えている青い本に気づいて慌てるレイコム。どんどん燃える青い本と共に、レイコムも消えてしまったのだった・・・。

「金色のガッシュベル!!」3話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第4話のあらすじ

何とか戦いには勝利したが、「こいつは化け物なんだよ・・・。」細川の言葉にショックを受ける清麿。そして、ガッシュもとうとう気付いてしまった。自分の口から電撃が出ること、普通の子供とは違うということを・・・。それ以来、落ち込むガッシュにどう声を掛けていいのか分からない清麿は戸惑い悩む。ギクシャクしてしまう二人。
学校帰り、清麿はガッシュが公園で近所の子供達に雷が出せると自慢しているのを見つける。ガッシュ一人で出せるはずもない。が、そんなはしゃぐガッシュを見て、清麿は思わずキツイことを言ってしまい、口論になり立ち去ってしまう。しかしそれはガッシュの精一杯の強がりだった。 「化け物だけでは、辛すぎるではないか・・・」
清麿が一人家に戻ると、来訪者は突然現れた。黒い本を持 った少女・シェリーとその魔物の子・ブラゴ。彼女は戦うのではなく話し合いに来たという。記憶のないガッシュに代わりシェリーはことの始まりを説明する。この世には人間界とは別のもう一つの世界・魔界があり、千年に一度、 魔界の王を決める戦いが人間界で行なわれる。魔界で選ばれた百人の子供達は、本と共に人間界へ送り込まれ、王の座をかけ最後の一人になるまで戦い、互いの本を燃やし合わなければならないのだ。
そして本を燃やされた子供は王になる資格が失われ、魔界へ強制送還されてしまうという。シェリーはガッシュもその魔物の子供の一人だと言った。魔物の子供達の過酷な運命を知り、清麿は驚愕する。そして、「あの子供と一緒にいても、あなたには災いしか降りかからないのよ!!」シェリーの鋭い言葉に、帰ってきて影でこっそり聞いていたガッシュは、絶望の淵に立たされてしまうのだった・・・。

「金色のガッシュベル!!」4話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第5話のあらすじ

自分が魔物だと知りショックを受けるガッシュ。そんなガッシュに新たな魔物・ゴフレと連次が襲いかかる!間一髪、清麿はガッシュを助けるが、自分は人殺しの道具なのだ、放っておいてくれとガッシュは清麿を拒絶する。清麿はやっと気付いたのだ。ガッシュが一人で苦しんでいた事に。
ガッシュをかばい倒れる清麿。自分が苦しんでいた時、いつも助けてもらったのに。今度は俺がガッシュに借りを返す番なんだ!!ゴフレの攻撃が再び清麿に襲いかかろうとしたその時、シェリーとブラゴによりゴフレと連次はあっけなく倒されてしまう。残された二人。清麿とガッシュに、更なる脅威が・・・。
シェリーとブラゴの強力な攻撃を前に、清麿は立ち上がる。何度でも何度でも。ガッシュにどれだけ助けられただろう、どれだけ救われただろう。「ガッシュ!!おまえは俺の友達だ!!化け物だろうが魔物だろうが関係ない・・・友達なんだよ!!」その言葉に、ガッシュも立ち上がる。
これで最後よ!!シェリーは大技「ギガノレイス」を繰り出す。「一緒に戦うぞ」清麿とガッシュの心がひとつになった時、魔本が今までに無いほど輝き出す。そして発射された強力な「ザケル」はブラゴの攻撃をも跳ね返した!赤い本は渡さないと言いながらも、力尽きそのまま意識を失ってしまう清麿。だが、清麿とガッシュの友情を目の当たりにしたシェリーは今回は見逃すと言い、微笑を浮かべながらその場を去って行くのだった。

「金色のガッシュベル!!」5話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第6話のあらすじ

シェリー達との壮絶な戦いをくぐりぬけた清麿は負った怪我を治すため三日間入院する事になる。清麿と同じ病室に足の骨折により入院している少年・勇太。彼は長引いている入院生活のために足を治す努力をしなくなっていた。 ガッシュに自分の病院食をあげている勇太を見て、清麿はそんなだからいつまでも歩けないんだと言う。勇太は怒って病室を飛び出す。
ジュースを飲んで一息ついてきた清麿が病室に戻ると、置いてあったはずの赤い本がない!!犯人は勇太だった。清麿に説教を食らった腹いせに本を隠してしまったのだ。清麿が謝らないと本を燃やすと脅す勇太。本を燃やされたらガッシュは魔界に帰ってしまう・・・!!本を取り戻すため、勇太vsガッシュ・清麿の追走劇が幕を開ける!!
激走の末、勇太が逃げ切ったかに見えたが、あと一歩のところでガッシュに捕まってしまう。しかし勇太は本を無くしたと嘘を言ってガッシュを撒こうとする。が、ガッシュはならば一緒に探そうと言った。勇太が無茶をしてまた怪我をしないようにと。自分を心配し「友達だ」というガッシュに勇太は心を開いていく。そして隠し場所・屋上へと辿り着く。
俺の足、本当に治るのかな・・・と不安をもらす勇太にガッシュは「絶対治る!!」いつの間にか現われた清麿もまた、お前は歩けるようになると言い切る。本も取り戻し、 仲直りも出来て一件落着・・・と思いきや、勇太が屋上の一段上の所から降りようとして足を滑らせた!「ザケル!!」清麿の機転を利かせた行動により、リネン室のシー ツの上に落ちる勇太。ガッシュの電撃がバレそうになったが何とか誤魔化し、清麿はやっとゆっくり眠りにつくのだった。

「金色のガッシュベル!!」6話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第7話のあらすじ

日曜日、ガッシュにせがまれ、清麿はガッシュと鈴芽を連れて植物園にやってきた。そしてこの植物園を管理していると言う女性・つくしに出会う。彼女は清麿が中学をサボッてよくここに来ていた時、清麿をずっと見守ってくれていた。平和な植物園に突如異変が起こる。木の根や枝が生き物のように動き出し、園内にいた人々を次々に捕らえ始めたのだ。
それは植物を操る力を持つ魔物・スギナとそのパートナー春彦の仕業だった。関係のない人々を巻き込んで「トレーニングだよ」と言い放つ春彦。怒りに震える清麿。圧倒的不利な状況で、ガッシュと清麿は戦いを挑むのだった。清麿の考えたフォーメーションを駆使し、絶妙なコンビネーショ ンで二人はスギナの繰り出す攻撃を次々に迎撃、捕らわれていた人々を救い出す。そしてとどめのザケルを発射しよ うとしたが・・・ガッシュの口から電撃は放たれなかった。
勝ち誇った春彦は言う、呪文で発動出来る力は限られているのだと。二人は幾度と電撃を発射した事により、電撃も心の力も出し切ってしまったのだ。形勢逆転、一気に窮地に追い込まれた清麿とガッシュ。そんなピンチに現われたのはつくしだった。清麿の力になりたいと、彼女は必死に春彦の本を奪おうとする・・・。
「清麿、あんたは一人じゃない!!」つくしの心が伝わり、 清麿の中に熱いものが湧き上がっていく。守る心だ・・・ 魔本はまぶしい閃光を放つ!「第二の術、ラシルド!!」発動されたラシルドはスギナの攻撃を打ち破り、スギナの本を燃やした。植物たちは傷ついてしまったが、世話ををしてやれば新しい芽を出す。「あたしの友達たちは強いんだから。清麿、ガッシュ、あなたたちもね」と、つくしは笑うのだった。

「金色のガッシュベル!!」7話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第8話のあらすじ

雨の中、女子高生のしおりは泣いている少女コルルと出会う。家族がいないという彼女を妹のように可愛がるしおり。両親が留守がちで兄弟もいないしおりはコルルを本当の家族のように感じていた。ふと、眠るコルルの隣で鞄が光っていることに気付く。まるで吸い寄せられるように中の本を手に取り、呪文を唱えてしまうしおり。すると突然コルルは苦しみだし、みるみる姿が変貌していく。そこに いたのは、鋼鉄の鎧を持つ魔物だった・・・。
コルルは変身した時のことを覚えてはいなかった。本当の事を言えるはずも無く、しおりは戸惑う。本さえ読まなければ何も・・・と安堵したのも束の間、事故に遭いそうになったコルルを助ける為にしおりは呪文を唱えてしまう。 変身し、好戦的な魔物となったコルルは無関係な人達まで襲い出す。激突音を聞き、駆けつけた清麿とガッシュはコ ルルに向けて電撃を放つ!
戦っている最中、コルルとしおりが泣いていることに疑問を抱くガッシュ。二人が苦しんでいる様にしか見えないと言うガッシュは清麿に呪文を唱えるなと一喝し、コルルの攻撃を受け止める。無抵抗のガッシュにとどめを刺そうとするコルルを駆けて来たしおりが抱き留め、コルルの爪はしおりの肩に食い込む。元に戻って・・・しおりの優しさに触れ、意識を失いながらコルルの姿は元に戻っていった。
目覚めたコルルは自分がしおりを傷つけたと気付き、ガッシュに本を燃やしてと頼む。コルルの話によれば戦う意思の弱い子供には戦いから逃れられないよう別人格が与えられるという。王を決める戦いの非情さに、怒りを覚える清麿。無理矢理戦わされるコルルを解放するため、清麿は呪文を唱える・・・。「魔界に優しい王様がいてくれたらこんなつらい戦いはしなくてよかったのかな・・・?」コルルの言葉に、ガッシュは優しい王様になると誓うのだった。

「金色のガッシュベル!!」8話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第9話のあらすじ

おい、起きろ!凄いぞガッシュ!!清麿の興奮気味の声に起こされるガッシュ。赤い本の次のページが読めるようになっていたのだ。コルルとの悲しい別れ以来、ガッシュは強くなりたい、と思うようになっていた。さっそく第三の術の特訓に行くが、なかなか発動せず落ち込むガッシュ。 そんな二人の前に魔物フェインとそのパートナー清兵衛が現れる。
街中でも平気で攻撃して来たフェイン、魔界の王になったら自分の思い通りにすると言う。彼には優しい王様を目指す気など無いのだ。フェインをここで倒さなければ、本当に王になってしまうかもしれない・・・「おまえを王様にさせるわけにはいかぬ!!」フェインを倒すべくガッシュは電撃を放つが何故か当たらない。フェインは超高速移動ができる魔物だったのだ。
攻撃が当たらなければフェインを倒す事など出来ない。スギナとの戦いで使ったフォーメーションも破られてしまう。負けるしかないのか・・・!?清麿は思った。だがガッシュは諦めなかった。自らが清麿の盾となってまで勝とうとするガッシュに清麿は勇気をもらう。そして第三の術、ジケルドが発動する。
ジケルドは相手を電気で磁石のようにし、拘束してしまう技だった。超高速移動のフェインもついに拘束される。「二人でもっと強くなろう」戦いの後、清麿にそう言われたガッシュはもっと強くなって優しい王様になる事を決意するのだっだ。

「金色のガッシュベル!!」9話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第10話のあらすじ

帰り道、ガッシュの遊ぶ公園に立ち寄った清麿は公園の外に魔本を持った少年・エシュロスを見かける。反射的に警戒する清麿だったが、ガッシュが困っているのを助けている大男・進一を見てこころの優しい魔物を見つけた!と思わずガッツポーズをとる。この二人なら友達になれるかもしれない・・・と後をつけるが、エシュロスが進一に街を破壊しようと言っているのを聞いてしまう。
進一がそんな事をするとは信じられない清麿とガッシュ。 さらに後をつけていくが、横断歩道で老人の手を引いたりとどう見てもこころの優しい進一に困惑する。学校の前までやってくると、エシュロスはいじめの復讐に学校を破壊しようと言う。進一はこの学校でいじめにあっていたのだ。清麿は気付く、魔物はエシュロスのほうだったことに。そして進一はエシュロスに利用されていたのだ・・・!
人気の無い土曜の校庭。進一とエシュロスの前に清麿とガッシュが立ちはだかる。ガッシュは進一に問う、学校を壊すこと・・・それは本当に自分の意志なのかと。「ママが天国で心配しない大人」になりたくて魔本を手にした進一。しかし結局はエシュロスの言うまま、自分の意志でしたことではないとわかった時、進一は目を覚ます。そしてガッシュと清麿を見て、本当の意志の強さを理解するのだった。
これで進一と戦わなくてすむと思いきや進一はガッシュと清麿に、強い君達だからこそ勝ちたいんだと向かってくる。強い意志のこもった進一の攻撃に、清麿の魔本は吹き飛ばされる。しかし進一は初めて自分の意志を貫いた事に満足し、礼を言って清麿に魔本を返した。そして自分の魔本を捨てる決意をした。ガッシュと清麿と共に母の墓前に行った進一は、しっかり自分の意志を持った強い大人になると誓うのだった。

「金色のガッシュベル!!」10話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第11話のあらすじ

熱を出した清麿のためにガッシュが魚を捕って戻ってくると、清麿は何故かいつもより優しかった。しかし何かが違う。それもそのはず、その清麿は魔物が化けた偽者だったのだ!化けていた魔物の名はキャンチョメ。パートナーと共に遥々イタリアからやって来て、清麿を捕らえまんまと偽者に成りすましていたのだ。・・・が、キャンチョメの本の持ち主・フォルゴレは清麿を捕まえた後どこかに行ってしまったらしく、キャンチョメは一人取り残されていたのだ。
なかなか戻って来ないフォルゴレ。妙な敵に戦う気にもなれない清麿とガッシュ。とそこへ颯爽とフォルゴレが現われた!!ポーズを決めて立っているフォルゴレに駆け寄るキャンチョメ。清麿が今まで何をしていたのかと話を振ったとたん、フォルゴレは清麿を無視してマイペースに事を進めだし、挙句踊りだす・・・。ガッシュがつられて踊っているのを見た清麿、油断はならぬとノリノリなフォルゴレにザケルが炸裂。あっけなくダウンしてしまう。
そろそろ本当に降参しないかと清麿がいうと、カチンときたらしいフォルゴレはよろとろ立ち上がり魔本を開く。ついに戦いが始まるのか?輝きだす魔本・・・「ポルク!」呪文を唱えるとキャンチョメは大砲に変わる!ところがその大砲は姿が化けられるだけで玉は出ないというもの。とんでもなく見掛け倒しなフォルゴレとキャンチョメであった。
キャンチョメは、ガッシュになら勝てるだろうと日本までやってきたのだ。諦めようと言うフォルゴレにも屈しず戦おうとするキャンチョメの本が光り、新しい術が発動する!!しかし、それはキャンチョメ自身が小さくなってしまう術だった・・・。ガッシュの「ジケルド」であっという間につかまって勝敗が決する。負けたにもかかわらず「また来るよー」と笑顔で退場していったフォルゴレ達。一体なんだったのかと呆気にとられながらも悪い奴らではなかったな、と思う清麿だった。

「金色のガッシュベル!!」11話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第12話のあらすじ

魔界の王を決める戦いを続けているシェリーとブラゴ。二人は魔物の子を探して世界各国をまわっていた。ろくに休みもとらず、何かに取り付かれたように戦いに固執するシェリーに、魔物のブラゴの方が心配する。そして戦いの中、とうとう倒れてしまうシェリー。朦朧とした意識の中で、シェリーはとある出来事を思い出していた・・・。
・・・名門ベルモンド家の令嬢であったシェリー。それゆえ厳しいしつけを強いられていた。幼い頃、苦しさのあまり川に身を投げたシェリーを助け、元気づけてくれたのがココだった。以来無二の親友となるが、貧しいというだけでいじめられるココを見てシェリーは心を痛めていた。ある日、シェリーは執事からココが努力の末に奨学生として大学に受かったと聞かされる。これでいじめられる事もなくココが幸せに暮らせる!とココの元に急ぐシェリー。しかし、街は炎に包まれていた。
それはココ自身の仕業だった。ココの手にあったのは魔本。魔物の力を手に入れたココは、今まで自分を馬鹿にしてきた人達に復讐するのだという。その隣で不気味に笑う魔物・ゾフィス。戦いに興味を示さないココの心を操り、憎しみを増長させたのだ。愕然とするシェリーを容赦のない炎撃が襲う!「さよならシェリー」 去って行くココとゾフィス。立ちこめる爆煙の中、うずく まるシェリーの前にはブラゴが立っていた。ドサリと落ちるブラゴの魔本。そしてシェリーは・・・
今度は私がココを救う番・・・!!シェリーは立ち上がる。一刻も早くこの魔界の王を決める戦いを終わらせるため。そして、ココと一緒に幸せになるために。シェリーの魔本が強く輝く。 戦いの後、また倒れてしまったシェリーに上着をかけ、背負うブラゴ。「なぜこの戦いは、こんな弱い人間と組まねばならん・・・」眠るシェリーを背に、ブラゴはそう呟くのだった。

「金色のガッシュベル!!」12話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第13話のあらすじ

最近、清麿の家の近所では風が吹くと色々なものがなくなってしまうという「怪盗つむじ風」が話題になっていた。テレビの影響ですっかり探偵気取りのガッシュは、早速犯人探しの捜査に乗り出す。そしてガッシュの驚異的な嗅覚と清麿の簡単な推理により暴かれた怪盗つむじ風の正体は、 以前戦った魔物・ハイドとそのパートナー泳太だった。ハイドは風を操る術を持ち、それを使って悪事を働いていたのだ。
ガッシュ達と再び戦うことになった泳太とハイド。だが数々の戦いをくぐり抜けて来た清麿とガッシュは、以前よりもはるかに強くなっていた。その成長ぶりに戸惑うハイ ドは一旦その場から去るが、鈴芽ら清麿の友達を人質に、 ガッシュ達を廃工場へとおびき出す。人質を取られているせいでハイド達に翻弄されるガッシュと清麿。窮地に陥るが、友を、互いを思う清麿たちの強い心が次第にハイド達 を押し始める。
清麿の天才的なひらめきにより一気に形勢逆転、追い詰められた泳太はハイドに逃げようという。強くなりたいとハイドの魔本を手にしたはずの泳太だったが、今の泳太はハイドと出会う前の弱虫のままだった。「本当に忘れちまったんだな、俺と出会った時の気持ちを!」そう言い放ちガッシュ達に一人立ち向かっていくハイドの姿に、泳太は本気で戦うことを決意する。その瞬間、魔本が光り輝き、ハイドの新しい術が発動する・・・!
激しい爆発と共に相殺する風と雷。ハイドの攻撃はガッシュに勝るとも劣らないほどの威力だった。戦いは痛み分けに終わったが、その破壊力に泳太とハイドが手強いライバルになったことを改めて実感する清麿とガッシュ。 一方、泳太とハイドは爆風の中、ガッシュ達を煙に巻くようにして、またどこかへと去っていくのだった。

「金色のガッシュベル!!」13話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第14話のあらすじ

鈴芽に誘われ初めてアイドルのコンサートにやって来た清麿。ガッシュも会場に潜り込もうとするが見つかってつまみ出されてしまう。一方、控え室ではアイドル歌手の恵が、小さな女の子に叱られていた。彼女の名前はティオ。 魔物の子供である。人気アイドル・大海恵は実はティオのパートナーなのだ。二人はある魔物に追われていた。もし歌っている最中に襲ってきたら・・・。中止しようという恵に、ティオは私に任せてと押し切る。やはり心配な恵。 そんな中、いよいよ超満員でコンサートは始まった・・・
ティオと魔界で仲の良かった魔物・マルス。しかし人間界 で会った時、彼はティオの本を狙って襲って来たのだった。この戦いは周りは敵だけ、助けてくれる人も仲間もいない・・・。マルスの襲撃に備え、緊張しているティオの前にガッシュが偶然居合わせる。諦めきれず会場に入れる所を探していたのだ。魔界の頃の記憶をなくしているガッシュはティオの事が分からない。そこへ嘲り笑ったマルスが現われる。
自分を攻撃してもいいからコンサートには手を出さないでとティオは必死に頼むが、マルスは全く聞き入れない。繰り出された攻撃にティオは思わず目をつぶる。しかし当たるはずの攻撃が来ない。目を開けたティオが見たのは、自分の代わりに攻撃を受け止めているガッシュの姿だった。 ガッシュはティオに清麿を連れてくるように言う。自分達を助けようとしているガッシュにティオは戸惑い、恵を連れて戻る。
戻ってみると、ボロボロのガッシュが倒れていた。ティオが得意とするのは守りの術。マルスの攻撃を防ぎ続けるが、ついに破られてしまう。恵だけでも助けて・・・とガ ッシュの方を振り返るが、ガッシュの姿はなかった。 「・・・逃げるのが当たり前ね・・・」それでも果敢に立ち向かおうとするティオ。とどめを刺そうとマルスの一撃がティオを襲おうとしたその時!ティオの横を走る電撃がマルス達を吹き飛ばす。そこにいたのはガッシュ、そしてガッシュの本の持ち主・清麿だった。容

「金色のガッシュベル!!」14話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第15話のあらすじ

ボロボロになりながらも戦うティオと恵。絶体絶命と思われたその時、助けに現われたのがガッシュと清麿だった。 ティオが知っているのは弱虫だった昔のガッシュ。しかし 今、目の前にいる彼はマルスと互角に戦えるほどたくましくなっていた。恵は懸命に戦うガッシュ達の姿を見て、私達も一緒に戦おうというが、ティオの心にはまだ迷いがあった。
今はマルスと戦ってはいるけれど、倒した後、今度はガッシュ達が自分達に襲いかかってくるのでは?結局は自分達以外は敵なのではないか、と思ってしまうティオ。魔界の王を決める戦いになったとたん、マルスは簡単に変わってしまった。裏切られたティオは、恵以外の誰も信じられなくなっていたのだ。しかし、ガッシュは人間界に来ても変わっていなかった。魔界にいた頃の心優しいままのガッシュに、ティオは共に戦う決意を固める。
そして二人の連携プレーにより、マルスは見下してきたガッシュとティオに敗北するのだった。マルスが魔界に帰っ た・・・次は自分たちが戦う番だ。そう覚悟したティオだったが、ガッシュ達は戦おうとはしなかった。ティオ達が 「いい奴ら」だから戦いたくないというのだ。納得できないティオ。ティオの頭にマルスの顔がよぎる・・・簡単に信じられない。しかしガッシュは続ける、自分が戦っている のは優しい王様になるためだということを。
ガッシュはコルルのことを話し出す。無理矢理戦わされていたコルル。優しい王様になってこんなバカな戦いを終わらせたい。ティオならもしいつか自分が負けても、代わりに優しい王様になってくれるかもしれない。ガッシュの言葉に心打たれたティオは、一緒に「優しい王様」を目指すことを約束した。孤独な戦いの中で、お互い初めて出来た信頼できる仲間。今まで張り詰めていたものがなくなり、やっと安心して眠るティオを恵は笑顔で見守るのだった。

「金色のガッシュベル!!」15話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第16話のあらすじ

清麿が学校から帰ってくると、部屋に鈴芽の石像が置いてあった。ガッシュによると石像ははじめ家の前にあったらしく、しかも挑戦状のオマケ付き。「石像の女は預かった。 午後三時までにモチノキ港8番倉庫こい」とある。時計の針は二時五十分をさしていた。急いで駆けつけるガッシュと清麿。中から現われたのは彫刻が趣味な自称不死身の魔物・ロブノスとパートナーのリュック。ガッシュをコケにしにきたというロブノスに清麿は怒りのザケルを唱える!
ロブノスの術は目から出すレーザービーム。ラシルドで跳ね返すガッシュ達。しかしロブノスのビームは壁の反射をも利用出来るものだった。即座に反射角を計算しラシルドを唱える清麿。だが今度は計算の合わない角度からビームが飛んできてガッシュに命中してしまう。予測不能のビー ムが二人を襲う!ガッシュにまたしてもビームが当たる・・・ が、その瞬間を見た清麿はある事に気付く。そして清麿はザケルで倉庫内の荷物を破壊しだす。
とうとうヤケになったかとロブノスは清麿を嘲りビームを チャージする。その時パリン、と清麿達の後方で荷物の残骸が割れる音がした。「ガッシュ!後ろだ!」清麿がジケル ドを唱えると、隠れていたもう一人のロブノスが壁にうちつけになる。ロブノスは分身していたのだ。清麿はガッシュに当たったビームが実は2本だった事からその謎を暴いたのだった。形勢逆転と思いきや、ロブノスは分身と合体する。
合体したロブノスの力は圧倒的だった。清麿は必死に突破口を探し・・・そしてひらめく!コンビプレイから鉄筋をロブノスの頭へ突き刺し、ビームをチャージする瞬間を見計らってザケルで鉄筋を狙う!電撃が加わり頭部は爆発。敵のエネルギーを利用した見事な作戦勝ちだった。鈴芽を返せと清麿が迫ると、彫刻はガッシュ達をおびき出すためのもので実際はさらっていないという・・・呆気にとられている清麿に、ロブノスは「イギリスでガッシュに似た奴を見かけた」と言い残し消えていった。

「金色のガッシュベル!!」16話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第17話のあらすじ

いよいよ夏休みが始まる。魔物との戦い等で、このところ忙しかった清麿はすっかり忘れていたのだが、クラスの友人達と遊ぶ約束をしていた。しかし明後日は林間学校。その次の日からは父のいるイギリスに行くことになってい る。イギリスではロブノスの言っていた「ガッシュに似た奴」の事やガッシュの記憶について調べなければならないので戻ってくるのは二学期。そのため、友人達との約束は明日一日ですべてやらなくてはならないのだった。
ガッシュも清麿と遊びたくて早く終わらせようと大ハリキ リ!!清麿について行き、見事・大活躍?のガッシュであった。野球に虫取り、魚釣り。1000点先取の卓球対決、ツチノコ探しとUFO呼び出し・・・。ボロボロになりながらも全てをクリアする清麿。やっとのことで約束を果たしたと思ったら、翌朝すぐに林間学校へ。面倒事はごめんだとガッシュを家に置いてきたつもりの清麿だったが、ガッシュは凄まじい執念でついて行くのだった。
林間学校では、清麿はカレーを作る係。何か皆に期待の目を向けられていると思ったら、同じ係りの鈴芽によって包丁も持った事のない清麿がいつの間にかカレー作りの天才という事にされていた・・・。その噂で校長先生まで呼ばれてきているではないか。「やるしかないのか・・・?」ガッシュも乱入し、皆の痛い視線を尻目にハッタリと勢いに任せて出来たカレーは・・・大災害を引き起こして幕を閉じた。
落ち込んでいる清麿に、クラスの皆は一緒に遊ぼうと笑顔で迎える。きのこ狩りや川遊び、夜にはお約束のきもだめ し。一日中遊び倒した清麿は、バンガローでぐったりとしていた。ガッシュはゆっくり休めと声をかけるが、それでも動こうとする清麿。「こんな楽しい夏休み・・・ムダに過せるかって」ちょっと前までは友達がいなかった清麿にとっては、初めての友人達との楽しい夏休み。そんな大切な夏休みを満喫して、清麿とガッシュはイギリスへと旅立つのだった。

「金色のガッシュベル!!」17話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第18話のあらすじ

夏休み、大学教授の父に会うためロンドンにやって来た清麿とガッシュ。大学へ行く途中、二人は道端で女性達の黄色い声を聞く。何かと視線をやると、以前戦ったキャンチ ョメの本の持ち主・フォルゴレのコンサート会場があった。フォルゴレがいるということは・・・。嫌な予感のする清麿。知らん振りをしてその場を立ち去ろうとするが、 やはりキャンチョメに見つかってしまう。
キャンチョメは困っていた。コンサート直前だというのに肝心のフォルゴレが行方不明で探して欲しいという。清麿はフォルゴレなど探している暇はないと退散しようとするが、ガッシュは探してやろうという。しぶしぶ引き受ける清麿。かくして三人のフォルゴレ捜索が始まった。韓国旅行をしているはずの鈴芽や、写真集の撮影をしているティオと恵には出くわすが、フォルゴレはなかなか見つからな い。
フォルゴレの匂いを頼りに捜すガッシュ達が最初に行き着いたのはお菓子屋だった。そこの女性店員は確かにフォルゴレが来てお菓子を大量に買って行ったという。そして帰り際にムネをもんでいったと。切れそうになる清麿。次に行った花屋でもおもちゃ屋でも、買い物をした後フォルゴレは女性店員のムネやオシリをさわっていったと言う。コ ンサートの時間が迫り、キャンチョメがこんなに心配しているというのに女性の事しか考えていないフォルゴレに清麿の堪忍袋の緒が切れる!!
病院へと辿り着く清麿達。女の敵!!と完全に切れている清麿は、フォルゴレを見つけるやいなや凄い勢いで追い掛け回す。しかしフォルゴレがいたのはとある病室だった。 病気で入院している子供達に買ってきたお菓子や花、おも ちゃを配っているフォルゴレ。彼はここの女の子から手紙をもらい、「独占コンサート」をしに来たのだった。笑顔の子供達。そんな様子を見た清麿はフォルゴレに「生き残れよ」と言い残し病院を後にするのだった。

「金色のガッシュベル!!」18話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第19話のあらすじ

イギリスで清麿は荷物を盗まれてしまった!必死で追いかけ捕まえた少年の名はセッコロといい、何故かガッシュと仲良くなってしまう。腕に酷い怪我をしていた彼を放っておけず、治療のため、清麿は父のいる大学まで連れて行くことにする。しかし、いざ大学に到着してみるとそこに父の姿はなかった。荒らされた研究室に残っていたのは人間のものではない足跡、そして綺麗な花だけ。その花を見た途端、セッコロの表情が一変。怯えている・・・?セッコロの様子に気付いた清麿は何か知っているのかと問う。
セッコロの話によると、半年前くらいから近くの古城に悪魔が住み始め、周辺の住人達は様々なものを貢がされていた。そして従わない者のところには鎧の騎士が襲ってきて、人をさらっていくというのだ。騎士たちが去った後には必ずあの花が残されているらしい。セッコロの両親も古城に行ったきリ帰って来ないのだと言う・・・清麿の父もどうやらその古城の悪魔にさらわれたようだ。父を助けるため、古城へと向かうガッシュと清麿。途中キャンチョメとフォルゴレが助太刀にやって来て同行することとなる。
古城に潜入したガッシュたちの前に現れたのは、鎧騎士団。いくら攻撃しても立ち上がってくる鎧騎士に苦戦する。ザケルが全く効いていないようだ。そして空洞の鎧の中にはあの花が!!驚愕するガッシュたち。ジケルドで何とか鎧騎士を片付け先を急ぐ。次の部屋では大量の剣の攻撃をラシルドで撃退。第三の部屋へと進む。そこは落し穴のトラップが仕掛けられている部屋だった。キャンチョメ とフォルゴレは落し穴に落ちてしまう!何とか助かったガッシュと清麿はついに王座の間まで辿り着く。
扉を開けると、そこに待ち構えていたのは数十メートルは あろうかという巨大な魔物・バルトロ。そしてそのパート ナーであるステングだった。怯んだら負ける!!清麿たちの先制攻撃がバルトロを襲うが、バルトロは何事もなかったかのように平然としている。まるであの鎧騎士たちと同じ様な・・・。清麿はバルトロについている花に気付く。そしてバルトロの能力が花を使って物を操る力だという事を鋭く暴き出した!!勝機が見えたと思ったのも束の間、落し穴に落ちたはずのフォルゴレたちが人質にとられてしまっていたのだ・・・!!

「金色のガッシュベル!!」19話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第20話のあらすじ

バルトロの弱点が花であることを見破った清麿とガッシュ。しかし、いつの間にかフォルゴレとキャンチョメが人質に取られてしまっていたのだ!!二人を助けたければ魔本を渡せと脅すスティング。悩む清麿を尻目に、TV番組のヒーローに倣って魔本を渡そうとするガッシュ。清麿が止めようと騒いでいるとその隙をつかれ、あっさりスティ ングに魔本を奪われてしまう。無抵抗の二人をムチで痛めつけるスティング。彼は何者かの依頼で清麿たちをおびき寄せるために清麿の父親をさらったことを明かす。
とどめを刺すべく、清麿たちの頭上にバルトロの巨大な足が迫ったその時、セッコロがステングから魔本を奪った! セッコロは清麿とガッシュに勇気をもらったんだと、両親を助けたい一心で城まで乗り込んできたのだ。自分の中の恐怖にうち勝ち、自慢の俊足で清麿に魔本を届ける。フォルゴレたちも自力で危機を脱し、いよいよ反撃開始!ザケルで次々と花を燃やし、見事・巨大なバルトロを倒す清麿とガッシュ。魔物の本体はなんとガッシュよりも小さな可愛らしい姿をしていた。一瞬気を抜いた隙にステングはバルトロを連れ、逃げてしまう。
ガッシュと清麿の勝利・・・と思いきや、城が崩れ始め た。スティングが去り際に城の支柱を壊していったのだ。 捕まっている村人達を助けようと奔走する清麿たち。その混乱の中、清麿はついに父・清太郎と再会する。一年ぶりの対面・・・しかし喜びも束の間、セッコロの両親が地下牢に閉じ込められていることを知らされる。危険だと言う清太郎に清麿は「人の命がかかってるんだぞ!!」と皆の制止を振り切りガッシュ・セッコロと共に地下へと向かう。 以前の清麿からは想像もつかない言葉。その姿に驚きと喜 びをおぼえるながら、清麿を変えてくれたガッシュに感謝する清太郎だった。
崩壊した城の瓦礫の中から、無事セッコロの両親を救い出し帰還した清麿たち。皆に笑顔で迎えられ、改めて生還と再会を喜び合うのだった。一方その頃、森の中を逃げるス ティングとバルトロの前にガッシュそっくりの少年が立ちはだかる。清太郎をさらわせ清麿たちをおびき出すことを依頼した張本人である少年。スティングは依頼の件について清麿が魔本の持ち主など聞いていないと抗議するが、それは無駄だった。ザケルとは比べ物にならない凄まじい電撃の柱が立ち昇る。彼らを打ち倒すと、少年は森の中へと消えていったのだった・・・。

「金色のガッシュベル!!」10話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第21話のあらすじ

スティングとバルトロの魔の手から救われたことを祝い、 村ではパーティーが開かれた。その席で清麿は父・清太郎 に、魔界の王を決める戦いなどこれまでの経緯を説明する。そして、清太郎からガッシュを初めて見つけた森の場所を聞き出す。イギリスまで来た目的であるガッシュの過去を探るため、二人はその森へ行ってみることに。しかし最近その森には妖精が出るという噂もあり、清太郎は気をつけたほうが良いと言うが・・・
翌朝、早速森へと出かける清麿とガッシュ。戦いから幾日もたっておらず、丘を登るにもヘトヘトな清麿に対し、ガッシュは元気そのものだ。森の手前の村までやっと辿り着いたが、村人に避けられていた。人々はガッシュの顔を見た途端、恐れをなして逃げ出していくのだ。犬にまで吠えられる始末。とそこへ、ロケバスに乗った恵とティオが現われる。彼女達も今しがたガッシュによく似た少年を見かけたと言う。それを聞いた清麿は、ロブノスの言っていた事を思い出す。
森へ入った途端、清麿とはぐれてしまうガッシュ。蛇に追いかけられている途中で、ガッシュは「森の妖精」に助けられる。清麿が追いかけてくると、それは妖精の格好をしたあのコスプレ教授・ダルタニアンだった。彼にこの森で半年前に謎の大爆発があったことを知らされた清麿たちは、 その爆心地へと案内してもらう。そこは、まるで隕石が落ちたような跡だった。とその時、突然ガッシュはガタガタと震えだし、体が金色に激しく輝き始めたのだ・・・!!
光が収まった後、ガッシュは清麿に、取り戻した記憶の断片をポツポツと語り始めた。ガッシュは魔界から来た当初、本の持ち主が見つからずこの森でずっと暮らしていたのだと言う。そんなある夜、ガッシュと同じ顔の少年が現われた。彼はガッシュへの激しい恨みの言葉と「ザケル」の呪文を浴びせ、最後にガッシュの魔界での記憶を消して立ち去っていった。そこまでしか思い出せず、自分は何者かと錯乱するガッシュをなだめる清麿。ついて来ていたダルタニアンに清麿の鞄も光っていたと指摘され、中の魔本を開いてみると、そこには第四の呪文が出現していたのだった・・・。

「金色のガッシュベル!!」21話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第22話のあらすじ

新たに出現した第四の術の威力を試そうと海辺にやって来たガッシュと清麿。その時、何やら楽しい歌声が聞こえて来る。その歌声に誘われて行ってみると、可愛らしい少年が歌いながら踊っていた。ガッシュもつられて一緒に踊っ ていると、突然小さな女の子がフライパンで殴りかかってきた!女の子の名前はジェム。踊っていたのはヨポポという魔物の子供で、ジェムはヨポポの本の持ち主だと言う。 しかしジェムはヨポポの事をあからさまに嫌っている様子・・・。清麿達はとりあえずお昼を一緒に食べる事にす る。
ジェムの話によると、ヨポポの歌と踊りには魔物を引き寄せる力があると言う。出会ったばかりの頃、二人はとても仲が良かった。へそ曲がりなジェムは、いつも近所の子にいじめられていた。それで泣いていると、得意の踊りで元気付けてくれたヨポポ。しかし、皮肉にもその踊りに引き寄せられてやってきた魔物・キクロプによって、ジェムの家族は大怪我を負ってしまった。ヨポポが悪いわけではないと清麿達は言いかけるが、それで嫌っているのではないと言う。その魔物をまた呼び寄せ仕返しをするために、ヨ ポポはこの一ヶ月、自分がいくら休めと言っても一睡もせずに踊り続けていること・・・「だから、あの子が嫌いなの!」 ジェムの目には涙が溢れていた。
清麿達とジェムがその話をしているまさにその時、ヨポポは一人、再び現われたキクロプに立ち向かっていた。大好きなジェムを戦いに巻き込まないように、ジェムを傷つけないように、ヨポポは自分ひとりでキクロプと戦おうとしていたのだ。魔法も使えず、絶望的な戦いを続けるヨポポ。絶体絶命と思われたその瞬間、清麿・ガッシュ・ジェムが駆けつける!!キクロプの恐るべき防御力の前に、ヨ ポポの攻撃魔法・ドレミケルも歯が立たない。ならばと清麿は第四の術を唱えるが何故か術は発動しない。そしてその間にキクロプの炎の拳がジェムの魔本をかすめる・・・!!
「ダメ!ダメ!」泣きながら必死に火を消そうとするジェム。しかし火は消えない。ジェムがヨポポの方を向くと、 ヨポポは・・・笑った。自分が消えてしまう事も気に留めず、 ただジェムが無事ならばそれでよいと・・・ジェムを守るため、そのまま敵に突っ込んでいくヨポポ。二人の姿に心動かされた清麿がありったけの思いを魔本にぶつけ絶叫した時、ついに第四の術、バオウ・ザケルガが発動する!!敵は倒したが、ヨポポの魔本についた火が消える事は無い。 消えゆくヨポポに謝るジェム・・・するとこれまで「ヨポポイ」 としか喋れなかったヨポポが初めてジェムの名を呼んだ。 泣きながらヨポポを抱き締め、ジェムは言った。本当は大好きよ、と。ジェムの気持ちがヨポポに伝わった時、涙と共にヨポポも消えていった。

「金色のガッシュベル!!」22話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第23話のあらすじ

夏休みもあとわずか。ついにイギリスを後にする日がやってきた。清太郎や見送りに来てくれたセッコロ達に別れを告げ、久しぶりに日本へと帰ってきたガッシュと清麿。荷物受取所で荷物が出てくるのを待っている二人・・・しか しベルトコンベアに乗せられて来たのは馬のぬいぐるみのような謎の生物!? 「メルメルメー!!」 ガッシュに飛びつくその生物。どうやら以前からの仲良しらしく、ひとまず安心した清麿は撫でようと手をのばす。 が、ガブッと激しく噛み付かれてしまう。家で飼おうという言うガッシュに断固反対の清麿。こんな凶暴犬(?)飼えるか!と一蹴し、自分の荷物の整理を始めるが、中に魔本が一冊紛れ込んでいるのを発見する。
ガッシュの魔本ではない・・・ということは。魔本を見せるとコクンと頷き背負ってポーズをとるこの“犬”、どうやら魔物らしい。魔本を縛っているヒモをとこうとして苦戦している“犬”に清麿は気を利かせてハサミで切ってやるが、涙目で激しく何かを訴えられてしまう。清麿の方は何を言っているのかさっぱりわからず、逆上した“犬”は 清麿に襲いかかる!ファイトの最中、度やって来た鈴芽やティオ達。それぞれ「馬!」「ロバ!」「羊君!」と好き勝手に解釈し呼ぶが、すぐに“犬”はなつく。清麿だけにを剥き、相変わらず生意気な態度の“犬”に、ついに清麿は「出て行け!!」と怒鳴り、追い出してしまう。
脱兎のごとく走り去る“犬”。清麿はガッシュとティオを 部屋の外へと促し、アイツは魔物だという。いつ襲ってくるかわからない奴を置いてはおけないと。しかし納得できないガッシュは一人“犬”を捜しに家を飛び出す。複雑な顔のティオもその後を追ていってしまう。何となく気まずい清麿。部屋に戻ろうとドアを開けると、話を聞いていたらしい鈴芽たちが口々に清麿を非難する。どうにも収拾がつかず、困り果てた清麿は仕方なく自分も“犬”を捜しに家を出る。ティオに追いつくと、ティオは清麿にもしあの子が一人だとしたらあの子の気持ちがわかると言う。
やっと見つけたガッシュと“犬”は街中で飼主を求めて一生懸命、通行人に声をかけていた。魔本を見てもらおうと本をかざすが、見向きもしない通行人たち。やはりあの “犬”は本の持ち主が見つかっていないようだ。それを目 にしたティオは、自分が恵に出会うまで、ずっと一人で心細かったこと、寂しかったことを清麿に話す。清麿の目に映る必死の“犬”。そしてついに本の持ち主が見つかるまでの間、家に置くことを認めるのだった。しばらく家に置 くのだから名前を決めなくてはと、みんなの期待の前、清麿が付けた名前。それは「ウマゴン」。しかし本当の名前はシュナイダ-・・・不満に思ったウマゴンに清麿は最後まで噛み付かれるのだった。こうして清麿の家に二人(?)目の魔物、ウマゴンが暮らすこととなったのだ。

「金色のガッシュベル!!」23話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第24話のあらすじ

新学期早々、ガッシュが壊した塀の修理のため、買い物に出かけた清麿。その帰り道、清麿の姿を見かけた鈴芽が、 赤信号の横断歩道を渡ってくる。迫り来る自動車。清麿が助けようと車道に飛び出した瞬間、呪文の声が響いた。 「リグロン!」何本もの鍵爪のついたロープが自動車を持ち上げ、鈴芽を救った。可愛らしい魔物の子が、掌からロ ープを出していた。傍らには、空色の魔本を手にした金髪の青年。清麿は青年を追いかけようとするが、旅人風のその青年は、魔物の子と共に立ち去っていった。
清麿が歩いていると、さっきの青年が公園で子供たちに囲まれ、様々な楽器を奏でていた。初めてのハーモニカも何なくこなす青年は、何か不思議な能力を持っているらしい。彼の名はアポロ。魔物の子・ロップスを連れて、世界中を自由に歩く旅人。魔本の威力や魔界の王を決める戦い に心をとらわれないアポロに、清麿は底知れぬ力を感じる。ガッシュを優しい王様にしたいと清麿が話すと、アポロの眼が輝いた。自分には無いものを清麿に感じたというのだ。そして、アポロは言った。「清麿、僕と戦わないか?」
戦う理由に納得のいかないまま、清麿はガッシュを探す。壊した塀の修理に失敗し、自信をなくしたガッシュは、泣きながら清麿の前から走り去る。公園で涙にくれるガッシュの前に現れたのは、〝コルルのお姉ちゃん〟しおりだった。「優しい王様になってね」と約束し、消えていった魔物の子・コルル……。最後まで勝ち残り、みんなが二度とつらい戦いをしなくて済むように、優しい王様になる。誓いを新たにしたガッシュは、清麿と共に戦いの場へと向か う。
決戦の場は町外れの採石場。戦いを避けようとする清麿だが、ロップスは力のロープを駆使し、次々と岩を投げつけてくる。アポロは楽しそうに言う。「君の大きさ、強さを見せてくれ!!」と。清麿はやむなくザケルで応戦し、巨岩を砕き、アポロの頭上に破片を雨あられと降らせる。だが、アポロは不思議な能力で、降り注ぐ岩石を全てかわしてしまった。アポロの投げた岩のかけらが、愕然とする清麿の手から赤い魔本を撃ち落とす。慌てた清麿とガッシュが手を伸ばすよりも早く、ロップスが赤い魔本に掌をかざしていた。

「金色のガッシュベル!!」24話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第25話のあらすじ

清麿とガッシュの前に、アポロとロップスが立ちはだかる。 ラシルドで跳ね返した岩石でさえ、アポロはすばやく身を かわした。それならば……清麿は気合を込めて叫んだ。「第四の術!バオウ・ザケルガ!!」 しかし、その声は空しく木霊するだけ。焦る清麿に、ロップスの放った巨岩が迫る。間一髪、ガッシュが生身のタックルでそれを防ぎ、弱気になる清麿を叱りつけた。コルルとの約束を忘れたのか、私を優しい王様にしてくれるのではなかったのか、と。
清麿とガッシュの反撃が始まる!心の通じ合った攻撃、 勝利への執念。一瞬の隙をついて、ついにロップスにダメー ジを与えることに成功した。 けなげに立ち上がるロップスに、ガッシュが呼びかけた。 「そこまでしてこの戦いに勝ちたいのは、どうしてなのだ!?」 ロップスが戦う理由、それはかつて自分の本の持ち主だっ た、幼い姉弟のためだった。国境を封鎖し、自由を奪ったフェンスのせいで、ロップスは姉弟と離ればなれになり、 新たに本の持ち主となったアポロとの旅を始めたのだ。
自由な王様になりたい!アポロとロップスは最大の技、 ディノ・リグノオンで巨大な岩を持ち上げる。 優しい王様になるんだ! 清麿とガッシュも、最強の技を 繰り出す。 「バオウ・ザケルガ!!」 ガッシュの口から電撃の竜が飛び出し、巨岩に喰らいつき、粉々に噛み砕いた!
爆風で吹き飛ぶ清麿。まだ戦わなければ……しかし、力を使い果たして動くことが出来ない。 青空のように爽快に笑うアポロも、同じく力を使い果たしていた。「決着はまたにしようよ」 ガッシュとロップスは友達になり、清麿はアポロを自宅に誘った。必ず行くと約束するアポロ。 しかしロップスは気まぐれで、清麿の家の方とは違う道を選んだ。アポロもまた自由を求める旅を続けようと、町を後にするのだった。

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「金色のガッシュベル!!」第26話のあらすじ

「オレが一緒にいない時は、ガッシュはいったい何やってんだろ?」不思議に思う清麿をよそに、一人で遊びに出かけたガッシュ。街には楽しいものがいっぱい。公園ではナオミちゃんに追いかけられたけど、お弁当の時間が来ればゴ キゲン……お弁当が無い! ナオミちゃんから逃げる時、落としてしまったらしい。涙にくれるガッシュの前に、巨大 なおばあさんが現われた。馬場アンアン。見た目は物凄く怖いけど、自分のお弁当を分けてくれた、とても優しいおばあさん。
お弁当を分けてくれたお礼に、ガッシュはアンアンの人探 しを手伝うことにした。アンアンは一人息子の結婚相手・ ヒロミに会いたい一心で、歩いて山を越え、町に来たのだ。 ヒロミがいい子なら良いなと言うガッシュに、アンアンは優しく微笑む。でも、チャラチャラしていて髪を染めているような、いい子じゃなかったら……アンアンは不気味に唸る。「殴り殺すかもしれんのう」……単なる冗談だと、アンアンは言うのだが……
ガッシュの心配も知らず、現われたヒロミは、髪を染めて、 チャラチャラしていた! 鬼神と化すや、ヒロミの乗ったバスを追って駆け出すアンアン。ヒロミが殴り殺されてしまう! 何とかアンアンを止めようとするガッシュも、 ダッシュをかける。アンアンより先にバスに追いついたが、 車は急に止まれない。ガッシュはバスに衝突して気絶してしまった。
目を覚ましたガッシュは、ヒロミの前に立ちはだかるアンアンの姿を見て慌てる。けれど本当は、自分の結婚指輪をプレゼントしようと、アンアンはヒロミを追いかけたのだった。嬉しさに涙の止まらないヒロミも、心の綺麗ないい子 だった。ヒロミを優しく抱きとめるアンアン。母の愛の素晴らしさに心打たれて、ガッシュもまた涙を流していた。 清麿の知らないところでも、ガッシュは少しずつ、少しず つ成長している。

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「金色のガッシュベル!!」第27話のあらすじ

世界的に有名な美術品、シェミラ像が日本にやってきた。 運んできたのは貿易商のゴルドーと魔物のダニー。像を守る仕事に誇りを持てないダニーを、ゴルドーは〝ダニーボーイ〟と呼んで半人前扱いする。気に食わないダニーは、 使いに出された先でガッシュと出会う。ガッシュは清麿から、シェミラ像を見ればブリの百倍の感動が味わえると聞いて、ウマゴンと見に来たのだ。俺がシェミラ像を運んで来たとダニーが言うと、ガッシュの目は尊敬に輝く。ダニーは照れながら、ガッシュにだけ一般公開前のシェミラ像を見せてやることにした。
美術館に戻ると、シェミラ像はギャングたちに奪われていた。どうやら港に停泊中の船に積み込まれたらしい。ガッシュは清麿へのメモをウマゴンに託し、ダニー、ゴルドーと共に船に乗り込む。ギャングたちをなぎ倒してゆくダニー。マシンガンで撃たれても、ゴルドーが魔本を開いて 「ジオルク」の呪文を唱えると、傷は見る間に回復する。 しかし、ギャングのボスはゴルドーを人質に取った。ワシ の命など構わずに像を守れと言うゴルドーだが、ダニーはついに動くことが出来なかった。ギャングのボスを倒したのは、駆けつけた清麿の「ザケル」だった。
ギャングたちは警察に逮捕され、ダニーはガッシュにシェミラ像を見せてやることができた。が、ギャングのボスがタンクローリーを奪い、シェミラ像をのせたパトカーに衝突した。車の方に倒れてくるタンクローリーを、ダニーが飛び出して支える。このままでは像もろとも下敷きになっ てしまう。ダニーは電撃でタンクローリーを吹き飛ばしてくれと、ガッシュに頼む。しかしザケルを放てば、車に残 されたダニーの魔本が燃えてしまう。悩み苦しむガッシ に、ゴルドーが言った。ダニーを一人前の魔物にして、魔界に帰してやってくれと。
ガッシュは涙を振り払い、ザケルを放った。ダニーは血まみれになって笑いながら、シェミラ像を入れたケースをゴルドーに差し出した。ダニーの魔本は、青白い炎に包まれていた。ゴルドーは燃える本に手を置いて「ジオルク」を唱え、ダニーの火傷を癒した。命を賭けて仕事をやり遂げたダニーが、きれいな姿で胸を張って魔界に帰れるように。ゴルドーはもはや、ダニーを〝ボーイ〟とは呼ばなかった。なぜならダニーは一人前の男であり、〝わが息子〟 だから……。ゴルドーに抱かれた腕の中で、ダニーは消えていった。

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「金色のガッシュベル!!」第28話のあらすじ

魔物の子・ティオと魔本の持ち主・大海恵は、楽しそうに電車に揺られていた。今日はガッシュと清麿の二人と、遊園地でのデートなのだ。待ち合わせまでの時間潰しに、ティオと恵は、街の店を見て回ることにした。二人が立ち寄ったブティックに、恵に背格好の似た女性・マリルが入ってきた。恵を見るなり、互いの服を取り替えようと言うマリル。面白そうと恵は頷く。だが、恵が試着室を出ると、 マリルは姿を消していた。洋服を交換したのは、従者・カラオムの目をごまかして店を抜け出すための、マリルの作戦だったのだ。
捜しに行こうと店を出た途端、恵はカラオムに捕まってしまう。恵が事情を話すと、カラオムは、マリルがカルノア王国の王位継承者であり、反対派に命を狙われていることを告げた。放って置けないと、街へ飛び出す恵とティオ。 しかし、ティオが重大なことに気付いた。命を狙われている王女の服を恵が着ているということは……案の定、殺し屋が恵に銃口を向ける。オトリになる恵。捜索を続けるティオ。マリルを見つけたティオは、涙ながらに恵の窮地を 訴える。自由な時間を満喫していた王女の、目の色が変わった。
マリルとティオは、暗殺者に捕らわれている恵とカラオムを見つけた。魔本を恵に渡し、一気に殺し屋を倒そうとするティオ。その時、マリルが毅然として殺し屋の前に進み出て言った。「私とて半端な覚悟で王位を受け継いだ訳ではない! 我が命愛しさに関係なき者を盾にしては、末代までバカにされるわ!!」 殺し屋の放った銃弾が、凛として立つマリルに迫る。ティオは魔本を恵に投げる。「マ・セシルド!!」術の盾が銃弾を防ぎ、サイスが殺し屋を弾き飛ばした。
すまなかったと謝るマリルだが、ティオはあくまで不機嫌そうなふりをしていた。マリルが一人で戦おうとした、そのことが許せないというのだ。そんなティオの姿を、恵は微笑みながら見守っていた。マリルは昔のティオに似ている。周りの人々を傷付けないために、ひとりぼっちで戦おうとしていたティオに。これからは一人では戦わないと約束したマリルに、ティオと恵は別れを告げ、遊園地へと駈けていった。

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「金色のガッシュベル!!」第29話のあらすじ

恵達との約束の時間よりだいぶ早く、遊園地に着いてしまった清麿とガッシュ。ただ待っているのも退屈だし、と先に中を見て回る事にする。身長制限120センチのせいでスーパーシャトルに乗れず、泣き叫ぶガッシュ。その時、 清麿の耳にシャトル乗り場で地団駄を踏んでいる子供の声が聞こえて来る。魔物の子パピプリオ、本の持ち主・ルーパー、そしてヒゲとその魔物・ゾボロン達が騒いでいた。 ヒマラヤ山中で出会った彼らは互いの弱点を補い合うべく コンビを組み、敵を探して日本へとやってきていたのだ。
おかしな奴等がいるな・・・と清麿が思ったその時、乗せてく れないなら壊してやる!とパピプリオがシャトルを壊そうとしている、ルーパーの手にあるのは魔物の本!清麿は反射的にザケルを唱え、彼らを空のプールへとおびき寄せる。パピプリオの攻撃は口から液体を発射する・ダレイ ド。ガッシュは彼らの先制攻撃を足に浴びてしまう。一方、ゾボロンの放つ光球・ドグラケルを避けたと思った瞬間、ガッシュの動きが止まる。ダレイドは動きを封じるためのものだったのだ。動けなくなったガッシュにドグラケルが迫る!!
間一髪、当たる寸前にガッシュのクツが脱げ、なんとかドグラケルをかわす二人。一緒にいては相手の格好の的。相手の注意力を分散させようと二手に分かれ、反撃を試みる清麿とガッシュだったが、猛スピードで突っ込んで来るルーパーとパピプリオに行く手を阻まれる。隙をつかれ、ルーパーに投げ飛ばされる清麿。目前に、ゾボロンのドグラケルが!!ガッシュの捨て身のタックルで何とか危機を逃れた清麿。敵の絶妙なコンビネーション攻撃に愕然とするが、清麿はふとある事を思い出し、空に向かってザケルを放つ。
清麿の行動を追い詰められての錯乱行動ととらえたヒゲは、とどめを刺さすべく追尾型の光球・オル・ドグラケルを唱える。その威力はラシルドをも破壊してしまう。さら にポレイドの毒により、体がしびれて動けなくなってしまったガッシュをオル・ドグラケルが襲う。「マ・セシル ド!!」二人の目の前に現われた巨大な盾。それはティオの守りの術。空を駆けのぼる電撃は、恵とティオに自分たち の居場所を知らせるためのものだったのだ。「さ、一緒に戦 いましょう!!」今、強力な仲間を得た清麿達の第二戦が幕 を開ける!!

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「金色のガッシュベル!!」第30話のあらすじ

遊園地でルーパー&パピプリオ+ヒゲ&ゾボロンという敵コンビと闘う清麿とガッシュ。そこへ恵とティオが駆けつけ4対4の闘いが始まった。「アイツら許せない!!楽しみにしてたデートの時間を!」怒りに燃えるティオは、いつもより数段グレードアップした迫力だ。猛スピードで襲いかかってくるルーパーとパピプリオに、恵は得意の合気道で、ティオは必殺の首締めでそれぞれ撃退する。なら ば! とお互いのパートナーを入れ替えた陣形・フォーメーション2で清麿たちを挟み込んだ!!
一方からはゾボロンのドグラケル、反対側からはヒゲとパ ピプリオの合体攻撃・ジャイアントスイング・アンド・ ダレイドにより、四方八方に飛び散る接着液が清麿たちを襲う。恵は全体防御魔法・セウシルを唱え光球と接着液をカバーするが、ドグラケルの威力に負け吹き飛ばされてしまう。敵を倒すにはやはり至近距離からザケルで攻撃するしかないと悟る清麿。しかし肝心のガッシュはいまだポレイ ドの毒が抜けきらない・・・そこで清麿は、あることを提案する。
敵に向かって突進するティオ。目前でクルッと反転すると、その背中にはダレイドの粘着液でくっつけられたガッシュが!!敵コンビの不意をつき、見事ザケルがヒッ ト。 ティオは再び同じ攻撃を仕掛けようとするが、今度はヒゲの方が先に拳を繰り出して突っ込んできた!間一髪、痺れが少し取れたガッシュはその身を盾にティオを守る。相次ぐ失敗にとうとう仲間割れを始める敵コンビ。その隙に乗じてガッシュのザケル、ティオのサイスによる同時攻撃が炸裂!ルーパー・パピプリオには逃げられてしまったが、 ゾボロンの魔本は燃え尽きた。
なんとか敵を撃退した四人は、やっと遊園地での楽しい休日を過す。清麿とスーパーシャトルに乗るのを楽しみに来たというのに、ガッシュと同じく身長制限120センチに涙するティオ。気を取り直して他のアトラクションでに乗り楽しむ四人。そしてお昼はなんと恵の手作りお弁当! ティオもガッシュにお弁当を作ってきたのだが、ガッシュの感想は「ブリの方がおいしい」。せっかくの楽しい休日、 最後の最後でぶち切れたティオに首を締められるガッシュであった。

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「金色のガッシュベル!!」第31話のあらすじ

いつものように海でブリを追いかけていたガッシュは、海底でキラキラと光る鏡のかけらを拾う。「キレイだのぅ」 自慢したくてしょうがないと言わんばかりのガッシュに泥棒に盗られるぞ、と清麿は大げさに言う。それをまともに受け取ったガッシュはバルカンの中に大事にしまっておく事にする。その日、清麿のクラスに転校生がやって来た。 名前は響詞音。明るく元気な女の子だ。彼女の連れて来ていた猫・ニャルラトとあっという間に仲良くなったガッシュ。その様子を見た詞音は清麿を一緒に帰ろうと誘う。
土手で寄り道をする四人。ガッシュと戯れるニャルラトを見ながら、詞音は清麿たちに会えてよかったという。詞音 の明るく積極的な性格と、同時に見え隠れする影に戸惑いながらも、好感を抱く清麿。ガッシュももう詞音は友達だと断言する。嬉しそうに笑う詞音。しかしガッシュの持っていた鏡のかけらを見た途端、急に顔色が変わった。その時、「その鏡を渡してもらおうか」声の主はいつの間にか 土手の上に立っていた。その男は黙って魔本を取り出す。 清麿とガッシュは詞音たちを逃がし、戦闘体勢に入る・・・!! 
魔鏡のかけらを渡せと迫られる清麿たち。男は胸ポケットからノリとはさみを取り出し呪文を唱えると、それは魔物・ノリトハッサミーに変化した。ノリトハッサミーの強力な技に翻弄されるガッシュと清麿。とどめとばかりに唱えられた呪文「ギガノ・シザルク」。ノリトハッサミーの掲げたはさみの先に別空間が現われ、巨大なはさみの化け物が召喚される。あれを食らったら終わりだ・・・と、清麿はあることに気付く。そして大声で呪文を唱える!「ジケル ド!!」強力な磁石となったノリトハッサミーに磁力に引かれた鉄製の巨大はさみが襲いかかる!!
敵を倒しはしたが、何故この鏡のかけらを狙らって来たのか納得出来ない清麿。奴らはこれを「魔鏡のかけら」と呼んでいた。魔王を決める戦いに何か関係があるのだろうか?魔鏡とは一体・・・。一方、かけらを守り抜き喜んでいるガッシュ。詞音も戻ってきて、二人の無事にホッと胸を撫で下ろす。そしてその様子を少し離れた橋の上から見下ろす二つの影。ガッシュは詞音に宝物を守りぬいたのだ、と見せると「ねえガッシュ君、これ頂戴」詞音の笑顔にはどこか妖しい影が落ちていた。

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「金色のガッシュベル!!」第32話のあらすじ

ガッシュに魔鏡のかけらをくれるように頼む詞音だったが、ガッシュはこれは宝物だと言って手放そうとしない。 詞音にはどうしても魔鏡のかけらを手に入れなければならない理由があるのだ・・・。次の朝、清麿がガッシュを学校について来させまいと玄関で騒いでいると詞音が迎えに来る。一緒に登校している途中、ふと、もしガッシュ達がこの先私達を嫌いになっても、二人と友達になれて良かった、と言う詞音。どうしたのだとガッシュが問うと、なんでもない!といって詞音はいつもの笑顔を浮かべる。何故詞音がそんなことを言い出したのか、清麿達にはわからなかった。
学校で、あの手この手で魔鏡のかけらを奪おうとする詞音だったが、結局チャンスを掴む事は出来ない。今日も清麿達と一緒に帰ろうとするが、清麿はクラスの男子の視線に耐えられず先に帰っててくれとその場を一時避難。やっとガッシュと二人きりになれた所で、詞音は魔鏡のかけらをくれるよう最後のお願いをする。しかしどうしても嫌だと答えるガッシュ。覚悟を決めた詞音が取り出したのは、魔本。ニャルラトは魔物だったのだ。詞音はガッシュに攻撃を仕掛けるが、本当は闘いたくないというニャルラトの迷いが不完全な攻撃となってしまう。
やむを得ず、自分たちの最強の呪文・ぺルクで一気に勝負を決めようとする詞音。ニャルラトから放たれた無数の針がガッシュに迫ったその瞬間、駆けつけた清麿の唱えたザケルで間一髪・危機を脱する。「どういうことだ!」と激しく問い詰める清麿に、詞音は泣きながら語り始める。両親を無くし、とても辛い思いをしている時、家に迷い込んできたニャルラト。その時から、ニャルラトは詞音にとっ てかけがえの無い存在となったのだ。そして詞音は知ってしまう。ニャルラトが魔物であり、本を燃やされれば離れ離れになってしまうということを・・・。
離れたくない、ずっと一緒にいたい・・・!!そんな詞音の前にグリサと名乗る魔物が現われ、魔鏡のかけらを三つ全て集めれば二人はずっと一緒にいられると教えたと言う。詞音の想い、悲しみを知ったガッシュは反撃しようとする清麿 を制し、呼びかける。私たちは闘わずとも理解し合えるのではないか。魔物同士、友達になれるのではないか、と。 詞音の攻撃はやんだ。・・・そしてガッシュは魔鏡のかけらを差し出すのだった。その様子をビルの屋上から眺めている二人。不敵な笑みを浮かべているその魔物こそ、グリサだった。

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「金色のガッシュベル!!」第33話のあらすじ

ガッシュが拾ったかけらと詞音の探し出したかけら。そして残る一つのかけらを持っているというグリサのもとにそれを持っていくという詞音。これで三つ全てがそろったこ とになる。本当に詞音の願いがかなうのか?グリサから魔鏡や魔界についてのことを色々と聞きだそうと清麿とガッシュも一緒に着いて行くことにする。着いた先は木造・六 畳一間のボロアパート。そこにはエプロン姿でやたらと腰 の低い魔物・グリサが出迎えた。ガッシュとニャルラトは勝手に上がりこみ、いろいろといじっては物を破壊していった。
グリサの話によると、魔鏡の力があれば魔界の王を決める戦いという呪われた運命から逃れられることが出来るのだという。が、その魔鏡は何者かの手によって三つに割られ、捨てられてしまったらしい。グリサの本の持ち主・ハカセが発見したこの近くにある遺跡で磁力を利用してかけらを一つにすると言うが・・・。グリサのことをいまいち信用できない清麿は、ガッシュや詞音と共にグリサについて遺跡までいくことに。しかし清麿の心配もよそにこれでニャルラトとずっと一緒に居られるようになる、と詞音は嬉しさに胸が躍っていた。
そんな一行を離れた場所から密かにモニターするハカセの姿があった。実はこの男、かつて自分を追放した学会に復讐すべく魔鏡の力を手に入れようとしていたのだ。そんな陰謀もつゆ知らず、清麿たちは深い森の中へと足を踏み入れてゆく。無線によるハカセの指示に従い、清麿たちを遺跡の中へと導くグリサ。奥にある祭壇で、三つのかけらを一つの鏡にする儀式を執り行うと言う。儀式とは「祈りを 込めて踊る」こと。グリサが取り出したラジカセから流れ出したのは「チチをもげ」!フォルゴレの歌で踊るなん 嫌だと拒否する清麿だったが詞音の頼みでやむなく恥を捨てて踊りだす。
清麿たちが踊っている間にグリサに促された詞音とガッシ ュは壁のくぼみにかけらをはめ込んでいった。そしてまばゆい光とともに、ついに魔鏡は本来の姿を取り戻す!!その時、すかさずグリサが復活した魔鏡を奪い取った。踊りの儀式は清麿たちを魔鏡から遠ざけるための嘘だったのだ。遺跡も実はただのハリボテだった。隠し扉で脱兎のごとく逃げるグリサ。すかさず後を追う清麿たち。一度は追いつくが、ハカセのハイテク技術により煙幕をはり、グリサは再び逃げ出すことに成功する。一体、魔鏡の真の力とはどんなものなのか・・・!?

「金色のガッシュベル!!」33話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第34話のあらすじ

復活した魔鏡を奪って逃走したグリサを、清麿とガッシュ、そして詞音とニャルラトが追う。グリサを無線で誘導し、清麿たちをあらかじめ用意しておいた罠に誘い込むハカセ。しかし、清麿たちはニャルラトの術の力により次々 と突破する。そしてついにハカセこと房市一郎がその姿を現した。一体どういうことなんだ・・・ことの顛末を理解出来ない清麿たちに、魔鏡の力があれば王を決める闘いから逃れられるなど真っ赤な嘘だと明かすハカセ。愕然とする詞音、怒りに燃えるニャルラトを前にハカセは魔本の光を魔鏡に反射させ、グリサへとその光を浴びせる・・・!
おぞましい雄叫びが響きわたり、グリサの体は見る見るうちに巨大・凶悪な姿へと変身を遂げた。その力はライターの火ほどしか出せなかった今までのグリサとは全くの別物だった。魔鏡の持つ力とは、魔物の力の増幅。詞音の願いとは、正反対のモノだった・・・。怒りのニャルラトはグリサへと突撃する!詞音、そして清麿とガッシュも後に続く。 しかしグリサは、飛びかかって来たニャルラトをいとも簡単に弾き飛ばしてしまう。「ニャルラトは絶対に私が守る!!」とどめを刺そうとするグリサの前に、詞音は毅然 と立ちふさがる。
詞音を助けようとガッシュが放ったザケルも、グリサに傷一つつけることが出来ない。「ファイガル!」ハカセの呪 文と共に生まれる炎。グリサの地獄の業火が詞音に迫ったその瞬間、最後の力を振り絞ったニャルラトが体当たりで詞音を救う。しかし、ニャルラトの魔本は炎に包まれてしまうのだった。ずっと一緒だって、約束したじゃない・・・詞音の頬に伝う涙をぬぐうニャルラト。泣き叫ぶ詞音の腕の中で、ニャルラトの体は光に包まれ消え去った。
「許さぬぞ、絶対に!!」詞音の純粋な心を踏みにじったハカセとグリサに、激しい怒りをたぎらせる清麿とガッシュ。そんな清麿たちの姿を愚かだと嘲るハカセ。新呪文 「マグマ・ガラン」で地面は裂け、マグマが飛び交う。周囲に炎のフィールドを作り出し、演出してみせるグリサ。 「・・・行くぞ清麿!」絶対的不利の状況の中、アイツら は必ず俺たちの手で倒す!その決意を胸に、清麿とガッシュは突進する。消えてしまったニャルラトのため。悲しみにくれる詞音のため。そして、呪われた魔境をめぐるこの悲劇の闘いに、今、終止符を打つために!!

「金色のガッシュベル!!」34話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第35話のあらすじ

魔鏡の力によってパワーアップしたグリサが清麿とガッシュの前に立ちはだかる。得意の連携プレイで敵の隙を突こうとするが、グリサの火炎魔法・マグマ・カスケドのすさまじい破壊力により、逆に叩き伏せられてしまう。ボロボロの清麿とガッシュを前に、究極の力を得たことを狂喜するグリサとハカセ。しかし清麿たちはそんな二人を否定してみせる。魔鏡に頼り手に入れた強さなど、断じて本当の 強さではない。自分の弱さを認め、互いを信頼し合い闘い抜いてきた二人は知っているのだ。自分を変えようとする 意思がなければ、人も魔物も決して成長することは出来ないのだと・・・。
そんな清麿たちの言葉など聞く耳を持たないハカセとグリサは、ファイガルで攻撃してくる。ラシルドさえも打ち抜 くその威力に、まさに絶体絶命となったその瞬間、詞音が魔鏡を奪うべくハカセに体当たりをする!その拍子に地に落ちる魔鏡。ニャルラトを失い放心状態だった詞音だが、 清麿たちの言葉を聞き、自分が今までニャルラトに頼り、 現実から逃げていたことに気付いたのだった。しかしグリサの前に詞音は弾き飛ばされ、魔鏡はハカセに拾われてしまう。ニャルラトの仇を討つため、そして詞音の勇気に応えるため「絶対勝つ!!」と清麿とガッシュは最後の力を振り絞り立ち上がる。
何度も向かってくる清麿たちにうろたえつつも、勝負を決 めるべく最強の術ギガノ・ハイドルクを発動させるハカセ。炎の魔人と化したグリサと、清麿とガッシュの全ての想いを込めたバオウ・ザケルガが、灼熱のフィールド上で激突する!!その衝撃は大気さえ震わせた。グリサが優勢かと思われたその時、突然ハカセの持つ魔鏡にヒビが!詞音の捨て身の体当たりで地面に落ちた時に、ヒビが入っていたのだ。無惨に砕け散る魔鏡。そして力を失ったグリサとハカセを、電撃の龍は一気に押し潰す。グリサの本は灰と化し、清麿たちはついに勝利を手にしたのだ。
次の日、学校に行くと、先生から詞音が転校すると言うことを聞かされる。ざわめく教室を飛び出し、詞音の元へと急ぐ清麿。引越しのトラックが走り去ると、ガッシュと詞音の姿が見えた。本当に行くのかと問うが、頷く詞音。彼女は自分の力で新たな一歩を踏み出すため、この街を離れる決心をしたのだった。ニャルラトに誓ったのだ、強くなること、寂しさに負けないことを。「詞音とニャルラトのこと、絶対に忘れないのだ!」ガッシュと清麿は詞音を笑顔で見送る。そして詞音もまた、頬を伝う涙をぬぐい、元気いっぱいの笑顔で走り出すのだった。

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「金色のガッシュベル!!」第36話のあらすじ

今日は休日。ちょうどモチノキ動物園に巨大ライオンがやって来たと言うので清麿はガッシュに見に行くか?と誘う。はしゃぎ出すかと思いきや、いつに無く神妙な面持ちのガッシュ。今日は止めておくのだ、と言って勇ましく家を出て行く。何を隠そう、今日はガッシュにとって大事な 決闘の日なのだ!ガッシュの最大の天敵、それはいじめっ子のナオミちゃん・・・。今日こそイジメるのをやめてもらおうと、ガッシュはナオミちゃんに三本勝負を申し込む!決闘の舞台は、もちろんモチノキ公園だ。一方清麿は、鈴芽とウマゴンを連れて巨大ライオンを見に行くことに。
公園にて、ガッシュVSナオミの三本勝負が今、火蓋を切る!しかしナオミはあの手この手の卑怯な策略でガッシュを負けへと追い込んでいく。いよいよ第三戦目、これで勝負をつけようと猛突進するガッシュだったが、あらかじめ掘られていた落し穴に落ちてあえなく全敗。勝負はナオミの圧倒的勝利に終わった。挙句、ナオミはバルカン300を公園のポールのてっぺんに吊るし上げ、友達を引き連れどこかへ行ってしまう。その頃、遊園地に着いた清麿たち。鈴芽とウマゴンはいきなり清麿とはぐれ、いつの間にかライオンの檻へと迷い込んでいた。
ライオンの檻の中に鈴芽たちを見つけ慌てる清麿。しかし、中にいるはずのライオンの姿はなかった。・・・とい うことは。その時、園内にライオン脱走の放送が響く!! ようやく落し穴から這い上がったガッシュ。バルカンを助けようともがいていると、先ほどの友達の一人が息をせき切ってやって来た。裏山でトカゲを追いかけていたナオミが、誤って崖の下に落ちてしまったと言う。ガッシュが裏山に駆けつけると、ナオミは切りたった崖の下でぽつんと座っていた。その時、動物園から逃げたライオンが、崖下の洞窟から姿を現す。そのままライオンはナオミに襲いかかる!!
ナオミのピンチに崖を降りようとするガッシュ。しかし脳裏に駆け巡るこれまでに受けたいじめの数々が・・・。いいや、そんな場合ではない!!再度助けに行くことを決意するガッシュだったが、いきなり足を滑らせ落ちそうになる。それを見たナオミ。宙ぶらりんの状態でこわごわ下を見ると、なんとナオミがものすごい勢いで崖を登ってくるではないか!ガッシュをひっ掴まえ、そのまま一気に崖の 上まで飛び上がる!!こんな崖わけないわよ、と言い張るナオミだが、ガッシュを必死に助けたようにも見える。ラ イオンも捕獲され、一件落着・・・と思いきや、最後もやっぱりいじめられてしまうガッシュだった。

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「金色のガッシュベル!!」第37話のあらすじ

学校からの帰り道、清麿が魔本を眺めながらガッシュや鈴芽と歩いていると、突然現われたチャイナ服の娘が魔本をひったくって逃走する。あまりに突然で一瞬呆気にとられるが、慌てて後を追う清麿たち。角を曲がると待ち構えていたその娘は、今度はいきなり頭を下げてきた。救い出したい人が居る、その人を一緒に救い出して欲しいと。その真剣な眼差しに心打たれたガッシュと清麿は、話を聞いてやることにした。彼女の名はリィエン。香港マフィアの大物を父に持ち、それ故ずっと恋人が出来なかった。そんなある日、出会ったのは銀髪の青年・ウォンレイ・・・。
ウォンレイは、父親のことなど気にかけず、ありのままのリィエンを見てくれる人だった。リィエンがそんなウォン レイに好意を感じたその時、彼の持っていた本が光りだす。その本は魔本。ウォンレイは魔物で、リィエンこそがその本の持ち主だったのだ。ウォンレイから魔界の王を決める戦いのことを聞き、一緒に頑張ろうと張り切るリィエン。修行を重ねるうちに、二人は互いに惹かれあう。襲ってきた敵を倒すことにも成功した。そんな矢先、ウォンレイは突然戦いをやめると言い出し、リィエンの前から姿を消してしまった。
その後リィエンは、ウォンレイが父親の手によってマフィアのアジト・妖岩島に捕られているいることをつきとめたのだった。リィエンに協力することを決めたガッシュと清麿は、彼女と共に幽閉されたウォンレイを救い出すべく妖岩島へと乗り込む。襲いくるマフィアをガッシュの電撃とリィエンのカンフーが次々と蹴散らし、山頂の牢獄を目指す!しかし牢獄へ行ける唯一のエレベーターを壊されてしまう。それでもリィエンは素手で断崖絶壁を登り始める。 彼女を突き動かすもの、それはウォンレイへの一途な想い。リィエンにとってウォンレイはかけがえのない存在なのだ。
「私はあなたのためなら、傷つくことなど何でもない。だから一緒に・・・」とその瞬間、リィエンの足が崖から滑る!落下するリィエンの服の裾を岩壁によじ登ってきたガッシュが歯でキャッチ。清麿もも持ち前の天才頭脳でエレベーターを修理してのぼって来る。ウォンレイの待つ山頂 へとリィエン、清麿、そしてガッシュを運ぶエレベーター。リィエンがそこまで想うウォンレイとはどんな人物なのかますます会いたくなるガッシュ。しかしそこには、ウォンレイの気配を嗅ぎつけやって来た魔物・ザバスと、その本の持ち主・ガリオントが待ち構えているのだっ た・・・。

「金色のガッシュベル!!」37話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第38話のあらすじ

ウォンレイを救出すべく妖岩島に乗り込んだガッシュ、リィエン、そして清麿。牢獄のある山頂までやっと辿り着いたと思いきや、そこに待っていたのは魔物・ザバスとその本の持ち主・ガリオントだった。彼らは問答無用で三人に襲いかかる。ガッシュと清麿はザケルで応戦するが、恐るべき硬さを誇るザバスの羽を打ち破ることが出来ない。一方リィエンは隙を見て牢へと駆け寄り、ウォンレイを助けようとするが、ウォンレイの口から出た言葉は「何をしに来た、帰れ」と言う信じられない言葉だった・・・。
ウォンレイがリィエンの前から姿を消した理由、それはこれ以上リィエンを傷つけることに耐えられなかったからだった。ザバスの攻撃でボロボロのガッシュと清麿はそんなウォンレイに向かって叫ぶ。愛する人すら守ろうとしないお前に王になる資格などない!!と。その言葉に、ウォンレイはやっと気付く。自分は逃げていただけで、逆にリィエンを傷つけていたということに。なすべきことを見いだ した彼にもう迷いの色はない。「リィエンには指一本触れさせん!!」迫り来るザバスをゴウ・バオレンが吹き飛ばす!
予期せぬダメージを食らい怒りを爆発させ、なおも攻撃を仕掛けてくるザバスたちだったがウォンレイの流麗な技の前に沈んだ。そして優しい王様を目指してくれぬかというガッシュの願いを快く了解するウォンレイであった。マフィアに追われる身の二人が去った後、ザバスとガリオントが性懲りもなく清麿たちに襲い掛かる。しかしガッシュの魔本には先ほどの戦闘中に第五の術・ザケルガが出現していた。その威力と貫通力はザケルを遥かに凌ぎ、ザバスの羽を突き破る!ザケルガは、ついに清麿たちに勝利をもたらしたのだ。
一方その頃、ウォンレイはリィエンの父にしてマフィアのボスであるリィ・パイロンと対峙していた。娘を再び危険に巻き込もうとするウォンレイに、突然斬りかかるパイロン。しかし「もう私は逃げはしない!!」ウォンレイの真剣な眼差し、そして並々ならぬ決意をその目で見とめたパ イロンは、沈黙の後、二人が共に行く事を許すのだった。 ボートで島を後にするリィエンとウォンレイ。共に優しき王様を目指そうというガッシュ、清麿との誓いを胸に、更なる戦いへの決意を新たにするのだった。

「金色のガッシュベル!!」38話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第39話のあらすじ

山奥にある温泉旅館へとやってきた高嶺一家。商店街の福引きでブリを当てられず嘆き悲しむガッシュに、優しそうな紳士が一等の温泉旅行を譲ってくれたのだ。温泉でくつろいだ清麿とガッシュが部屋に戻って来ると、秘湯・煮桃の湯と書かれた地図がおいてあった。そしてそこにはもう一つ、ブリの食べ放題という文字が!「清麿、急げ!!」ガ ッシュはすぐに旅館を飛び出す。それが、恐るべきハンター達によって仕組まれた周到な罠であるとも知らず に・・・。
山道を進む清麿たちを、遥か遠くから見下ろす二つの影。 黒豹のような姿をした魔物のバランシャとその本の持ち主・ ガルザである。彼こそが、ガッシュに温泉旅行を譲り、偽の地図で清麿たちを“狩場”へとおびき寄せた張本人だった。嫌な予感がするとガッシュ達が旅館に引き返している途中、何の音もなく、突然遠距離からの攻撃魔法・ウォルケが清麿を直撃する!!呪文を詠唱する声も聞こえず、敵がどこから攻撃してきたのかわからない。清麿はすぐに自分達が置かれている状況を判断し、身を隠しながら逃げて迎撃態勢を整える。“獲物”の意外な頭のよさに興奮を隠し切れないガルザ。 岩場を背に待ち構えているガッシュ達に、グ・リアクルの呪文でバランシャの体を透明にし、接近戦に打って出る。 見えない敵に翻弄され、徐々に心身の疲れがたまっていく清麿。獲物は弱らせてから狩る・・・敵の策に気付いた時、 清麿はその場に崩れ落ちる。長時間の緊張状態で心身が憔悴しきって来た・・・そんな清麿の元にガッシュが持ってきた銀杏の実。その強烈な臭いから、見えない敵を捕まえる ヒントを得る。
清麿はバランシャが銀杏のひどい臭いのついた服を見つけ、くわえるように仕組んだのだ。敵は清麿の策にまんまとハマる!!バランシャについた銀杏の臭いを頼りに、ガ ッシュは姿が見えぬ敵を追い掛け回す!今や立場は逆転した。ガルザとバランシャがどこへ逃げようとも、ガッシュは執拗に追い回す。ついに崖っぷちまで追い詰めたられたバランシャ達は、最強の攻撃呪文・ギガノガドルクで反撃 しようとする。しかし清麿の、溜まりに溜まった怒りの力を爆発させたバオウ・ザケルガが炸裂!バランシャの本は燃やしそこねたが、ガッシュと清麿は辛くも敵を撃退することが出来たのだった。

「金色のガッシュベル!!」39話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第40話のあらすじ

スペイン・モンテフリオ村。この村にやってきていたサーカス・オロロンサーカス団。その中に、何故かピエロを務めるキャンチョメの姿があった。キャンチョメは、イタリアでお菓子につられ、うっかりサーカス団のトラックに乗り込んでしまいそのままサーカス団に居着いてしまったのだ。ドジなキャンチョメピエロが披露する芸は失敗ばかり。それでもお客さんにはウケてしまうのでキャンチョメ は更に複雑だ・・・。離れ離れになってしまった本の持ち主・ フォルゴレの事を思い、泣いてばかりの日々を送ってい た。
その日の公演を終え、村へと遊びに出掛けたキャンチョメ。道路脇の大きな木の下で、ひとり人形と遊んでいる女の子と出会った。彼女の名前はルシカ。自分の下手くそな芸にも無邪気に笑ってくれるルシカに元気をもらったキャンチョメは、ルシカの兄ちゃんになってやると言い出す。 ルシカの家にやって来たキャンチョメは、老婆・リリから ルシカは以前に両親を亡くし、二人が残してくれた牧場の 羊を一人で健気に世話している事を知る。
最近この村に、家畜や食料を奪っていく悪党がいると聞き、キャンチョメはルシカの羊は僕が守る!と宣言。しかしちょうどその時、羊舎の方で大きな破壊音が!急いで外に出てみると、そこにいたのは魔物のバーゴとその本の持ち主・フリトだった。家畜を奪っていた悪党とは魔物だったのだ。竜のような恐ろしい姿をしたバーゴを前に、臆病なキャンチョメはただビクビク震えるばかり。勇気を振り絞って反撃を試みるが、結局、ルシカの羊は全て奪われてしまうのだった。
牧場に悲しく響き渡るルシカの泣き声。守ってやるだのと言ったくせに結局何も出来なかった自分をキャンチョメは 激しく責める。ルシカにはいつでも笑顔でいて欲しいんだ!!そしてキャンチョメは、敵の元へと乗り込む決意を固める。敵アジトに向かって走るキャンチョメに近づくオー トバイ。無謀な事は止めろと諭すが、その揺るがない決意を確かめると、ライダーはゆっくりとヘルメットをはずす。彼こそキャンチョメの本の持ち主フォルゴレだった。 キャンチョメを探してバイクで旅を続けていたのだ。今ここに復活した高貴なる名コンビ。ルシカの笑顔を取り戻すため、いざ、戦いの地へ!!

「金色のガッシュベル!!」40話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第41話のあらすじ

奪われたルシカの羊を取り戻すため、フォルゴレとキャンチョメは魔物・バーゴとその本の持ち主・フリトに戦いを挑む!変身魔法・ポルクで強く逞しい姿になったキャンチ ョメだったが、力は元のキャンチョメのまま。すぐに見掛け倒しだと見破られ、敵は強力な火炎攻撃を次々と繰り出 してくる。早くもピンチかと思われたが、キャンチョメはサーカスで覚えた技で攻撃をかわす!!「以前は・・・本当に ドジなだけだったのに・・・」キャンチョメの成長ぶりに涙が止まらないフォルゴレ。この機に乗じて反撃すべく、ポル クの術でキャンチョメをある人物の姿に変えた。
キャンチョメが変身したのは、他でもないバーゴの本の持ち主・フリト。明らかにキャンチョメの変身した姿はニセモノなのだが、バーゴはどうやら見分けがつかないらしく、本物のことを思いきり殴り飛ばしてしまう。ぶち切れたフリトは攻撃呪文を唱える。バーゴもやっと気付き、本気で攻撃を仕掛けてくる。出直そうとその場を逃げ出すフ ォルゴレとキャンチョメ。しかし兄ちゃんをいじめるなー!!とルシカが駆けて来た!!危険をかえりみずキャンチョメがルシカを守るために戦うことを決意したその時、 魔本が輝き第三の術が出現する。
フォルゴレが第三の術・ディカポルクを唱えると、キャンチョメの体はみるみる巨大化。しかもどんなに敵の攻撃を受けても痛くも痒くもない・・・と思いきや、実は巨大な姿は幻。巨大キャンチョメの足元で騒いでいるキャンチョメ自身は、やっぱり小さくて弱いままなのであった。しかしそれに気付かないフリトは呪文を唱え続け、ついには心の力を使い果たしてしまう。ならばルシカを人質にしようと襲いかかるバーゴ。しかし間一髪、キャンチョメは身を呈してルシカを庇う!その隙にフォルゴレはフリトの魔本を奪取しバーゴの作り出した炎の中に投げ入れた!
あくる日、サーカス団のみんなに別れを告げるキャンチョメ。彼は最後に一度も成功した事のない玉乗りに挑戦する。そして悪戦苦闘の末、初めて玉乗りを成功させる!わき上がる歓声の中、一際長く響く拍手が。それはルシカだった。別れるのが悲しくて泣いてしまうルシカに、ピンチの時は必ず駆けつけると約束する。「だって僕はルシカの兄ちゃんだからね!」涙を拭い、フォルゴレと共にイタリアへの帰路につくが、その途中、お菓子につられ違う船に乗り込んでしまう。キャンチョメは、またしてもフォルゴレと離れ離れになってしまうのだった・・・。

「金色のガッシュベル!!」41話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第42話のあらすじ

風邪を引いてしまったガッシュ。一人ぼっちが寂しくて学校に連れて行ってくれと懇願するが、清麿は無視して登校する。しかし諦めきれないガッシュはウマゴンと共に学校へとやって来てしまう。おかげで教室は大騒ぎ!ドタバタ騒動の中、ガッシュは熱のせいでついに倒れてしまう。そんな時、清麿の学校に訪れる青年が一人。ガッシュを保健室に連れて行き、教室に戻ろうとしていた清麿はふいに呼び止められる。そこに立っていたのは、かつて戦った強敵・旅人アポロだった。再会を喜ぶが、清麿はアポロのパートナーの魔物・ロップスが居ないことに気付く。
「僕の本は、燃えたんだ」アポロの口から語られたのは、 驚くべき真実。ロップスを倒した魔物はガッシュに良く似ていたという。清麿は以前イギリスでガッシュをボロボロにし、記憶を奪ったという“ガッシュに似たやつ”のことを思い出し、アポロに詳しく話してくれるように頼む。アポロたちがその魔物に出会ったのは、オランダを旅していた時だった。何かに威嚇するロップス。アポロがその方向へ視線をやると、そこに居たのはガッシュとよく似た、しかしまったく別の雰囲気を纏った少年が。その魔物の名は 、ゼオン。
無益な戦いはしないと戦いを避けようとするアポロたちだったが、ゼオンは「甘い!!」と彼らを一蹴し、かくして戦いは始まってしまう。アポロには敵の行動を予想し、危険を察知するということが出来る。しかしゼオンのスピー ドと術の力はそれを上回る強大なモノだった。ガッシュと同じ「ザケル」を使うが、威力はガッシュのそれよりも強力で、速い。そしてゼオンの魔本の使い手は氷のように冷たい瞳をしながらも、得体の知れない何かを秘めている青年・デュフォー。その動きはまるで恐怖と言う名の感情を最初から持ち合わせていないかのように、ロップスの攻撃 を全て紙一重でかわしていく・・・。
圧倒的な強さの前に、アポロたちはついに追い詰められ、 敵の非情な攻撃によって一瞬にして炎に包まれるロップスの魔本。さらにゼオンは燃えている魔本に更に電撃を浴びせ、アポロが別れを言う間もなくロップスを消し去ってしまった・・・。そんなゼオンのしたことに怒りを燃やす清麿。必ず仇はとる!とアポロに固く約束する。そしてアポロも ロップスを自由な王様に出来なかった・・・彼の住む魔界の王をあんな奴にしないでくれ、とその想いを清麿に託し、彼らは再び、それぞれの道へと歩みだしたのだった。

「金色のガッシュベル!!」42話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第43話のあらすじ

子供達の間で大人気・TVヒーローのカマキリジョーがモチノキデパートにやってきた!強くてカッコイイカマキリジョーにガッシュも夢中。ジョーのヒーローショーに行きたくてしょうがないガッシュだったが、保護者同伴でなければ入れない。清麿に一緒に行ってもらおうとするが、何で俺が行かなきゃならんと冷たくあしらわれてしまう。やむなくウマゴンを連れてモチノキデパートに向かうガッシュ。途中、鈴芽と清麿のクラスの先生の奥さんであるワイフと出会う。
鈴芽は「洋ナシちゃん」のぬいぐるみ、ワイフは万能ナイフを買いにそれぞれモチノキデパートへ行くところだったのだ。ショーを二人が一緒に見てくれることになり、一安心のガッシュ。ウマゴンが馬なのにニンジンを食べたことがないと聞いたワイフはデパートでニンジンを買ってあげることにする。仲良く「ちちをもげ」を歌いながらデパー トへと向かう一行。ヒーローショーのある屋上を待ち合わせ場所にそれぞれの買い物をする・・・が。ガッシュはいきなりカマキリジョーが着ぐるみを脱ぐ所を目撃してしまう・・・
一方、鈴芽もワイフも偽物を掴まされ、ウマゴンのニンジンはとてもマズかった。ショックを受ける三人と一匹。他の子供達も同様に泣いている・・・こうなったら正義のヒー ロ ー・カマキリジョーに何とかしてもらおう!とみんなで押しかけるが、本当はとても弱いジョーの中の人に、僕にはどうする事も出来ないと言われてしまう。ならばとガッシュ達は自らデパートの店長の元へと乗り込む。
返品には一切応じないと言う悪徳店長。隣には強そうな用心棒が。とそこへ、ヒーローへ憧れこの世界に入った時の強い心を思い出したカマキリジョーが駆けつける!やっぱり弱くてボコボコにやられてしまうが、それでも正義のために立ち上がるカマキリジョーの姿に子供達は歓声をあげる。ワイフに投げられたジョーの捨て身のタックル?により用心棒はやっつけられ、ドサクサに紛れてジョーが勝利した事に。商品も取り替えられ一件落着。 大切なのは中身じゃなくて、正義の心なのだ!

「金色のガッシュベル!!」43話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第44話のあらすじ

その圧倒的強さで向かって来る者を次々となぎ倒してきた 魔物・バリー。しかし、いくら戦いに勝利してもどこか不 満で満たされず、イライラは募るばかりだった。そんなバ リーを見、パートナーであるグスタフはある奄福ノ する。日本に強い魔物がいるらしい・・・と。その魔物の名は ガッシュ。ガッシュに戦いを挑むため、バリーは遠く、日 本へと向かう!ガッシュの存在を感じ取りやって来たバリ ーだったが、どうやらガッシュは彼の想像とかけ離れてい たらしく、それはナオミちゃんと間違える程。とにもかく にも、バリーはガッシュに勝負を垂オ込む。
ガッシュはバリーの挑戦を受けるべく、清麿を呼びに学校 へ。バリーからは何かただならぬ強さを感じたと言う弱気 なガッシュに、清麿はだったら逃げるのかと問う。それに 対し、ガッシュの答えは決まっていた。周りの人々を巻き 添えにするというバリーを放っておくわけにはいかぬ!そ れを聞いた清麿は、その心さえ失わなければ後は俺が何と かしてやる。そう言ってガッシュを勇気づけるのだった。 バリーを倒し、その先の優しい王様を目指す。決意を再度 確認した二人は、敵の待つ決戦の地へと向かうのだった。
戦いの舞台として選ばれたのは山の麓の廃工場。居合わせ た人に戦いの邪魔だと何の躊躇もなく攻撃を放つバリーに 対して、ガッシュはラシルドでそれを受け止める!二階に まだ女の子が二人取り残されているにも関わらず戦いは始 まってしまう。それに気付いたガッシュと清麿は苦戦を強 いられながらも、何とか助けようと試みる。そんな清麿た ちを馬鹿な奴らだと鼻で笑うバリーだったが、グスタフは それこそが彼らの「強さ」かもしれないと悟り始めてい た。
女の子達を抱え、二階から飛び降りようとするガッシュに 襲いかかるバリー。しかし、凄まじい気迫に満ちた清麿が 行く手に立ちふさがる!女の子達は無事逃がす事が出来た が、清麿はバリーによって殴り倒されてしまう。傷ついた 清麿を心配するガッシュだったが、清麿はガッシュが女の 子達を逃がした事を誉めてやる。俺たちの戦いで関係の無 い人は傷つけてはいけない。それは、優しい王様になるた めの譲る事の出来ない信念なのだ。ガッシュとバリー、対 極の考えを持つ魔物達の王をめぐる戦いが今まさに始まろ うとしていた

「金色のガッシュベル!!」44話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第45話のあらすじ

廃工場を舞台にガッシュとバリーの闘いは続く。全力で放ったザケルガも、いとも簡単に弾かれてしまう。畳み掛けるようなバリーの猛攻をなんとか受け止め、相手の懐に飛び込み電撃を浴びせようとするガッシュだったが至近距離にもかかわらず避けられてしまう。清麿が体勢を立て直しもう一度攻撃に出ようとしたその時、足場が崩れ落ちる。 狙い通り、とバリーはすかさず術を放つ!「ギガノ・ゾニス!!」どうにか突破口を開こうと清麿はザケルガで応じるが、バリーの凄まじい攻撃力はガッシュ達を工場ごと吹き飛ばす!!
半壊した工場の瓦礫の中、バリーのイライラはまだ消えない。ガッシュを倒せばこのイライラは消えるかとも思ったが、どうやら思い過ごしだったようだとバリーがそう諦めようとした。その時!土煙の向こうに現れる二つの影。負けるわけにはいかないのだ!優しい王様になるために、ガッシュと清麿は何度でも立ち上がる!!「バオウ・ザケル ガ!!!」勝利へ向けた最強の呪文を放ち、最後の力を出 し切った清麿はその場に崩れ落ちた。勝った・・・しかし、清麿たちが勝利を確信したそのとき、土煙の中にたたずむバ リーの姿が浮かび上がった…。
バオウ・ザケルガはガッシュ達にとって最大の攻撃呪文。 それを受けてもまだ立ち上がるバリーに、二人は彼の強さを思い知る。そして心身ともに疲れ果て、もはや指一本動かすことの出来ない清麿。もう奴らに用はない。とどめを刺さんと術を繰り出すバリーだったがそんな清麿をかばってガッシュは一人、バリーに立ち向かう!返り討ちにしようとするバリーだったが、ガッシュの気迫に満ちた目を前に拳が止まる。何故殴れない、何故怯えている・・・!? そんなバリーを見、グスタフはガッシュに問う。どんな王を目指しているのかと。
「優しい王様だ。」それがガッシュとバリーの決定的な違い。ただ倒すだけではいつまで経っても「優しい王様」を目指すという確固たる信念を持ったガッシュには敵わない。グスタフに指摘され逆に激怒したバリーは、ならば自分はどんな力にも屈しない「最強の王」になると宣言す る。イライラは消え、そしてこの勝負は一旦あずけておくと言い出す。それに満足したグスタフは清麿たちに礼を言 いその場を去った。しかし・・・バリーの圧倒的強さの前に、ガッシュ達はなす術が無かった。オレたちは負けたんだ・・・!!二人の頬に伝う涙は、悔しさで溢れてれいた・・・。

「金色のガッシュベル!!」45話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第46話のあらすじ

バリーに敗北したガッシュと清麿。未だ癒えぬその傷は二人から気力を奪っていた。ガッシュが心配で仕方の無いウマゴン。そんな彼にガッシュは部屋を貸してくれと頼む。 貸したはいいが、なかなか出てこないガッシュを気にし、 こっそり中を覗くと・・・ガッシュは涙を流していた。バリー に負けた悔しさに声を殺し、ボロボロと泣いているのだ。 ガッシュ達が必死に戦っている間も自分だけが平穏な日々を過ごしている事に激しく自己嫌悪し、一緒に戦ってくれる本の持ち主を探すため、ウマゴンは魔本を背負い街へ繰 り出す!!
街に出たはいいが道行く人々はウマゴンの魔本を読むどころか相手にさえしてくれない。その上魔本はふんずけら れ、途方に暮れるウマゴン。しかし魔界にいた頃、思い描 いていたウマヅラの本の持ち主を思い出し、ちょっとやる気をとり戻して再び街を彷徨う。そしてウマゴンが通りがけに発見したその人・ドロンマはウマゴンが思い描いた理想の本の持ち主そっくり!感激のあまり飛びつくウマゴン。しかも差し出された魔本をじっと見つめ、これは・・・! と何かに気付いた様子。これでやっと本の持ち主が見つかった・・・!?
貧しい人たちにプレゼントを配る仕事をしているというドロンマは、その仕事を手伝って欲しいという。ウマゴンを探しに来たガッシュも加わり、張り切ってドロンマの仕事を手伝うウマゴン達。街中の宝石店に次々と忍び込んで は、プレゼントと称した袋を担いで戻ってくる。実はドロンマは泥棒だったのだ!彼を「いい人」だと信じて疑わない 二人はドロンマに連れられ、今度は警戒厳重な屋敷に侵入する事に。しかしウマゴン達は足を引っ張ってばかりで、 お目当てのダイヤを手に入れた時には屋敷はすっかり警察に包囲されていた。逮捕され連行されようとしているドロンマを、必死になってかばうウマゴン。自分は泥棒なんだよと告げてもまだ信じてくれるウマゴンに、信じてもらうに相応しい人間になると言う。元々ドロンマはウマゴンの本が読めたわけではなく、彼の見たページにハエがつぶれて死んでいたのを気 にしていただけだった・・・。呆然とパトカーを見送るガッシュ達。「ウマゴンにもきっといつか素晴らしいパートナーが現れるに違いないのだ。」その言葉にウマゴンの瞳から一粒の涙がこぼれる。ガッシュに元気付けられ、一人と一匹は高嶺家への帰路へ着くのだった。

「金色のガッシュベル!!」46話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第47話のあらすじ

雪原を疾走する二台のスノーモービル。魔物の気配を追っ てカナダまでやってきていたシェリーとブラゴだったが、 最近は寸前で逃げられる事が多くなっていた。今回も魔物 は立ち去った後。ホテルに戻る途中、ブラゴは何者かの殺 気を感じ取る。急いで駆けつけると、そこには老人と少年・そして巨大なグリズリーが今にも二人に襲い掛かろう としていた。それをレイスで撃退したシェリー達。老人に よればあのグリズリーは少年・ジェフの両親を殺した仇な のだという。仇を前に恐怖で動く事も出来なかったジェフ にブラゴは「腰抜け」と言い放ち、何処かへ行ってしまう。
シェリーと出会って間もない頃、ブラゴはとても荒々しく自分以外は虫けら以下。無関係な人間なら殺しても構わない、そんな考えしか持っていなかった。それに対しシェリーはあなたなど王になる資格は無いと言い放つ。しかし、 じいは最近のブラゴは変わったという。しばらくして、先ほど出て行ったブラゴがジェフの仇であるあのグリズリーを担いで戻ってきた。「たまたま森であったから仕留めた たまでだ。」複雑な表情のジェフに向かってブラゴは言う。泣いてばかりでは何も変わらない、強くなれ・・・ と。
翌朝、出発する前に体を鍛えて来るとホテルをでたブラゴ。途中、ジェフの家にブルドーザーに乗った地上げ屋達 が押しかけて来ているところに遭遇する。立ち退かないのならば家ごとぶっ潰すと脅す地上げ屋に対して初めは泣いているジェフだったが、ブラゴと目が合い、彼の言葉を思い出す。「強くなれ!!」ジェフは何度倒されても勇敢にも立ち向かっていった!そんなジェフの姿をじっと見つめるブラゴ。その時、ホテルにあったブラゴの魔本に新しい呪文が浮かび上がる!!
凄まじい腕力でブルドーザーを弾き飛ばすブラゴ。ブラゴの只ならぬ威圧感に恐れをなし一旦は逃げ出す地上げ屋達だったが、去りざまにあらかじめ仕掛けてあった爆弾のスイッチを押して行く。雪山の斜面が爆発し、ジェフの家に迫りくる雪崩!!その瞬間、「ディオガ・グラビドン!!」 魔本の異変に気付き、駆けつけたシェリーの呪文が雪崩を山ごと消し去る。勇気を見せたジェフに優しく微笑んで見せるブラゴ。ガッシュと同様、ブラゴもまた成長している。シェリーはそんなブラゴの姿に厳しくも優しい、王たる風格を垣間見るのだった…。

「金色のガッシュベル!!」47話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第48話のあらすじ

とある日の高嶺家。清麿の部屋で楽しく(?)遊んでいるガッシュとティオ。ふと、ティオがガッシュに今までどんな 魔物と戦って来たのかと聞く。ガッシュが今までに戦ってきた手強い敵の数々、そして友達になった心優しい魔物達を思い出していると、清麿が不気味な石版を抱え帰って来 た。魔物の姿が彫ってあると思わしきこの石版は、かつてイギリスで清麿の父・清太郎に見せられた物とよく似ていた。魔本と同じ様な文字も彫ってあり、ガッシュは見たことがある気がするという。一体、この石版にはどんな秘密が隠されているというのか?
俺達は自由な発想でこいつを調べるんだ!!石版の謎を解明するため、清麿達は独自の発想をもって早速調べてみることにした。呪文を唱えてみたり、熱湯をかけてみたり崇めてみたり。しかし反応はない。こうなったら徹底的に調べてやる!としまいにはブリでビンタをしてみたりするがそれでも全く駄目だった。ついにぶち切れたティオが石版を壊そうとしたため、ガッシュ共々清麿に追い出されてしま う。やる事のなくなった二人はしばらく考え込み、ティオは更なる強敵に向けて特訓しようと提案する。こうしてガッシュとティオ、そしてウマゴンの特訓が始まるのだっ た。
もう二度と、負ける訳には行かないのだ…!!かつて戦って敗れた魔物のことを思い出すと、ガッシュの修行ぶりには自ずと気合が入ってくる。ティオ相手にも全く引けを取ら ない。日が傾くまで特訓に励み、疲れきった二人と一匹。 ティオはガッシュが優しい王様を目指す理由を聞いてみる。ガッシュは答える、それはコルルとの約束を果たすため・・・戦いたくもないのに本の力で無理矢理戦わされていた心の優しい魔物・コルル。もう二度とあんな悲しい戦いを繰り返さないためにも、ガッシュは改めて優しい王様への決意を確かめるのだった。
一方その頃、結局清麿は何も分らずじまいの完全なお手上げ状態で、とりあえずイギリスの父に報告と確認の電話をしていた。しかしイギリスの方の石版も調査は進めているが詳しい事は何一つ分っていないのだという。その電話の最中、イギリスの大学、そして清麿の部屋にある石版の両方が何者かによって盗み出されてしまった!石版を集める、謎の集団の正体は?そして清麿達に迫る謎の紳士とそのしもべたちの目的は!?一体何が起ころうとしているのか。清麿たちを巻き込もうとする運命の歯車が今、大きく動く出そうとしていた・・・!!

「金色のガッシュベル!!」48話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第49話のあらすじ

「もっと強くなるためにはどうすればよいかのう?」石版の消えた部屋でガッシュと清麿は真剣に悩んでいた。ガッシュがどんなに体を鍛えても、清麿がいくら戦術や武術を身に付けたとしても、最終的にはガッシュ自身の能力を高めなければこれからの戦いは勝ち抜いていけない。そのためにはこの赤い魔本の謎を解明しなければ。清麿は何かを掴みかけているのだ。あと一歩でわかることがある…!その時インターホンが鳴り、窓に突然小さな人形のような魔物・キッドが現れた。外で博士が待っているよ!というキ ッドの言葉に従い、慌てて外に出て行く清麿達。
何でも知っている不思議な博士、と自ら名乗るキッドの本の持ち主・ナゾナゾ博士。しかもアメリカから連れて来たという不思議な集団・マジョスティック12と戦えという。みな恐るべき特殊迫ヘを持っており、驚愕する清麿。 力不足を痛感しているこんな時に…!!と思ったら仲間外れはだーれだ、とナゾナゾのネタにされただけで、清麿があっさり正解するとさっさと撤収してしまった。呆然と彼らを見送る清麿とガッシュ…。そして次の日、改めて勝負 を挑んでくるナゾナゾ博士。自分を倒せたら魔本について教えてやると清麿にいう。
河原で激突する二つの光。術を使っても輝きがいっこうに衰える気配のない博士の魔本。キッドが繰り出す強力な術の前になす術もないガッシュ達。それでも「魔本の秘密」 を知るために必死の反撃を試みる清麿。そんな彼らをあし らいながら、博士はナゾナゾと称したヒントを与えてくる。それに答えるうち、清麿は悟るのだった。ガッシュの力は本から生まれるのではなく、魔物の子の中に本来眠っているものなのだということを!!
ガッシュはまだ無限の可能性を秘めているのだ。強さはお前の中にある!強くなりたかったら自分を信じろ!!そう ガッシュに説く清麿。私はもっと強くなれる・・・!!ガッシュがそう思った瞬間、魔本に新たな文字が浮かび上が る!!!燃え上がるように赤く輝く彼らの成長の光。「第六の術、ラウザルク!!!」それによって生まれた雷雲からガッシュに向かって稲妻が落ち、ガッシュの体が光を帯びる。しかも術を発動しているのに気を失っていない。自信に満ちたガッシュと驚きと戸惑いを隠し切れない清麿。 ラウザルクとは一体どんな術なのだろうか…!?

「金色のガッシュベル!!」49話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第50話のあらすじ

ナゾナゾ博士たちとの戦いの中で、新たな術・ラウザルクが発動した!!ガッシュの体は光に包まれ、術を発動していても意識を失っていない。しかし肝心の術の効果がわからない…ガッシュに聞いても特に変わったことは無いという。ならば実戦で試すのみ!と清麿はあれこれ指示して試してみるが、結局何も出来ぬままガッシュを包んでいた光は消えてしまう。そんな清麿たちを嘲笑うかのようにナゾナゾ博士は攻撃を再開する。「コブルク!」博士が呪文を唱えるとキッドの口から無数のチビロボット・子キッドが出動し、ガッシュ達に襲いかかる!!
小さいくせにとんでもないバカ力を持っている子キッドに悪戦苦闘する清麿とガッシュ。翻弄されながらも、清麿はもう一度ラウザルクを使う決意をする。今までの術と違い、ラウザルクはガッシュが何かを“想って”現れたのだ。その時の“想い”こそがラウザルクの正体!!再びラウザルクを発動したガッシュは、自分が願った事を思い出す…!!そしてすさまじいスピードで清麿に張り付いた子 キッドたちを蹴散らかしたかと思うと、今度はキッドが放ったエネルギー砲・ゼガルガさえも弾き返してしまう!
清麿は戦いの度ボロボロになる…これまでずっと自分の無力を思い知ってきた。ガッシュが望んだその力とは清麿を守り、戦いに勝てる強い力・強い体!ラウザルクの正体はガッシュの力・速さ・防御力、全ての強さを一時的にパワ ーアップさせるものだったのだ!!しかし、術の持続時間は長くない。それまでに勝負を決するべく、清麿たちは最後の反撃に出る!!キッドの巨大ロケットパンチ、ラージア・ゼルセンを見事受け止め、投げ返す!その腕の影に隠れ一気にナゾナゾ博士たちに接近し、キッドを捕まえる。 ならばと最強呪文で迎え撃とうとしたがガッシュはそのままキッドを空の彼方へ投げ飛ばした!!
キッドを失ったナゾナゾ博士は敗北を認め、約束通り魔本について語り始めた。魔物の中に眠る力が目覚めるたび、 それは呪文となって本に現れる。魔物が心の成長を果たした時、何か大切なものに気付いた時…。しかしその大元である魔物や魔本については解明できない事がまだまだあるのだという。清麿は思う、今日の戦いはまるで自分たちを成長させてくれようとしている様だったと。いつか「悪しき者」と戦うことになった時、心強い仲間がほしかったからかも知れぬ…そう言い残し、ナゾナゾ博士は去っていくのだった。/blockquote>

「金色のガッシュベル!!」50話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第51話のあらすじ

ある日、何者かからの手紙を携え清麿家にやってきた鈴芽。しかしその様子は見るからに尋常ではない。生気の無い眼に、ガッシュと清麿は不審に思い声をかける。しかし全く返事をせず、鈴芽は勝手に壁にぶつかり正気を取り戻す。何も覚えていない彼女をベッドに休ませ清麿は手紙を見る。それはパーティーへの招待状だった。差出人の名を見ようとして裏返した瞬間、妖しげな炎に包まれ現れた 「ロード」という文字。これはおそらく敵の罠…!しかしガッシュと清麿、二人の戦いへの決意はもはや揺るぎの無いものとなっていた。
夜、指定された会場である町外れの洋館へとやってきた清麿とガッシュ。ロードと名乗る魔物と魔本を手にした女性が出迎える。どちらも仮面で素顔を隠して。ガッシュたちと手を組むためにやって来たというロード。彼は王になるものは心正しき者、清き者がなるべきだと言う。最もではあるが、何か違和感を覚える清麿。そこへ現れた生気の無い瞳をした三組の魔物と本の持ち主。ロードは手を組む事を了承してくれるならこの魔物たちを「手駒」としてくれてやるという。そして清麿は気付く、ロードの能力は人の心を操る力だと・・・!!人の心を一体なんだと思っておるのだ!!ロードに激しい 怒りを覚え、彼の魔本を狙って電撃を放つガッシュ!しか しロードは卑劣にも、操っていた魔物の一体を盾にしてそ れを防いだ。仲間ではなく「ただの手駒だ」と言い放ち、 一体の魔物を自らの呪文で消してみせるロードのパートナ ー。さらにもう一体の魔物に攻撃を浴びせようとする・・ ・!清麿とガッシュはそれを助けようとしてロードの攻撃 呪文・ラドムをまともにくらってしまう。そんな清麿たち に失望したとロードたちは操ったままの魔物を残してその 場を去っていった。
残された魔物と対峙するガッシュ達。「お主は手駒などではない!!」操られている魔物に向かい、ガッシュは必死に正気に戻そうとする。そして、その魔物の子の目にうっすらと浮かぶ涙。もう戦わなくてもよいのだ・・・ガッシュは魔物の子を抱き締め、清麿は呟くように呪文を唱える。その時、ロードの呪文「ギガンテオ・ラドム」により洋館は爆破されてしまう。どこまでやれば気が済むんだ!!怒りのバオウ・ザケルガによって建物の崩壊から身を守った清麿とガッシュ。心を操る魔物・ロード。あの者だけは決して王にしてはならぬ・・・絶対に!!!

「金色のガッシュベル!!」51話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第52話のあらすじ

今日は清麿の学校の体力測定の日。ガッシュはさも当然の様に一緒に行こうとするが、清麿はバルカンを天井に撃ちつけさっさと登校しまう。測定が始まり、金山、山中、岩島の三人が清麿に勝負を挑んで来た。今日だけやたら豪華な給食のおかずを賭け、今、熱き男たちの戦いが始まる・・・!!一方その頃、近くの川辺を歌いながら歩いていたキュートな魔物の女の子・パティ。そしてその本の持ち主のウルル。実はパティは、かつて魔界でガッシュと出会い、魚を捕るガッシュの姿に一目惚れをしたのだった。
ガッシュと人間界での再会を夢を見、ついに日本へとやってきたパティだったが・・・。王を決める戦いが始まり、 二人は今や敵同士。自分の悲劇のヒロインっぷりにうっとりしていたその矢先、清麿の学校に行く途中だったガッシュとばったり出くわす。運命的(?)な再会を無事果たし、 感激しているパティにガッシュは一言、「お主は一体誰なのだ?」魔界の頃の記憶がないガッシュはパティの事を覚えているはずも無く、そう言い残しその場を去ってしまう。ガッシュの言葉に愕然とするパティ。そして、そのシ ョックを凄まじい怒りへとかえ、修羅の如き形相でガッシュを追い掛ける!
最愛の恋人の顔を忘れるなんて許さない!!!わけもわからぬままパティに追い回され、清麿の学校に逃げ込むガッ シュ。そしてパティも後を追い教室に乱入!クラス中が大パニックの中、清麿はパティが魔物の子であることに気付 く。ここでは戦えない・・・魔本を手に、清麿はガッシュと共に教室の外へと逃げ出した。学校中を走り回り、ガッ シュ達をとうとう人気の無い空のプールへ追い詰めたパティとウルル。清麿はガッシュは今、魔界時代の記憶を無くしていると誤解を解こうとしたのだが、ガッシュの「おぬ しなど知らぬ!」発言によりパティの怒りは頂点に!!
「アクル!」パティの手から生み出された水の攻撃がガッシュと清麿を吹き飛ばす!ザケルで反撃を試みる清麿だったが、水の盾・アシルドによって電撃は吸収されてしまう。しかもその電気を帯びた水はアク・スプレイドにより清麿達へと返って来た!!自らの放った電撃によりダメージを受けてしまう二人。これほど相性の悪い相手がいるなんて・・・!さらにウルルは「オルダ・アクロン」を唱え、何本もの水の柱が清麿たちに襲いかかる!!最悪の相性の敵・パティ。絶体絶命のピンチにどうする、清麿・・・!?

「金色のガッシュベル!!」52話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第53話のあらすじ

パティの操る何叙{もの水の鞭・オルダ・アクロンが清麿達に迫る。清麿は貫通力のあるザケルガで突破しようとするが、何層もの水の壁に阻まれパティに傷一つ負わせる事が出来ない!そして電撃を帯びた水の鞭は再びガッシュ達に襲いかかる!!パティの高笑いと共に閃光に包まれるガッシュと清麿…!!「あの攻撃を食らったら終わりだ!」 清麿は巨大なラシルドを作りだし、自分達の姿を隠す事によってパティの術からかろうじて逃れたのだった。パティは自ら術を操っているので、見えない標的を正確に追う事が出来ないのだ。
直撃は免れたが確実にダメージを受けているガッシュ達。 そんな中、パティがガッシュを好きな事に気付いた清麿は謝らせようとガッシュを諭す。しかし一方的なパティの想いに応えられないガッシュは「やっぱり知らない人は好きでも何でもないのだ」と言ってパティの怒りを煽ってしまう。彼女の容赦ない猛攻に今度はラウザルクで応戦!接近戦になったところでザケルガを撃とうとするが、何も起こらない…。どうやらラウザルクを発動している最中に他の術は使えないようだ。そうしているうちに、パティ達の最強呪文・スオウ・ギアクルにより巨大な水龍が上空に出現する!!
全ての力を込めて清麿は叫ぶ!「第4の術、バオウザケルガ!!」その威力は水の龍を上回り、雷がとうとう水を打ち砕く!清麿は勝利を確信する。がその時、いきなりカエルのような魔物・ビョンコが乱入してくる!パティに向かい「助けてやるから仲間になるゲロ!」と言い自らの最強呪文でバオウ・ザケルガを破ろうとするが、本の持ち主の不在により術は出せず、そのまま押し潰されてしまう。結局、気絶した二人はウルルに担がれその場を脱出するのだった。残りの魔物を一掃する作戦に出る、その手伝いをするゲロ!というビョンコの言葉に、清麿は不吉な予感を覚えるのだった。
二日後、ビョンコに案内され南米のとある遺跡を訪れていたパティとウルル。洞窟の奥深く、巨大な扉の向こうにいたのはあの仮面の魔物ロード!そこにはたくさんの石版が集められており、彼によればこれらの石版は千年前に行なわれた魔界の王を決める闘いで、「石のゴーレン」という 魔物により石化の呪いを受けた魔物達だという。その呪いを解く光を作り出す事に成功したロードは、千年もの間ずっと閉じ込められていた魔物達をパティの目の前で復活させる。この魔物を使いガッシュに復讐をしようというロード。パティの口には、不敵な笑みが浮かんでいた…。

「金色のガッシュベル!!」53話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第54話のあらすじ

タイの南部・密林地帯。そこにはかつて清麿たちに敗れ、逃げ去った魔物・バランシャとパートナー・ガルザが敵の魔物に追い詰められていた。怯えを全く見せない相手の闘い方に戸惑うガルザ達。最強呪文ギガノ・ガドルクで一気にかたをつけようとするが、相手の凄まじく憎しみに満ちた戦闘意欲に圧倒されてしまう。その相手の魔物こそ、ロードによって石版から復活を遂げた千年前の魔物だった。 そしてビョンコ率いる三体の魔物が加勢に加わり、密林に、ガルザ達の悲鳴がこだまする…!ところ変わってその頃、日本では清麿とガッシュが公園で楽しく?電車ごっこをしていた。
電車ごっことはとても言えない、とんでもないスピードで清麿を引きずりまわすガッシュ。清麿がボロボロなのもお構いなしに公園内を大疾走。ガッシュは清麿が久しぶりに丸一日一緒に遊んでくれるのが嬉しくて仕方ないのだった。そんなガッシュを見て「今日は徹底的に遊ぶか!」と清麿は笑顔で言う。ちょうどその時鈴芽とウマゴンもやってきて、今度はみんなでカンケリをして遊ぶ事に。鬼を決めるため早速ジャンケンをするが…ウマゴンはジャンケンが出来なかった。なので他の方法をとるがひづめではクジも引けず、おまけに言葉も通じない。ついにウマゴンがキレる!!
結局ガッシュが最初に鬼役となった。しかしカンケリのルールを理解していないウマゴン。鈴芽も“だるまさんがころんだ”と勘違いしているし、ガッシュはガッシュでたまたま公園にいたワイフや岩島、金山を追いかけ回す始末。 第二ラウンドは清麿が鬼をするが、途中何故かナオミちゃんまで乱入しハチャメチャなカンケリとなってしまった。 お昼の時間になり、清麿のお母さんが作ってくれたお弁当をみんなで食べる。楽しい一日を過せたことを心から喜ぶガッシュ。「こんな幸せがいつまでも続くといいのう…」 その言葉に清麿も穏やかな顔で微笑む。
みんなが帰った後も、清麿とガッシュは二人だけで砂の城を作り始める。友達がいて、一緒に遊んで、笑いあって。 このまま楽しくて幸せな日々が、いつまでも続けばいい… そんな事を思いながら、二人は完成した城を見つめていた。とその時!二人の願いと作り上げた城を一瞬にしてブチ壊したのは空から降ってきたパティ!!彼女はガッシュの魔本を「確実に」燃やしに来たと言う。「降りてらっしゃい!千年前の戦士達よ!」パティのその声に天を仰いだ清麿達の目に映ったのは、上空からゆっくりと飛来する、 三体の魔物の影だった…。

「金色のガッシュベル!!」54話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第55話のあらすじ

パティと共に飛来してきた三体の魔物、ボルボラ・ドグモス・エルジョが、それぞれの本の持ち主とともに清麿とガッシュに襲い掛かる!彼らの異様なまでの敵意に戦慄する清麿たちは恐るべき戦闘能力に振り回される。人気のないところへと移動するガッシュたち…一人高みの見物のパティはそれを嘲り笑う。そして、これらの魔物が前回の魔界の王を決める戦いで石にされ例の石版となっていた事、それがロードにより復活させられたことを明かす。千年もの間、石に閉じ込められていた魔物達の怒りは清麿たちにぶつけられていたのだ!
三対一。圧倒的不利な状況の中、まずは一体ずつ倒していこうとする清麿だったが、至近距離からザケルガを浴びせても体の頑強な千年前の魔物たちは倒れない。呆然と立ち尽くすガッシュたち。逆にエルジョの術ガンズ・ビライツを浴び、清麿がひどい怪我を負ってしまった。逃げると見せかけて細い一本の通路に敵をおびき寄せた清麿は、勝負を決めるべく最強呪文バオウ・ザケルガを発動する!! が、エルジョとボルボラもそれぞれ最強呪文ダイバラ・ビ ランガとギガノ・ガランズを発動させ、二体同時の術の前に敗れるのだった…。
もはや体力も気力も尽き、地に倒れる清麿。勝ち誇った顔のパティたちが近付いて来る。清麿は本を持つ人間たちが皆、生気がない目をしていることに気付く。そして彼らがロードによって心を操られていることを悟るのだった。言い当てた清麿に、パティは語りだした。ロードは千年前に戦った魔物の子孫を集め、魔本が読めるように心を操作し 、同時に戦うこと以外の感情を消したのだという。それを 聴き、激しい怒りをたぎらせる二人。心を操り無理やり戦わせる…ガッシュは、清麿は、無理やり戦わされていた心優しき魔物・コルルを知っている!!
もう二度とあのような戦いを、涙を流させてはならぬ!! 最後の力を振り絞り、二人は反撃に打ってでる。パティも一瞬たじろぐが、ガッシュの放ったザケルは威力がまるでない。もはや清麿の心の力は尽きていたのだ…止めを刺すべく、三体の魔物たちの攻撃魔法が清麿とガッシュに迫ったその時!!「セウシル!!」半球体のバリアーがガッシュたちを包み、呪文を跳ね返す!!「あなたたちはたった二人じゃない!力強い仲間がいる!!」声の先に立っていたのはティオと恵。心強い仲間の登場に、ガッシュと清麿の顔に、希望の笑みが浮かぶのだった。

「金色のガッシュベル!!」55話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第56話のあらすじ

パティ率いる千年前の魔物三体と絶望的な戦いを続けていたガッシュと清麿。そのピンチを救ったのは、ナゾナゾ博士から連絡を受けて駆けつけたティオと恵だった!彼らとの戦いを通してティオ達もまた、新たな力を手に入れていたのだった。ボルボラの放ったドリル状の攻撃呪文ギガノ・ガランズに対し、恵は早速ティオの新呪文「ギガ・ ラ・セウシル」を発動させる!半球体のバリアが敵を囲い込み、跳ね返されたギガノ・ガランズがボルボラを襲う!!バリアー内で自分の攻撃が跳ね返る術…!まずは一冊、敵の本を燃やす事に成功する。
仲間という光を得、ガッシュ達にも希望が見え始めた。そ して恵はもう一つの新呪文を唱える!「第五の術、サイフォジオ!」出現した剣を清麿に向けて投げるティオに慌てるガッシュだったが、柔らかい光に包まれ、清麿の傷はみるみる治って行く…!それは体力と心の力を回復させる癒しの術だったのだ。千年前の強力な魔物達との危険な戦いに対しても、ティオと恵、ふたりの決意はゆるぎない。そう、ガッシュと清麿が一緒なら戦える!!ようやく立ち上がる清麿。向ってくる敵を見据えるガッシュ。負けられない…あのロードを王にさせるわけにはいかないのだ!
ともに戦おう!!清麿の考えた作戦を元に、四人はコンビ ネーション攻撃で反撃を開始する。まずはギガ・ラ・セウ シルで敵の魔物、ドグモスとエルジョを閉じ込め呪文を封じ、そこを清麿達が攻撃するのだ!「チェックメイトだ」 清麿はバオウ・ザケルガを発動させる!着弾ギリギリでティオ達は術を解除し、敵にバオウ・ザケルガが直撃!!ド グモスの本は燃え、パティは深手を負ったエルジョ連れて逃げ去った。魔本が燃えた事でロードに操られていた心は元に戻り、その持ち主達は正気を取り戻すのだった。
今までの事を何も覚えていない彼らは、ボロボロの清麿達を見て心配し、涙を流す心の優しい人だった。そんな人達を平気で巻き込み、無理矢理闘わせていたロード。その卑劣な行為にガッシュ達は再度怒りをたぎらせる。そして本の持ち主の一人が持っていた、どこかの古代遺跡のタイルのようなモノ。これを調べればロードの居場所が分かるかもしれない…!清麿達は希望を見出す。一方、アフリカの サバンナで獲物を待ち構えるビョンコと魔物達。地平線の向こうより現れたのは漆黒の魔物ブラゴ、そしてパートナーであるシェリーだった。

「金色のガッシュベル!!」56話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第57話のあらすじ

千年前の魔物達との戦いに見事勝利したガッシュ、清麿、ティオ、恵。戦いで負った傷を癒し、早速唯一の手掛かりであるタイルをもとにロードの居場所を突き止めようと調査を開始する。一方その頃、アフリカの荒涼とした大地の上、ブラゴとシェリーが千年前の魔物と対峙していた。彼らは千年前の戦いでサイレント・ルーラー、「静寂の三闘士」と異名を取り恐れられた魔物達…「お前は下がって見ていろ」シェリーにそう言い放ち、ブラゴは一人、三体の魔物に向かっていく。ロードの手下ビョンコと千年前の魔物アルムの見守る中、いよいよ戦闘が始まった!
先陣を切ったのはファウスト。長剣を振り上げブラゴに襲いかかる!!が、ブラゴは最小の動きでそれをかわす。続くツヴァイとトロワの攻撃もブラゴを捕える事が出来ない。それならとコンビネーション攻撃に切り替え再度攻撃を仕掛けるが、それさえも彼には通じないのだった。ブラゴの戦いを見ていたシェリーは、彼が自分に言いたかった事を悟っていた。ブラゴがシェリーに下がれと命じたのは、この機に一対複数の戦闘を見せておくため。これからの戦いを勝ち抜くために必要なもの、それはどんな状況に陥ろうとも揺るがない強い意志なのだ。来るべき、あの魔物との戦いに向けて…!
「ラウド!」今度は三人同時の攻撃を仕掛けてくる。ブラゴは正体不明の攻撃を受け、その場に膝をつく。そして気付くのだった、音が聞こえなくなった事に…!ラウドは目に見えない超音波攻撃。回避する事は不可能…これこそが静寂の三闘士の名の由来。音を奪われたブラゴは敵の攻撃を察知する事が出来ず、追いつめられていく。その異変に気付きブラゴの元へ走るシェリー。超音波の膜の中に飛び込み、背中合わせに立つ二人。たとえ音が聞こえなくとも二人のコンビネーションには一分の隙も無い。そして、ブラゴの最強呪文ディオガ・グラビドンが三体の魔物を一掃する!!!
倒した魔物の本の持ち主が心を操られていたことから、シェリー達はロードという魔物がゾフィスである事を確信するのだった。遠く離れた古代遺跡で戦いの様子を見ていたロードは、見抜かれたことを悟るとゆっくりと仮面を外す。そう、ロードこそ、かつてシェリーの親友・ココの心を操り、自らのパートナーとして戦いに巻き込んだ魔物・ゾフィスだったのだ。千年前の魔物を従え、今や恐るべき戦力を得たゾフィスとココ。「楽しみながら王になろうではないか…」邪悪な企みと圧倒的余裕を持って、彼らはガッシュ達を待ち受けるのだった。

「金色のガッシュベル!!」57話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第58話のあらすじ

魔本を持たせるためだけに何の関係もない人間たちを操り人形にし、千年前の魔物たちを配下に凶悪な野望を企てるロード。その野望を打ち崩すべく、魔界の王を決めるための戦いに参加していた魔物たちが力を合わせつつあった。ひと粒の宝石という唯一の手がかりから、ロードの居場所を見つけ出そうと資料本の山に囲まれる清麿。「自分には何もできないから」と清麿を手伝うガッシュ。共に戦う仲間を集めるため、南極でキャンチョメ&フォルゴレのコンビに接触したナゾナゾ博士とキッド。ウマゴンもまた本の持ち主を探すために連日出かけ、恵とティオも決意を固める…。
特に恵にとって、今回の騒動は相当の重荷になっていた。何故なら彼女はトップアイドルであり、学生でもあったからだ。日々の芸能活動で学校への出席すらままならない現状なのに、ロードとの戦いが控えているとなれば、その間はある程度の長い休みを取らなければならない。それは学業と仕事を両立させつつ、休む間のスケジュールをも前倒しでこなさなければならない事を意味していた。しかもそんなハードスケジュールの時に限って、何も知らない同級生の女の子は辛く当たってくる。それは彼女が芸能人だからなのか…
「自分の選んだ道だから、歌は…私の目標だから…。だからガンバってみたいの! 自分がどこまでやれるか、確かめてみたいのよ!!」…叫ぶように本心を打ち明ける恵。彼女は辛い状況だからと、余計に自分にプレッシャーを与えて踏ん張ろうとした。その頃、街で魔本の持ち主を探していたウマゴンは、突然現れた野良犬によって本を奪われてしまっていた。慌てて追うウマゴン。しかし追いつけない…!! そこに現れた、謎の長身の男。彼は野犬の前に立ちふさがると、野良犬に攻撃することなく優しく接して魔本を取り戻す。果たして、彼は…!?
ティオも手伝いに来てくれて、いよいよはかどる清麿の調査。そんな中、ついにロードの居場所が判明した!! 目指すは南米「デボロ遺跡」。すでに場所を特定していたというナゾナゾ博士から航空チケットを送られた清麿たちは、いよいよ迫る決戦に大きな決意をもって挑もうとする。そして恵もまた、自分に辛く当たった同級生がコンサートに来てくれたことで、「想いが通じた」…と晴れやかな気分で戦いに挑むのだった。清麿&ガッシュ、恵&ティオという今はまだ足りない戦力ではあるが、影でサポートしてくれるナゾナゾ博士を信じて…。

「金色のガッシュベル!!」58話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第59話のあらすじ

ロードの居城に乗り込むべく、南米へとやってきた清麿、ガッシュ、恵、ティオ、そしてウマゴン。飛行機を乗り継ぎ、着いた先はジャングルの奥にある小さな街だった。そこで清麿たちはかつての強敵・アポロと再会する。実は清麿たちが乗っていたのはアポロがチャーターしてくれた飛行機。清麿はアポロにこの街に拠点を張り、ロードとの戦いを支援してくれるように頼んでいたのだ。彼の手配してくれた船に乗り、さらに密林の奥へと進んでいく。そして、ついにデボロ遺跡が確認できる位置までやってきた。
その時、茂みから誰かの気配を感じる一同。敵ならば応援を呼ばれるのはまずいと清麿はザケルを唱える!しかし飛び出してきたのはなんとキャンチョメとフォルゴレだった。南極でナゾナゾ博士と出会い、清麿たちがロード率いる千年前の魔物たちと戦っていることを知ったのだという。キャンチョメの弱っちさを知っているティオは置いて行こうと言うが、清麿は「キャンチョメの術はとても役に立つ、力強い味方だ」と仲間に迎え入れるのだった。そしていよいよ一行は広大な遺跡の中に足を踏み入れてゆく。
「静かに、慎重に行こう」入り組んだ遺跡の中をゆっくりと進む六人と一匹。フォルゴレによれば、ナゾナゾ博士がここにはダメージを回復させる何かがあるのではないかとにらんでいたらしい。それを壊すことが勝利への近道になるかもしれない・・・とその時、清麿たちの前に千年前の魔物が二体現れた!巨大な龍のような姿をしたゲリュオス。そして空を飛ぶピエロのような格好をした魔物アルム。向こうはまだこっちに気づいていない様子。仲間を呼ばれては厄介だ・・・そう判断した清麿は奴らを離れた部屋におびき出してほしい、とキャンチョメに言うのだった。
これはキャンチョメにしか出来ない作戦なのだ。最初は震えていたキャンチョメだったが、君の力でガッシュたちを助けてあげるんだというナゾナゾ博士の言葉を思い出し、「ボクがここに来たのは足手まといでなく助けるためだ!」とその役をかって出る。得意の変化の術をうまく使い、どうにか敵二体をおびき寄せる二人。そして最後は壁そのものに化けることによって見事魔物をだまし抜き、清麿の言った部屋に誘導することに成功した!ボクはもう足手まといじゃない・・・!みんなに褒められ嬉しくて仕方のないキャンチョメ。しかしその時、彼らの背後にもう一体の魔物が現れる・・・!!

「金色のガッシュベル!!」59話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第60話のあらすじ

清麿の作戦により、敵の魔物・アルムとゲリュオスを大広間におびき寄せることに成功したキャンチョメ達。しかしその背後には、もう一体の魔物ガンツが現れた!襲いくるガンツをこっちで倒すと引き受け、キャンチョメ、フォルゴレ、ウマゴンは走る!そして大広間では清麿、ガッシュ、ティオ、そして恵がアルムとゲリュオスに戦いを挑む。素早い動きと絶妙なコンビネーションでアルムを圧倒し、ザケルガを連続でくらわせることに成功したガッシュと清麿。しかし立ち上がったアルムは、なんと本の持ち主に対して言葉で指示を出したのだ!!
千年前の魔物もロードによって心を支配されていると思っていた清麿たちは驚く・・・!戦うことを無理強いされているのならやめろと呼びかけるが、アルムは自らの意志で、千年もの間石にされ、魔界にも帰れずにいたてうっぷんを晴らしているのだという。ロードに心を操られて、戦いに巻き込まれているパートナーのことも「心の力のバッテリーよ!」と言い放つアルム。しかしそんなアルムが、ガッシュの目には可哀相に映るのだった。ずっと石にされていた彼らの苦痛は想像がつかない。そして、キャンチョメもまた、ガンツに対して同じものを感じていた・・・。
「アクル!!」ゲリュオスの口から大量の水が吐き出され、大広間はたちまち水に沈んでしまう。そして水中でもがくガッシュ達にゲリュオスの牙が迫る!!間一髪、その攻撃の余波で水中から脱するも、一面水浸しではうかつに攻撃が出来ない。下手をすれば清麿や恵達も感電してしまう危険があるのだ・・・!清麿はとっさに思いついた作戦を皆に指示し、ガッシュのザケルガで水底を砕く!凄まじい勢いと共に水が抜け、その流れに飛び込む清麿達。アルム達もそれを追う。そして、流れ着いた鍾乳洞でガッシュたちは再び対峙するのだった。
「もう、あやつの心を解放してあげようぞ」ガッシュは静かにそう言った。それに対し、お前のやりたいように戦え、と清麿は第六の術・ラウザルクを発動させる。アルムの本の持ち主・真美子の手から魔本を奪うべく突進していくガッシュ!!それを邪魔する様に襲いかかるゲリュオスも素手で受け止め、投げとばす。一瞬怯んだ隙にガッシュは背後へ!しかしアルムには攻撃せず、あくまで魔本を奪おうと奮闘する。攻撃に巻き込まれた真美子をかばって自らダメージを負ったり、アルムの疑念はついに確信へと変わる。ガッシュは魔物も、本の持ち主も傷つけずに勝つつもりなのだ・・・!

「金色のガッシュベル!!」60話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第61話のあらすじ

デボロ遺跡の鍾乳洞にて清麿達がアルム、ゲリュオスとの激しい戦いを繰り広げている。魔物にも人間にもダメージを与えず、あくまで魔本を奪おうとするガッシュの戦い方に怒りをあらわにするアルム。最強の術、エグドリス・ネシルガで一気に勝負に出る!清麿はバオウ・ザケルガでそれを相殺するが、続いてのゲリュオスの最強呪文ギガノ・ディオルクに打つ手がない…そんな窮地を救ったのは「私の盾を甘く見ないで!」と今まで溜めておいた心の力を解放したティオのマ・セシルド!そして敵が大技を連発していたことで出来た隙をつき、恵が魔本を奪っていた!
その頃、フォルゴレ達もガンツにボコボコにされながらも魔本を奪うべく奮闘していた。度重なる変化の術により翻弄されていたガンツは、キャンチョメの姿が見えなくなると壁や床に変化したモノと思い込んでいる。その裏をかき、コポルクの術で小さくなって本の持ち主に接近するキャンチョメ。フォルゴレとウマゴンが必死に敵の気をそらし、キャンチョメは見事、本を燃やすことに成功したのだ!この魔物は千年経った今、やっと魔界に帰る…「また魔界で会ったら…今度は友達になろうね」キャンチョメの言葉に、消えゆくガンツの瞳には涙が光るのだった。
清麿達の前で燃える、二冊の魔本。消えかかりながらも、アルムは話し出す。ガッシュのような甘ったれた戦い方ではこの先に待ち受ける魔物達を倒せない。今後は敵の魔物達にも容赦なく攻撃をすること…「いいな、約束しろ」それにガッシュが頷いて見せると、アルムは穏やかな顔を見せる。さらに彼は、千年前の魔物達が裏切ろうとすればロードに心を支配されている本の持ち主がそれを防ぐ事、そしてその魔物はロードによって再び石に戻される事を話す。アルムは実際に石に戻されかけた魔物を見たことがあるというが…。
最後に負けんじゃねえぞ、と言い残し、アルムとゲリュオスは消えた。これで彼らはやっと戦いから解放されたのだ…。ちょうどその時、勝利したフォルゴレ達も戻って来た。心の呪縛が解け目を覚ました人達に、アポロの待つ街まで行けば帰国の手続きや治療が受けられることを告げ、地図を渡す恵。アルムの本の持ち主だった女の子・真美子にありがとうと言われ、清麿達に笑顔がこぼれる。そして更なる戦いに向け、気を引き締める一同。しかしその時すでに、ガッシュ達の気配を嗅ぎつけた新たなる敵、ビクトリームが“華麗なる”その姿を現そうとしていた…!

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「金色のガッシュベル!!」第62話のあらすじ

デボロ遺跡内を進むガッシュたちは、蔦に覆われ、水の流れる大広間に辿り着いた。アルムたちとの戦いで呪文を使うための心の力は底をついている…。戦いで受けた傷を癒し、心の力が回復するまで一行はここで休息をとる事にした。「みんな、ここは楽しくおやつの時間にしようじゃないか!」とフォルゴレはどこに持っていたのかメロンを取り出し、恵は何故かもってきていた包丁やマナ板でそのメロンを切り分けいただくことに。みんなでメロンをおいしく食べている傍ら、Vの字の姿をした新たなる敵・ビクトリームが誰も自分に気づかないことに激しい怒りを燃やしていた…!!!
「私の名前はビクトリーム。華麗なるビクトリーム様だ!!」いつの間にかそこにいて、しかもとんでもない怒りオーラを発しているその魔物にビビるガッシュたち。まだ皆の心の力は回復していない…!焦る清麿。その時、フォルゴレがその怒りを鎮めようと先程食べていたメロンの一切れを差し出した。そのあまりの美味しさに、歌って踊りだすビクトリーム。「キャッチ・マイ・ハート!ベリーメロン!」ガッシュとティオも一緒になって踊りだす。「おかわりだ!」のフィニッシュに思わず「やかましい!」と突っ込んでしまう清麿。そしてビクトリームに再び怒りが蘇る!!
激怒したビクトリームはガッシュたちめがけて「マグルガ」を放つ!!!その凄まじい破壊力は、壁に見事なVの字の穴を開けていた…!!!彼は清麿たちが先の戦いで心のエネルギーを消耗し、満足に戦えない状態にあることを知りながら襲ってきたのだ!にたりと笑うビクトリーム。とその時、またもやメロンでご機嫌をとるフォルゴレ。そしてビクトリームがまた踊りだした隙をついて縛りあげ、袋叩きにするガッシュ達。しかし、ビクトリームのマグル・ヨーヨーの術であえなく吹き飛ばされてしまった。
もはや本気になったビクトリーム。「分離せよ、我が美しき頭部よ!!」その言葉と共に、体から分離した頭部が空中で高速回転をはじめ、マグルガが全方向に向けて撃ち出される!!清麿たちはとっさにティオのセウシルで防御するが、降り注ぐ強力なマグルガに対し、薄いバリアであるセウシルでは長くはもたない。バリアにヒビが入り破られようとしたまさにその時!マグルガがビクトリームの本体を直撃する。吐血して地面に落下するビクトリームの頭部…。「こいつ…バカだが強い!!!」清麿たちが出せる術は後僅か。この状態で、果たしてビクトリームに勝てるのか…!!?

「金色のガッシュベル!!」62話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第63話のあらすじ

華麗なる襲撃者・ビクトリームの登場で、窮地に立たされた清麿たち一行。皆疲弊しきっていて、呪文が使えてもせいぜい1・2回・・・少ないチャンスを最大限に生かさねば!!そして頭部と体が分離している今こそチャンスだと、ガッシュ達魔物組が突撃する。キャンチョメが体に化けてることによってビクトリームの目を欺き、その隙に本物の体をタコ殴りにするガッシュたち。それに激怒したビクトリームはマグルガを発射するが、ガッシュ達が逃げ出したためマグルガは自分の体に命中し、再びダメージを負ってしまう。「我が体撃沈ー!」
もはや完全にブチ切れたビクトリーム。Vのポーズをとり、本の持ち主・モヒカン・エースが「チャーグル!」と呪文を唱えると、その度に体の玉が輝きだす。デカい攻撃が 来る・・・!それを阻止しようとティオの投げた石が股間の玉を直撃!ついにビクトリームの我慢も限界、不完全ながらVの字光線・チャーグル・イミスドンを発射!対して清麿はバオウ・ザケルガを放つ!!が、あまりの威力の違いにバオウザケルガが打ち負ける・・・!!かろうじて回避することが出来たが、ビクトリームはもう既に2撃目のチャーグ ルを開始している。まさに絶体絶命・・・!?
ガッシュたちは最後の呪文・・・ティオのサイフォジオに全てを賭ける!清麿を回復させたかのように見せかけて、実は回復したのはフォルゴレ。「バオウザケルガ!!」と清麿 が叫ぶと電撃龍に化けたキャンチョメが飛び出す!ビクトリームにフェイントをかけチャーグル・イミスドンを外させた後、そのまま敵の懐に飛び込んでモヒカン・エースの 腹に自分の顔を描き魔本に化けるキャンチョメ。ビクトリームは二冊魔本があること、腹にキャンチョメの顔がある事からキャンチョメがモヒカン・エースに化けていると勘 違いし、勝ち誇った顔でまんまとモヒカン・エースを蹴り飛ばした!
吹っ飛ばされるモヒカン・エース!その隙にキャンチョメが本物の魔本を奪い、皆でビクトリームを包囲する!ガッシュたちの鮮やかなコンビネーションの前にパートナー とろくに心の通じていなかったビクトリームは敗れたのだ。そして最後のお願い聞いて、とベリーメロンをひとしきり歌った後、彼は華麗に消えていった・・・。魔本は燃やした がもう誰も術を使えないため、一時撤退することを決める清麿たち。しかしその時、無情にもさらなる敵が!小柄な女の子のレイラと、巨体を揺るがすダルモス。そして、そ れぞれのパートナーが現れたのだった・・・。

「金色のガッシュベル!!」63話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第64話のあらすじ

ビクトリームを共同作戦でなんとか倒したものの、みんな心の力を使い果たし身体もボロボロ…もはや誰も術を使うことは出来ない。今度こそ一時撤退を余儀なくされた清麿達。しかしその時、さらに新たな2体の魔物、レイラとダルモスが姿を現す。ダルモスの先制攻撃に逃げた清麿達が追い詰められたのは、一面が砂に覆われた部屋だった。ダルモスの放つ鉄球攻撃・ベギルセンに続き、レイラの三日月型ビーム・ミグロンが清麿たちに迫る。しかし、何故かミグロンは狙いが外れ、壁に大穴が開いた…。
「早くそこの穴から逃げなさい」と信じがたい言葉を口にするレイラ。さらに同じ千年前の魔物であるダルモスに攻撃の手を向けても攻撃呪文が出せないことを確認すると、防御魔法・ミシルドで清麿たちを守る。自分達は間違っているとレイラは言った。彼女はロードの非道を見抜き、石に戻されるのを覚悟で清麿達を逃がそうとしているのだ。その姿に胸を打たれた清麿とガッシュ。「その本を守り通せば、ガッシュは消えない。」とティオにガッシュの魔本を託し、自分達はこの場に踏みとどまりレイラと共にダルモスを倒すことを決める!!
フォルゴレ達4人を壁の穴から脱出させ、ウマゴンにも逃げるように言う清麿。ウマゴンが清麿に懐かない本当の理由、それは本の持ち主・清麿がいるせいで大好きなガッシュが戦いに巻き込まれてしまうから…本当は戦いが嫌いなのに、勇気を出してついて来てくれたということが清麿には判っていたのだ。そして何か意を決し、泣きながらその場を脱出するウマゴン…。と同時にミシルドは吹き飛ばされ、壁の穴も塞がってしまう。戦闘体形へと変身し、いよいよ本気になったダルモス。ベギルセンが砂漠をかき回すと巨大な蟻地獄が形成され、清麿たちを飲み込み始めた…!
絶対絶命のピンチに陥るも、とっさに起死回生の策を講じる清麿。自分達がダルモスの延長線上に来るようにすれば、レイラは攻撃を放つことが出来るのだ!放たれたミグロンに勝利を確信する清麿だったが、ダルモスはその巨体に見合わぬ高速移動で攻撃を回避!清麿達に当たってしまう。もはやこれまでとダルモスに降伏するレイラ。勝ち誇ったダルモスの拳がレイラを襲おうとしたその時、「メルメルメ~!」と聞きなれた鳴き声が響く!!そこにいたのは、勇ましい表情のウマゴン。そしてその傍らに、光輝くウマゴンの魔本を持った男が立っていた…!!!

「金色のガッシュベル!!」64話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第65話のあらすじ

「まさか…あの人がウマゴンの本の使い手!?」清麿たちのピンチに戻ってきたウマゴン。そして彼と共に現れた男…手には光り輝くウマゴンの魔本がしっかりと握られている。「シュドルク!」男が呪文を唱えるとウマゴンの身体は鎧をまとったような姿に変化!そして目にもとまらぬ高速移動でレイラや清麿たちを救い出す。さらにダルモスをそのスピードで圧倒し、蟻地獄の中に叩き落す。そしてその隙に、ウマゴンの魔本を持つ男が清麿たちの元にやってきた。男の名はカフカ・サンビーム。彼は2週間前、すでにナゾナゾ博士と共にウマゴンと出会っていたのだ。
ナゾナゾ博士の思った通り、ウマゴンの魔本が読めたサンビーム。しかしウマゴンは戦うことを拒んだ。戦いが怖かったのだ…。ボロボロと涙を流すその様子を見、「ウマゴンが自分の意志で戦うかどうかを決めなければ戦えない」とその時は一旦去ったサンビームだったが、彼を信じ、魔本を持ってこの遺跡まで来ていたのだった。とその時、砂に埋もれていたダルモスが再び姿を現した!いつも一人みんなの戦いを…頑張りを見てきたウマゴン。パワーでは劣るも、キャンチョメ・ティオ、そしてガッシュの姿を思い起こし、ダルモスと激しい衝突を繰り返す!
何度弾き飛ばされても果敢に飛び掛るウマゴン。そして、ついに強化されたはずのダルモスの装甲にヒビが!!激怒したダルモスはガンズ・ベギルの術を発動、ウマゴンに雨あられと弾幕が降り注ぐ!その素早さで見事避けきるが、とうとう掴まってしまう。ウマゴンを助けるべく突撃するサンビーム。砂でダルモスに目潰しを浴びせるが、逆にウマゴンもろとも弾き飛ばされる。勝ち誇った顔で突進してくるダルモス。戦いへの恐れと、友達を助けたい思いに葛藤していたウマゴン。しかし、それを乗り越えた戦いへの強い決意は、成長として現れる!「第二の術、ゴウ・シュドルク!!」
新たに角が生えたウマゴンがダルモスに強力な一撃をくらわせ、ダルモスの装甲を易々と打ち砕く!言葉を使わなくてもウマゴンはサンビームの指示を理解し、的確に敵を追いつめていく。この短い戦いの間に二人の心は強く深く結びついていた。背後の隙を突かれ、壁に激しく吹き飛ばされるダルモス。起き上がった時、既に彼の魔本はサンビームの手にあった。ウマゴンもまた「僕がこの魔物をこの本の持ち主から遠ざけるよ」とサンビームに語りかけていたのだ。本を燃やされ、消えていくダルモス。ウマゴンとサンビーム、グルービーな二人の初勝利で戦いの幕は閉じたのだった。メルメルメ~!

「金色のガッシュベル!!」65話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第66話のあらすじ

心の通じ合った鮮やかな連携バトルにより、見事ダルモスを倒したウマゴンとサンビーム。しかし、初めての戦いで二人は消耗しきっていた。その様子を見たレイラは待っていてとその場を後にする。身体を休めながら清麿は、サンビームに先程の戦い、まるでウマゴンと言葉が通じているようだったと言う。サンビームによれば声に込められた想いを聴くことで、言葉の通じない相手とも会話することが出来るらしい。それを聞いたウマゴンは、自分の名前がシュナイダーである事を伝えようとする。が、やはり上手くいかなかった…。とそこへ、石のかけらが入ったビンを持ってレイラが戻って来た。
ビンから取り出すと強い光を放つ石のかけら。この石の光こそが、アルムの言っていた「月の光」。これはゾフィスのいる塔の最上階にある「月の石」から削り出したかけらで、千年前の魔物やそのパートナー達はこの石が放つ光を浴びることで体力や心の力を回復しているのだという。そしてこの光を失ったら、千年前の魔物達は石に戻るとも言われていると…。レイラは清麿たちにかけらを渡し彼らの力を回復させると、逃げたティオ達が偵察の魔物に見つかってしまう危険があることを告げる。それを聞いたガッシュ、清麿、サンビームは変身したウマゴンに乗り、街へと急行する!!!
その頃、アポロのいるホテルまで戻り、傷の手当てをしていたティオ、恵、フォルゴレ、そしてキャンチョメ。しかし心の力も回復しないうちにビョンコに率いられた千年前の魔物3体…カルーラ、デンシン、パラマキロンに見つかってしまう。呪文が使えない一同は逃げようとするが、車を破壊され、退路を絶たれてしまった。「そのガッシュの赤い本をティオが守り通せば、ガッシュは消えない…」清麿の言葉が頭を過ぎる。この本だけは、必ず守ってみせる!!!ガッシュから託された魔本を抱き締め必死に逃げるティオに、容赦なく敵の魔物の牙が迫る!!!
「ゴウ・バオレン!!!」その時ティオを救ったのは、かつて香港で清麿たちと共に戦った魔物ウォンレイと、その本の持ち主リィエン。さらにナゾナゾ博士とキッドも駆けつけ、強力な術で敵を圧倒する。しかし安堵したその隙を突かれ、ティオが空を飛ぶ魔物・フェリウスに捕まってしまった!ガッシュの本だけでも守ろうと、地上にいる恵に魔本を投げ渡そうとしたその瞬間、ティオは自分の名を呼ぶガッシュの声を聴く!「ティオー!!!」ティオの瞳に映ったそれは、ウマゴンの背に乗ったガッシュ達の姿。ガッシュの延ばした手が今、ティオの手を掴む・・・!!

「金色のガッシュベル!!」66話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第67話のあらすじ

ビョンコ率いる千年前の魔物たちに襲撃されたアポロたちのもとに、清麿とガッシュ、そしてウマゴンとサンビームが駆けつけた!!捕まっていたティオも無事助け、フォルゴレやウォンレイたちと合流、再会を喜びあう清麿。しかし敵は態勢をを整え、一気に攻めてくる構えだ。そこに「再会を喜ぶのは後にしよう」とナゾナゾ博士。自分が隙を作るからそれに乗じて攻撃するよう清麿に指示をする。危険だというと不敵に笑う博士。「来てるのか、あの超能力集団が!!?」そう、ナゾナゾ博士はアメリカ生まれの不思議な集団・マジョスティック12を従えてきていたのだ!
「いでよ!わが12人のしもべたちよ!」ナゾナゾ博士の声に応え、12人の超能力たちが颯爽と姿を現す。例によって順番に超人パワーを見せつけた後、「さぁ、この中で仲間外れはだ~あれ?」とナゾナゾを出す博士。ビョンコはスーツ姿は一人しかいないからワンダフル・トゥー・ザ・フューチャー!と答えるがスーツ姿は三人いる…。しかも正解は空が飛べるからフライングビート。清麿は自分の時はビック・ボインだったと抗議するが流される。そしていよいよ攻撃態勢に入るマジョスティック12。これで奴らもおしまいだ!と勝利を確信する清麿だったが…。
まずはツー・ライティング・アイが目からビームを発射!しかし眩しいだけでビョンコたちに傷一つ付けることは出来ない。彼を筆頭に次々にやられていくマジョスティック12。もう見ていられないと攻撃しようとするが、ナゾナゾ博士はそんな清麿を制する。まだ彼女がいる!最後に残っていたのはあのビック・ボイン。博士が「ボインチョップだ!!」と叫ぶと自分の胸にびしばしチョップをかます。呆然と立ちつくす清麿達…。敵もすっかり凍りつく。そしてその隙に敵の背後に回りこみ、ギガノ・ゼガルでまとめて吹っ飛ばす博士。「隙を作ったんだぞ!攻撃せんか!」と博士に言われ清麿はやっと我に返る。
「第六の術・ラウザルク!」ガッシュを強化し、すぐさま突撃させる!ビョンコはカルーラの大技バズ・アグローゼスで反撃するが、ウォンレイのラオウ・ディバウレンがそれを粉砕した。魔物たちの本は燃やされ、ビョンコは逃走する。戦いに勝利し、ホテルに戻った一同。改めてお互いの無事を喜び合う。そしてその席でナゾナゾ博士は、ロードについて語り始めた。ロードとは仮の名、本当の名前はゾフィス。そして彼のことを、ある魔物とそのパートナーから聞いたのだという。その魔物とはブラゴ、そしてパートナーのシェリーだった…。

「金色のガッシュベル!!」67話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第68話のあらすじ

「魔物の名はブラゴ、そしてその本の使い手のシェリー。」ナゾナゾ博士はここに来る前、二人にも千年前の魔物を一緒に倒してくれるよう協力を求めていたが、あっさりと断られていた。それでも説得しようとする博士にシェリーは異様な殺気を放ちながらこう続けた、ロードだけは自分達の手で倒す、と。「くれぐれも…私たちの邪魔だけはなさいませんように…!」彼女に釘を刺され、気圧されながら出口に向かう博士。別れ際に、ロードの正体…彼の真の名はゾフィスということ、そして自分の親友の心を操り、幸せを奪った魔物だと彼女は語ったのだった。
それを聞いた清麿たちは、みんなで協力してゾフィスを倒そうと一致団結する。そんな中、ティオはガッシュに昼間、助けてくれたことの感謝の気持ちを伝えようとするが、他のことに夢中になって聞いてくれないガッシュに怒ってしまう。それからあの手この手で気持ちを伝えようとするが、失敗の連続。リィエンから「静かなところで二人っきりになればきっと素直な自分の気持ちが言える」とアドバイスをもらったティオは、早速ガッシュを静かなところへ連れ出す。が、行く先々に邪魔者が待っていてなかなか二人っきりになれずやっぱり怒ってしまうティオ…。
ありがとう、その一言がどうしても言えないティオ。一人中庭で落ち込んでいると、心配した恵がやってくる。素直に言えない…と悩みを打ち明けだすティオ。明日から厳しい戦いが始まる、一緒にいられるのはこれが最後かもしれないのだ。その前にどうしても言いたい、ガッシュに素直な気持ちを…!「でも、上手にいえないんだもん…どうしていいか分からないんだもん」そう言って涙を流す。恵はティオの肩をそっと抱くと、「一番大事なのはティオの素直な気持ちよ」と優しく励ます。
「大丈夫!ティオならきっと出来るから」恵はそう言ったけど…。緊張するティオの元にガッシュがやってくる。今度こそは…!と勇気を振り絞ってガッシュに話し掛けるティオ。そして「ガッシュ!昼間はあたしを助けてくれて、ありがとう!!」と赤面しながらも、ガッシュに想いを伝えることが出来たのだった。笑顔の二人。ティオの告白は無事、成功したのだった。明日からの戦いは、より厳しいものになる…みんな、それぞれの想いを胸に眠る。決戦前夜、静かな夜は更けていく。ガッシュ達は、いよいよ戦いの時を迎えようとしていた…。

「金色のガッシュベル!!」68話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第69話のあらすじ

決戦を控え、最後の休息をとる清麿達。眠れないガッシュは一人、屋上で空を見上げていた。ゆっくりと朝日が昇る様を見つめていると、清麿がやって来る。人の心を踏みにじることをなんとも思わない魔物、ゾフィス。「あいつだけは、絶対に許してはいけないのだ」二人は打倒ゾフィスへの決意を確かめ合う。そして出発の朝。ガッシュ達はアポロのいるホテルを後にする。アポロは、パートナーだった魔物の子、ロップスの写真を見つめながら、清麿達の無事を祈るのだった。一方その頃、朝食を取っていたゾフィスとココ。シェリー達を迎える“パーティー”の前に、ガッシュ達を一掃しようと不敵な笑みを浮かべ、ゾフィスは席を立つ。
城の警戒は厳重になっていた。見張りの敵の気を逸らし、うまく内部に侵入することに成功する。無駄な戦いは避け、敵に見つからずになるべく中心部に近付きたいという清麿。細心の注意を払って進もう・・・と清麿がいうその時にお調子者のキャンチョメは敵にあっかんベーをしていた!結局敵に見つかり、戦いながら進むハメに。しかし見事に連携の取れた動きで次々と敵を突破していく一行。目的は月の光を出す石の破壊と、ゾフィスを倒し千年前の魔物とその本の持ち主達を解放する事。そして、必ず全員が生きて戻ること!!!清麿たちは、ゾフィスのいる塔に向けて走り出す!
そして順調に奥へと進んでいくガッシュ達。しかし、あまりに順調に事が運びすぎている…そのことにふと嫌な予感を覚える清麿。一方、ガッシュ達の快進撃の報告を受け苛立つゾフィスは、立ち上がる。彼らに“挨拶”をしようと言うのだ。そして一行は灼熱の溶岩の上に続く、階段の部屋に辿り着く。一つ間違えば奈落の底。しばし戸惑うがここ以外に進む道は無い。階段を進んでいる途中、ガッシュ達の前にゾフィスが姿を現した!「ゾフィス!!!」彼を見、一気に怒りが爆発する清麿とガッシュ!問答無用でザケルガを放つ!!しかしゾフィスは瞬間移動で消え、ザケルガは壁にヒット。更に呪文を唱えようとする清麿だったがサンビームに制され、ようやく我を取り戻す。ゾフィスに自分達の動きは筒抜けだったと言われ、清麿は青ざめる。ここまでさほど苦労せずに来れたのも、他に仲間がいないかどうかを見極めるため・・・!?「みんな登るんだ、走れ!!!」清麿は叫ぶが、時は既に遅く、階段にゾフィスのラドムが炸裂!彼は言う。「そう・・・ここで居なくなってもらおうと思いましてね」更にラドムが連発され、階段は崩壊を始める・・・!下は溶岩の海。このまま落ちたら助からない・・・絶体絶命のピンチ!!

「金色のガッシュベル!!」69話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第70話のあらすじ

ゾフィスの攻撃によって崩壊していく階段。下は灼熱のマグマ…!絶体絶命と思われたその時、「作戦Eだ!!!」というナゾナゾ博士の一言で、一同は互いに頷きあい、連携し始める!清麿&ガッシュとサンビーム&ウマゴン組、恵&ティオとリィエン&ウォンレイ組、フォルゴレ&キャンチョメとナゾナゾ博士&キッド組の3つに分かれ、なんとかそれそれ違う通路入口に辿り着き難を逃れたのだった。バラバラにされたとしても最低二組になって行動する…それが非常事態に備えての作戦E。しかしそれぞれの行く手には、四天王と呼ばれる魔物達が待ち構えているのだった…!
清麿達の前に現れたのは空中に浮くヒトデ達。ビームを放ち、動きも素早い。しかも魔物本体は見当たらず、本の持ち主さえいない…戸惑うガッシュ達。サンビームは混乱するウマゴンをなだめながら清麿に言う。「こんな時こそ、君の頭脳が必要だ」その言葉で冷静さを取り戻した清麿はどうにか活路を見いだそうとする。皆思いは同じ!先に進まねばならないのだ!そしてナゾナゾ博士達の前に現れたのは、巨大な椅子に座ったままぐるぐる回っているベルギムE・O。回転し続ける彼にビビりまくるフォルゴレとキャンチョメ、キッド。博士も今までとは一味違う魔物に、戸惑いを隠せないでいた。
そんな時、フォルゴレが無謀にも一人で敵に向かって行き、「そこを通して下さーい」とお願いする。ズッコケる一同だったが、ベルギムE・Oは意外にも自分を楽しませることが出来たら通しても良いという。「ただし、つまらなかったら殺ーす!」フォルゴレは命をかけた芸を成功させなければならないのだった…!一方、ウォンレイとティオ達の前に現れたツァオロン。一見無防備に構えているようだが全く隙が無く、一歩でも彼の攻撃範囲に入れば一撃が来る。それを感じ取ったウォンレイとリィエンは恵達を一歩下がらせるのだった。しかし「睨めっこは性に合わないのでな!」とツァオロンが先制攻撃を開始!ウォンレイがツァオロンの相手をしている間に、心を操られている人間なら自分だけでも倒せるはず、と本の使い手に向かっていくリィエン。しかし、リィエンの攻撃を全て受け止めるパートナー。彼の名は玄宗。「俺はゾフィスに心を操られていねえだけだ」強い相手と戦うためだけにこの千年前の魔物の戦いに参加したという玄宗。彼自身もまた中国拳法の達人であり、その強さは素手でセウシルにヒビを入れる程!!無茶苦茶な強さの玄宗、そしてその魔物ツァオロン。「この人達…強すぎる!!!」

「金色のガッシュベル!!」70話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第71話のあらすじ

清麿&ガッシュ組とサンビーム&ウマゴン組が無数のヒトデ軍団に手を焼き、ナゾナゾ博士&キッド組とフォルゴレ&キャンチョメ組がベルギムEOに圧倒される中、恵&ティオ組とリィエン&ウォンレイ組は、壮絶なバトルを展開していた。相手は四天王のひとりとして驚異的な身体能力と戦闘力を誇る玄宗&ツァオロンのコンビ。身を盾にしてまで仲間の女性陣3人を守ろうとするウォンレイは、満身創痍になりながらもたったひとりで玄宗&ツァオロンに立ち向かう。その覚悟の眼差しは、相打ちをも覚悟したものだった。
ウォンレイとリィエンが深い絆と愛情で結ばれていることを知っていた恵&ティオは、傷だらけのウォレンを見過ごすことができず攻撃を開始した。しかし戦闘向きではないこともあり、あっさりと返り討ちにされてしまう。そんな彼女たちの耳元で何やら囁くリィエン。その言葉と優しい笑顔だけを残し、リィエンもまた前線に立つのだった。もはやダメージのせいで立ち上がることもままならない恵&ティオを休ませたまま、リィエンとウォンレイは愛情で結ばれた絆を武器に、玄宗&ツァオロンの前に再び立ちふさがる。
激しさを増す戦いの最中、リィエンとウォンレイはかつての自分たちを回想していた。ウォンレイを連れて故郷の中国に戻った時のこと…。祖父に「婿殿」と好意的に迎えられ、四人一緒に楽しい日々を過ごしたこと…。しかし「魔物」と「人間」という種の隔たりによる、来たるべき別れを覚悟しなければならないこと…。ウォンレイは誓う。「いつか別れが二人を引き裂こうとも、心はリィエンと共にある。私がリィエンの心の中で生き続けるために…!!」そして最後の魔術を発動させるのだが…!?
しかし最後の術も玄宗&ツァオロンには利かなかった。その最中、恵とティオはリィエンが耳元で囁いた思い出していた。「ウォンレイと別れても残るものは何アルか? それは、私の心をひとり占めにするカッコいい人アル。私の、一番大好きな人アル。私の心に生き続ける…私たち、みんなを守ってくれる王様の姿アルよ!」その深い結びつきを再認識した恵とティオは、心のエネルギーを使い果たしたウォンレイのために最後の力を振り絞って魔術を発動。それによって回復したウォンレイは、強い意志と共に猛虎爆裂拳を放ち、ついには勝利をもぎ取るのだった。

「金色のガッシュベル!!」71話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第72話のあらすじ

フォルゴレ&キャンチョメ組とナゾナゾ博士&キッド組は、四天王のひとりベルギムEOと対峙していた。一千年の間石にされていたせいで退屈していたベルギムは、圧倒的な戦闘力で戦う前から両コンビを威圧。「自分を楽しませたら通してやる」と命がけの一発芸を一同に課す。しかし失敗したら命がないフォルゴレたちは、萎縮して混乱する始末だった。そんな時、恐怖心を押し殺したキャンチョメが、フォルゴレにエールを送って彼を励まそうとする。それによって自分が世界的スターだったことを思い出したフォルゴレは、大ヒットナンバー『チチをもげ』でベルギムEOを喜ばせようとした。
フォルゴレが時間を稼いでいる間、ナゾナゾ博士は秘策を練っていた。だが何の手がかりもない現状では、いくら智将の彼でも手も足も出ない。ベルギムEOが「私も一緒に歌いたいな」と提案したのは、そんな時だった。感激のあまり攻撃魔法「ギガノ・リュウズ」を放つ彼に戦々恐々としていたものの、自分のパフォーマンスでご機嫌を取れたフォルゴレは「案外いい奴かも…」と有頂天。しかしトチって舌を噛んだベルギムEOが八つ当たりのギガノ・リュウを乱射したため、一同はさらに縮こまってしまう。
その頃、恵&ティオ組とリィエン&ウォンレイ組は、恵のダメージが回復するまでしばしの休息を取っていた。そこで決意するティオ。ウォンレイの我が身を省みない壮絶な戦いに圧倒されていた彼女は、彼に「自分も強くなりたい」と弟子志願していたのだ。そのひたむきな姿に、ウォンレイは清麿とガッシュベルに抱いた熱い想いをオーバーラップさせる。一方、ヒトデの魔物たちに取り囲まれていた清麿&ガッシュベル組とカフカ&ウマゴン組は窮地に立たされていた。しかし清麿の直感が勝利へのわずかな光明を見出したようで…
ベルギムEOの怒りはナゾナゾ博士が咄嗟に演じたマジックによってどうにか収まっていた。だが無理やり持ち込んだクイズにも満足してもらえなかったばかりか、最後のチャンスで怒らせてしまい今度こそ万事休す。「またもや八つ当たりか!」そう思われた瞬間、ベルギムEOに異変が起こった。何と攻撃魔法を大盤振る舞いしたせいで、打ち止めになっていたのだ! その一瞬の隙に勝機を見出した博士は、最後の作戦にすべてを賭けようとする。「私の名前はナゾナゾ博士。どんな敵と戦おうと、勝利へ導く不思議な博士じゃ」と余裕の笑みを見せながら…。

「金色のガッシュベル!!」72話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第73話のあらすじ

ナゾナゾ博士がついに動いた! 博士は緻密な計算から作戦を立て、パートナーのキッド、そしてフォルゴレ&キャンチョメ組に的確に指示を与えていく。「呪文なしでテレポーテーションができるのだ!!」そう偽り、キッドに変身したキャンチョメを使ってベルギムEOを翻弄する博士。そしてベルギムEOの魔法本を燃やすため、今度はキャンチョメを床に変身させこっそりと近づけさせた。しかしそこで誤算が生じてしまう。何と、椅子から立てないはずのベルギムEOが立ち上がってしまったのだ!!
綿密に立てた計画に狂いが生じたことで情勢は一変した。ベルギムEOの一撃を受け、博士が大ダメージを負ってしまったのだ。それでも負けられないと、身体にムチ打って戦い続ける博士。その中で彼は思い出していた…キッドとの出逢いを、その交流を。医者だったかつての彼は愛しい孫を救えなかった過去があり、以来無気力に生きてきた。しかしキッドが彼の元を訪れ、その孫ともオーバーラップするキッドの無邪気さに、ようやく「彼を王にする」という生き甲斐を見つけたのだった。だがどんなに戦う意思を思い出で鼓舞しようと、今の博士に立ち上がる力はない…
倒れたまま動かない博士を守ろうと、パートナーなしで必死に戦おうとするキッド。命の源とも言える魔術本が人知れず燃え始めており、その姿はまるで最後の命を燃やして反撃しているようだった。ずっと博士に頼りきりだった彼だが、まるで博士がそうしているかのように、キャンチョメに、フォルゴレに指示をしていく。そんな中でも心だけは博士と共にあった。倒れたままの博士の元で静かに語らうキッドの心。「僕は、王様になれたんだよね…」博士との交流で成長したキッドは、そうして最後の魔法を会得する。
すっかり圧倒されたベルギムEOを押し切るべく、キッドたちは最後の反撃に出た。残った心のエネルギーで総攻撃をかけようとするベルギムEO。一方、キッドの心は目前まで迫った別れの時を意識しつつ、最後にして最強の魔法「ミコルオ・マ・ゼガルガ」の発動を博士に頼んでいた。「今までありがとう、大好きな…大好きなナゾナゾ博士…」と、別れの言葉を遺して…。もはや魔本の全体が炎に包まれる中で博士は魔法を発動し、ベルギムEOを撃破する。だがその時にはすでにキッドの姿はなく、博士はただ涙するしかなかった…

「金色のガッシュベル!!」73話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第74話のあらすじ

ベルギムEOを倒したもの、満身創痍の上、キッドを失ってしまったナゾナゾ博士。彼を気遣って先を急ごうとするフォルゴレ&キャンチョメ組だったが、博士は不敵に笑って立ち上がる。「キッドが全てを賭けたのに、私が寝ている訳にはいかん!」その瞳は涙に滲んでいたが、戦いに対する強い意識は挫けていなかった。一方、恵&ティオ組、リィエン&ウォンレイ組も行動を開始していた。恵だけは肩を支えられながらの移動ではあったが、それでもナゾナゾ博士同様これから更に激化するであろう戦いの予感に、自分に厳しくあろうとする。
無数のヒトデ軍団に包囲されていた清麿&ガッシュ組とサンビーム&ウマゴン組は、敵の集中砲火を避けるために依然動けない状況にあった。その最中、ヒトデ軍団の攻撃の秘密に気づき始めた清麿はどうにか突破口を開こうとウマゴンに走り回るよう指示する。どうやらヒトデ軍団は音に反応して攻撃しているらしく、スピードに自信があるウマゴンなら音を立てたとしても逃げ切ることができるからだ。敵の隠れている場所を特定させるため、ウマゴンに天井を攻撃させ、降り注ぐ小石でヒトデ軍団をかく乱する清麿だが…。
清麿の推理は的中した。床の下に隠れていることを暴かれ、ついにその姿を現す敵。それは四天王のひとりパムーンだった。しかし彼を引っ張り出すということは、音だけではなく視覚で標的を捉えることも意味しており、これまで以上の苦戦が予想される。だが格闘技に精通していたサンビームは、パムーンの目の動きからどのヒトデが攻撃を繰り出すかを看破することができ、それによってわずかだが清麿たちにも活路を見出すチャンスが現れ始める。パムーンがとんでもないことに気づいたのはそんな時だった!
まだ石に閉じ込められていた時、清麿にされたことを思い出し、逆上したパムーンは猛攻撃を展開。魔法vs魔法のぶつかりあいの末、清麿たちはついに窮地に立たされてしまう。そのケタ外れの強さを目の当たりにした清麿は、募ったイライラを吐き出すように叫んだ。「何故そこまでの強さを持ちながらゾフィスと戦わねえ! それだけの強さなら、自分に対する誇りだって持ってるだろうが!!」と。それに対しパムーンは告白する、自分もかつては誇りを持っていたことを。その瞳には恐怖と絶望の色が意味あり気に滲んでいた…。

「金色のガッシュベル!!」74話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第75話のあらすじ

ガッシュとウマゴンの全力の攻撃でもビクともしないパムーンは、焦る清麿とサンビームを尻目に四天王としての能力を存分に見せ付けていた。ガッシュたちの攻撃を「バカ正直でまっすぐな攻撃」と一笑に伏すパムーン。だが彼にはガッシュたち同様、かつてはまっすぐな情熱に溢れていた時代もあった。それは千年前、ひとりの騎士をパートナーに人馬タイプの魔物ゴーレンと戦った頃。彼は人質の子供を罠だと見抜きつつ、しかし見捨てることもできずにゴーレンによって石にされてしまった。そのせいで千年もの間、孤独の責め苦を味あわされたのだ。
パムーンは叫ぶ「恐怖が生み出す強さがある。あの石にされた恐怖を味わうくらいなら自らの信念も曲げる」と。ゾフィスはかつてパムーンのように石にされた者たちを集め、石の呪縛から解き放つことと引き換えに絶対的な服従を彼らに強いらせた。石に戻されかけた者の姿を目の当たりにしたパムーンは、その恐怖から逃れるためだけに忠誠を誓うことを決意。例えゾフィスが小汚い奴でも、誇り高く優しさを備えた本心を裏切ったとしても…。だがその告白を聞いた清麿は不審に思う。ゾフィスが魔物たちを再び石に戻す能力を持っていると言いつつ、完全に石にされた者がいなかった、その事実を。
パムーンに動きを封じられ、絶体絶命の清麿たち。間一髪で強烈な一撃をかわしたものの、倒れ伏して起き上がる力さえ残っていない。しかしガッシュだけは違っていた。清麿、サンビーム、ウマゴン…仲間たちを救うために、火事場のバカ力とも言うべき不屈の闘志でパムーンに挑む。その勢いに圧倒されるパムーン。そんな彼に対し、ガッシュは訴えかける。「おぬしはもう怖がらなくてよい。石にも、千年経った魔界にも! 千年経った魔界で、おぬしの知っている者が誰もおらぬなら…私が友だちになるのだ!!」と。
実はガッシュにも抱えきれない孤独を味わった時代があった。それは彼が魔界の頃の記憶を奪われ、たったひとりで見知らぬ人間界に放り出されていた頃。寂しさと恐怖に怯え、打ちのめされた心でただ放浪するしかなかったガッシュは常に涙を流していた。だが清麿と出逢い、仲間たちと出逢ってようやく幸せを感じられるようになった。だからパムーンにもそうなって欲しいと思う。そして「今まで戦った者たちのためにも、優しい王様になる!!」と強い瞳で宣言すると、パムーンの虚しい戦いをやめさせるために全力の一撃を繰り出した!!

「金色のガッシュベル!!」75話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第76話のあらすじ

石に戻される恐怖からゾフィスの手先になっていたパムーン。その悲しみが理解できたガッシュは、これ以上空しい戦いをさせないためにもパムーンに挑む!! しかし最大の魔法で反撃したガッシュと清麿に対し、パムーンは余力を持って対抗。そればかりかレベルアップした魔法でガッシュの魔法を打ち破ってしまった!! それでも負けないガッシュ。彼は満身創痍であえぎつつ、それでも生身の身体で魔法を止めようとする。その姿に心動かされるパムーン。そして「私が友達になるのだ!!」というガッシュの叫びを回想する。
ガッシュの強い想いが、ついにパムーンの心の扉を開いた。自らの魔法を生身で打ち破ったガッシュに、これまで見せなかった笑みを向けるパムーン。そして自分がどんなに弱い存在だったかを認めると、天井に穴を開けてガッシュたちが目指す「月の光の石の本体」のある部屋へと導こうとした。同じ頃、激戦を潜り抜けたティオ&恵、リィエン&ウォンレイ、ナゾナゾ博士、キャンチョメ&フォルゴレの各コンビもまたガッシュたちと同じく月の光の石の本体が安置されている部屋を目指していた。ゾフィスの四天王を倒し、もう遮るものはないと一同は先を急ぐ。
建物の外側に出て、目指す部屋は目の前。そこに辿り着けば魔法の原動力でもある心の力も回復でき、残すは打倒ゾフィスのみとなる。ようやく見えた希望の光に安堵し、友だちになる約束を交わすガッシュ・パムーン・ウマゴン。だがそこへ早くもゾフィスが姿を現した。そのせいで自分の魔本に火を点けられてしまうパムーン。本が燃え尽きると同時にパムーンは消滅してしまうとあり、彼は逆に石にされることへの恐怖を超越。「オレを正気に戻したのは、こいつ(ガッシュ)の言葉だ。こいつの友だちになってくれるという言葉だ!!」とゾフィスへの決別宣言を残して魔界へ帰っていく。
ゾフィスの非情に清麿の怒りも爆発した。しかし千年前の魔物が束になって登場したため、ガッシュや清麿たちはこれまで以上ないほど窮地に立たされてしまう。それでも戦う決意を曲げようとしないガッシュ。彼はパムーンの魔界への帰還を受け、無鉄砲とも思えるような猛攻をウマゴンと共に開始。数では圧倒的に不利であるにも関わらず、ウマゴンとのコンビネーションで活路を切り開こうとした。だがさらに、かつてガッシュや清麿と敵対した2人の魔物、パティとピョンコまで登場し清麿たちは絶体絶命の危機に!! そこへゾフィスに強い憎しみを抱く少女シェリーと、彼女のパートナー・ブラゴが駆けつけた!!

「金色のガッシュベル!!」76話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第77話のあらすじ

姿を現したゾフィス、そしてガッシュたちを取り囲む千年前の魔物たち。すでに心の力を失いかけているガッシュたちに反撃の手段はなく絶体絶命の状況だった。だがそこへゾフィスに強い憎悪の念を抱く少女シェリーとそのパートナーで重力を操る魔物ブラゴが登場。千年前の魔物たちを威圧した。かつてシェリーは親友ココをゾフィスに奪われた過去があり、彼女を正気に戻し奪還するために今までブラゴと共に「戦い」という苦難の道を踏み越えてきたのである。そのため自分がゾフィスを倒すのだと、清麿たちに手出しを禁ずる。
清麿と自分の間に境界線を刻み、「この線よりこちら側には来ないことね」と冷たい眼差しで警告するシェリー。そしてブラゴと共にたった2人で千年前の魔物たちの前に立ちはだかった! 華麗な容姿とは裏腹に、熟練した闘士のような見事な体術を披露するシェリー。そして弱い呪文を最大限に利用し、瞬く間に千年前の魔物たちのパートナーである人間たちを清麿らがいる境界線の外へと放り出していった。その見事な手際を目のあたりにして、清麿は「あれがいつかオレたちが戦わなければいけない相手…王になるために、超えなければならない壁だ…」と心を引き締める。
戦闘フィールドが魔物だけになったタイミングを見計らい、バベルガ・グラビトンを発動させたシェリーとブラゴ。操られた人間たちを誰一人犠牲にすることなく、魔物たちを瞬く間に全滅させた彼女たちは、改めてゾフィスに宣戦布告した。彼女と共にゾフィスを倒そうと考える清麿だが、今は心の力がないことに加え、ゾフィスを自分の手で倒したいと執念を燃やすシェリーにきっぱりと断られてしまい、今は月の石の部屋を目指すことにする。そしてゾフィスと共に戦闘フィールドへと向かったシェリーとブラゴを見送り、再び行動を開始した。
再び遺跡の内部に入った清麿、ガッシュ、サンビーム、ウマゴンは、そこで新たな刺客、パティ&ウルル、ピョンコ&アルヴィンに待ち伏せされてしまった。しかしピョンコはパートナー・アルヴィンの入れ歯が不調で戦力にならない状態。加えてキャンチョメ&フォルゴレ、そしてパートナーのキッドを失ったナゾナゾ博士が助っ人に現れたため、パティ&ウルルも攻撃のすべを奪われてしまう。一瞬の隙を突いて突破を図ろうとするガッシュたち。その前に現れるレイラ&アルベール。かつて自分たちを助けてくれたことからレイナの登場を歓迎する清麿だったが、何と彼女は味方ではなく、敵として清麿たちの前に立ちはだかった!!

「金色のガッシュベル!!」77話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第78話のあらすじ

ゾフィスをシェリーとブラゴに任せ、月の石の部屋を目指したガッシュ、清麿、サンビーム、ウマゴン、ナゾナゾ博士、キャンチョメ、フォルゴレ。立ちふさがるパティとピョンコをかわしたものの、今度はレイラとアルベールが現れた。ゾフィスのやり方に反発していたレイラがかつて自分たちを救ってくれたこともあり、気を許す清麿たち。しかしパムーンと同様、石に戻される恐怖に怯えていた彼女はそれから逃れたい一心で今度は敵として立ちふさがる。問答無用で攻撃してくるレイラに、清麿たちはただ戸惑うばかりだった。
ピンチを切り抜ける手段として、パティとピョンコを仲間に引き込もうとする清麿。そこで嫌がるガッシュを強引に言いくるめ、彼に想いを寄せるパティと仲直りさせようとした。しかし結婚を迫ったパティに対し、ガッシュは「それだけはできない」とキッパリ拒否。交渉は決裂し、一同は再び窮地に立たされる。そこで今度は、レイラがゾフィスや千年前の魔物たちの行為が間違っていると自覚している部分を突いて、どうにか説得できないかと試みるのだった。しかし千年間も石にされていた過去は、彼女の心に深い傷を刻んでいて…
パムーンの様子を思い出し、ゾフィスにレイラたちを石に戻す力がないと推理する清麿。レイラの「月の石を壊したり、月の石が放つ光の中から出たら石に戻される」という恐怖心も、ゾフィスの幻覚によるものだと看破した彼は、丸腰でレイラの前に立って必死の説得を試みる。一方、パティとピョンコに対してはガッシュが説き伏せようと奮闘していた。悲しい存在であるレイラを利用することは、残酷と言う以上に酷いことなのだ…と。両者の溝が徐々に修復される中、レイラは清麿の必死の訴えに応えようとする。「私、この月の光の外に出るわ」と告げて…。
ゾフィスの幻覚は予想以上の効果をもたらしていた。そのせいでレイラは、外に出た途端に自分が石に戻っていく感覚に惑わされてしまう。だがそれを救ったのは、ゾフィスによって操り人形にされたはずのアルベールだった。レイラから優しい言葉をかけられていた彼は、本来なら存在しないはずの意思でちゃんとレイラの言葉を聞いており、石に戻ったという錯覚に捕らわれた彼女を、手を握ることで正気に戻したのだ。それによってゾフィスの幻覚から解き放たれたレイラは、卑劣なゾフィスを倒すため清麿たちの一行に加わることにする。

「金色のガッシュベル!!」78話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第79話のあらすじ

ガッシュ&清麿、ウマゴン&サンビーム組にキャンチョメ&フォルゴレ、そしてナゾナゾ博士が合流したところへ、ゾフィスの行いに反感を抱くレイラ&アルベールが加わり、一行の士気もこれまで以上に上がっていた。加えて月の石の光を浴びて、気力も体力も充実。目指す月の石の部屋で待ち受けるだろう、強大な魔物の存在に心を引き締めて挑む決意をするのだった。だが遺跡内部のトラップに精通しているはずのレイラはどこか頼りなく、月の石の部屋への一番乗りを目指すキャンチョメ&フォルゴレはトラップにかかりまくってしまう。
その頃、別行動をとっていたティオ&恵、ウォンレイ&リィエンも月の石の部屋を目指し、ダメージの残る体にムチ打って先を急いでいた。そこへ行けば清麿たちと合流でき、ようやく安心できる状況になる。しかしそんな一同の気持ちを踏みにじるように、石像のトラップが襲い掛かる。彼女たちの前に現れたのは、3面の女性の魔物を象った石像。それぞれ性格も意思も異なる石像の魔物は、自分たちが出す質問に答えよと迫ってきた。しかし「誰が一番かわいいか?」の返答に困ったリィエンが苦し紛れの魔法を放ったため、石像の魔物は破壊されてしまう。
同じ頃、今回の事件の首謀者であるゾフィスは、彼に強い憎しみを抱くシェリー&ブラゴと戦闘の最中にあった。ゾフィスに支配された幼馴染みのココを奪還しようとするシェリーと、何か策を弄するそぶりのゾフィス。シェリーがゾフィスの魂胆を探っている間、パートナーのブラゴは月の石の部屋にただならぬ力を感じ始めていた。「あの部屋に感じた力…動き始めたか。あっちの方が随分と楽しそうだ」と注意を払いながら。同じ頃、月の石の部屋に到着していた恵たちは、これまでにない強大な魔物を相手に苦戦を強いられていた。その魔物の名は…『デモルト』!
恵たちより一歩遅れて石像の魔物の元へとたどり着いた清麿たち。しかしそこには激しい戦闘の爪あとが残っているだけで、恵たちを出迎えた石像の魔物もすでに破壊された後だった。そこで感じられる異変。それは、その部屋まで届いているはずの月の石の光が存在していないことだった。用心しながら月の石の部屋に足を踏み入れた一同は、そこで驚愕の場面に出くわす。何と、清麿も認める実力の持ち主だったはずの恵たちが、デモルト相手に絶体絶命のピンチを迎えていたのだ! その成す術なく痛めつけられている姿を目の当たりにした一同は、ただ立ちすくむしかなく…。

「金色のガッシュベル!!」79話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第80話のあらすじ

満身創痍のウォンレイ、そして立ったまま気絶しているティオ。随一の戦闘力を誇るウォンレイと、防御力では誰にも負けないティオが戦線離脱したこともあり、強大な相手・最後の四天王「デモルト」相手に、清麿たちはただ立ちすくんだまま動けずにいた。その中でただひとり、ゾフィスの支配から解き離たれ、清麿たちの仲間になったレイラは小さな身体でデモルトと対決していた。しかし仲間への攻撃は封印されているため、魔法が使えず床を攻撃するなど間接的な手段しか取れない。その中で彼女は気づいていた。直接攻撃しかできなかったはずのデモルトに変化が現れていたことに・・・。
レイラが気づいた変化とは、これまで直接的な攻撃しかできなかったデモルトが、頭脳的な戦術を使うという部分だった。それでも清麿たちが戦意を再燃させて再び前線に立つと、デモルトが昔のままであることを祈りつつ一致協力して攻撃を再開させる。魔法抜きでも圧倒的な破壊力でレイラたちを圧倒するデモルト。対してレイラたちは、ガッシュとウマゴンのスピードと瞬発力を活かした攻撃で月の石を破壊しようと対抗した。その最中、パワーだけではなく、明らかにテクニックを駆使しているデモルトを見てレイラは確信する。やはりデモルトの戦い方が成長していることに…。
レイラたちがデモルトと死闘を展開していた頃、ようやく戦闘フィールドに到着したシェリー&ブラゴとゾフィスは戦いの火蓋を切って落としていた。月の石が装着されたマスクによって無尽蔵のパワーを放出するゾフィス。どこからともなく聞こえてくるココの声に惑わされるシェリー。彼女が戦う理由である、ゾフィスにそそのかされたココ。その存在を近くに感じつつ救出できないもどかしさに苦しむシェリーは、月の石のパワーが作り出す頑健なシールドに守られたゾフィスに傷ひとつつけられず、ただ憎しみの炎を燃やすだけだった。一方、新たな戦闘の局面が到来したことで清麿たちは驚いていた。レイラが睨んだとおり、デモルトには影の協力者がいたのだ。その名は「ヴァイル」。デモルトの本を持つ男で、ゾフィスに操られていない人間だったのだ。ヴァイルは高笑いする。「ゾフィスのしている魔物狩りは、この上ない面白さだ」と…。月の石を使い、自身の遊びのために人々を洗脳しようと考えるヴァイルは、あえてゾフィスに賛同したことを告白してその邪悪で狡猾な本性を現したのである。そんなヴァイル相手に、清麿とガッシュは闘志をさらにアツく燃え上がらせる!

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「金色のガッシュベル!!」第81話のあらすじ

「魔物狩りが楽しい…」そう言い放つヴァイル。心を操られなかった彼は、ゾフィスに賛同し面白半分に魔物を倒してきたという…。その身勝手で横柄な態度に憤りを感じたガッシュたちは、最後の四天王であるデモルト相手に必死の攻撃を繰り返した。だがパートナーなしでも充分強いデモルトに、今は「頭脳的な戦いができない」という弱点を補う形でヴァイルが手を貸しているため、なかなか突破口が開けない。しかもダメージの回復が遅れている仲間たちも多く、今はガッシュ、ウマゴン、レイラががんばるしかなかった。どうにかデモルトの弱点を見つけ出そうと、あの手この手を尽くす清麿&ガッシュ。しかしデモルトは常に月の石の光を浴びているため、少しのダメージくらいでは無意味に等しい。そんな中、ガッシュはかつて共に戦い、そして辛い別れを余儀なくされた魔物たちのことを回想していた。「負けんじゃねえぞ…」と言い残し、光と共に魔界に引き戻されたアルム。「この戦いが終わったら、今度は王様を賭けて本気で戦うぞ!」と約束したキッド。「俺を救ったのは、こいつの友だちになってくれるって言葉だ!」とゾフィスとの決別宣言をしたパムーン。そしてコルルの「魔界に優しい王様がいてくれたら…こんな辛い戦いはしなくて良かったのかな」という言葉…。
ガッシュたちがデモルトと死闘を展開していた頃、遺跡の外の渓谷で戦っていたシェリー&ブラゴは、ゾフィスを覆うフィールドに手を焼いていた。月の石が埋め込まれた仮面によって頑健なフィールドに守られていたからだ。どんな攻撃も受け付けないゾフィスに苛立ちを覚えるシェリー。対してゾフィスは、遺跡の中にある月の石を破壊しなければこのフィールドは破れない…と余裕の表情。月の石を壊しに行きたいが、そうすることでゾフィスに逃げられるのではないか? そう迷うシェリーにブラゴは言う「シールドが邪魔なら、それを打ち壊す攻撃をするまでだ」と。
威力の小さな攻撃呪文しか使わない清麿にレイラは疑問を持っていた。威力が足りないこと、それを連発する程度ではすぐに回復されてしまうこと…。だが清麿には明らかな戦略があった。彼はデモルトの弱点が首の裏側にあることに気づいており、そこへ全力の一発を叩き込もうとチャンスを伺っていたのだ。そして威力の小さな魔法を連発することで心の力を貯め、最大の攻撃呪文「バオウ・ザケルガ」を放とうとしていたのだった! しかし全力の一撃も決定打には及ばず、再度の攻撃を強いられる一同。そこへ思わぬ助っ人が登場した。ガッシュに思いを寄せる爆裂娘パティとそのパートナー・ウルルだ!

「金色のガッシュベル!!」81話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第82話のあらすじ

デモルトとの戦いでピンチに陥っていたガッシュたちを救ったのは、パティ&ウルル、ビョンコ&アルヴィンの両コンビだった! ゾフィスの手下として参戦していた彼女たちは、レイラを苦しませたことがあり、それをガッシュに責められて改心。今まさにレイラ同様ゾフィスに反旗を翻し、心強い援軍として再びガッシュたちの前に現れたのである。だが清麿やガッシュたちが勝利を確信する一方、まだダメージが回復していなかったティオは不穏な空気を感じ取っていた。「デモルトはまだ、強い呪文を使っていない…」
デモルトが強い呪文を使い始めたことで、ガッシュチームは再びピンチに陥っていた。その最中、パティのパートナー・ウルルは彼女に現れた変化を心地よく思っていた。出逢ったばかりの頃のパティはとてもワガママで、欲しいものは力ずくで奪い、ウルルの説教など聞く耳を持たなかった。だが今はガッシュたちのためにダメージを省みず戦おうとしている。そしてそれはビョンコたちも同様だった。ビョンコのパートナー・アルヴィンもまた、出逢ったばかりのビョンコがとても泣き虫で、気分屋でカッコ悪かった時のことを思い出していた。そしてビョンコを説得し、共に戦うことを誓う!
ビョンコとの連携攻撃に出たパティの存在は、ダメージから回復できずにいた清麿たちにとって心強いものだった。パティはビョンコのゴムのように身体が伸びる能力を100%活かしてデモルに肉薄。自身の水竜の呪文で反撃に出る。目標はただひとつ、デモルトの無尽蔵なパワーの源である月の石だ! ガッシュの心からの訴え「お主たちがレイラたちにやっていることは、ひどいでは済まされぬことなのだぞ!」を回想していたパティは、これまで魔者たちを利用していた自分を深く後悔。そのためデモルトの強烈な一撃で自分とビョンコの本に火がついても、一歩も引かず意思の強さを示そうとする。
本が燃え尽きれば魔者は魔界に引き戻されてしまう…もはやパティもこの世界にいられる時間はあとわずか。「これでガッシュたちの仲間になれるゲロか?」そう言い残し、光となって消えてしまうビョンコを看取ると最後の賭けに出た。彼女はチャームポイントである髪を切り、自分の身代わりを作ることでデモルトをごまかす。そして囮になろうとするウルルを救うため、デモルトの後ろを取るなりその存在を明かしてデモルトの目を自分にひきつけた。お陰で月の石は破壊されるが、彼女もまた力尽きてガッシュに看取られながら光になって消えていってしまう…。

「金色のガッシュベル!!」82話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第83話のあらすじ

デモルト相手に奮闘していたパティがついに月の光の石の破壊に成功した頃、シェリー&ブラゴとゾフィスの戦いにも変化が起きていた。デモルトの部屋にある月の光の石と連動した仮面によって無尽蔵のパワーを得ていたゾフィスは、月の光の石が破壊されたことで堅固なシールドを失ったのだ。だがそれでもゾフィスは宣言する。「面白くなるのはこれからだ…」と。その言葉に呼応するように現れたひとつの影…それはシェリーが追い続けていたかつての親友、ココのものだった。「ボンジュール」…不敵な笑みを浮かべ、ココが今立ちふさがる!
パティの渾身の一撃で勝機が見えてきたガッシュたち。これで石に心を操られていた人々やレイラのパートナー・アルベールも元に戻る…喜ぶ一同だが、事態はさらに悪化してしまう。月の光の石の悪用を企んでいたデモルトのパートナー・ヴァイルが、ゾフィスさえ禁じた呪文を発動したのだ! それにより本来の凶暴さをさらに増し、弱点もろとも全身を覆った鎧で真・デモルトを誕生させてしまう。ヴァイルと魔法本を飲み込んだデモルトは、どうやら今までゾフィスに制御されていただけで、これが本来の姿のようなのだが…!?
依然、気絶したままのウォンレイ、そして心の支配から解放され、失神したままのアルベール…。彼らの回復を待つまで窮地をしのごうとした一同は、一致団結してデモルトに挑む! そしてガッシュもまた「みんなの頑張りが私の中の『何か』を揺さぶっておるのだ…」と自身の中に宿る新たなパワーを全身にみなぎらせていた。それこそガッシュの新たな呪文、第七の術『ザグルゼム』! どんな効果をもたらすかさえ解らなかったが、「今こそチャンス!」と発動を決意。その一撃に全てを賭けようとする。だがザグルゼムは、デモルトに直撃したにも関わらず四散してしまう…。
ティオの強力なシールドでさえ、デモルトのパワフルな一撃をあと一発喰らえば破壊されてしまう…。そこで清麿は、苦し紛れのザケルガを発動。ごく普通の、破壊力すら並程度の術だったが、それはデモルトに確実なダメージを与えていた。何と第七の術・ザグルゼムは、電撃のエネルギーを相手の身体に蓄積させることで、別の術で一気に炸裂させる複合的な破壊術だったのだ! ようやく勝機を見出した清麿は、ティオやウマゴンたちの協力を得てザグルゼムの連発を決意。復活したアルベールとレイラも加わり、怒涛の反撃を始める!

「金色のガッシュベル!!」83話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第84話のあらすじ

ガッシュの第七の術「ザグルゼム」が魔術本に追加された! それが相手の身体に電撃をチャージし、別の術をぶつけることで暴発させる強力な術であることを悟った清麿は、ザグルゼム3発分を叩き込めばデモルトを倒せると確信する。しかしデモルトは本来のパワーを取り戻してから、パートナーのヴァイルを飲み込むなどより凶暴に、より手ごわくなっている。どうにかしてデモルトの足を止められれば…そう考える清麿に、心の支配から解放たれたレイラのパートナー・アルベールは応えた。「止めればいいんだな」…と。
アルベールが心の支配から解放たれたことで、レイラもまた本来の力を取り戻していた。彼女は無数の三日月を駆使し、一気にデモルトを包囲する。そしてアルベールとの見事なコンビネーションで、デモルトの動きを完全に封じることに成功した。一撃、そしてまた一撃…デモルトがレイラの三日月に包囲されている間、射出速度が極端に遅いザグルゼムを確実にヒットさせていく清麿&ガッシュ。あと一撃…あと一撃ヒットさせ、最大級の術「バオウ・ザケルガ」を叩き込めばデモルトを撃破できる! いよいよ苦しい戦いに一筋の光明がさした…。
しかしレイラのパワーも無限ではなかった。デモルトを封じ込める三日月が、攻撃の度に確実にその数を減らしていたのだ。レイラに頼り切る自分を戒めた清麿は、最後のザグルゼムをヒットさせ、ついにバオウ・ザケルガの発動体制に入る。しかしそこでデモルトに変化がおきた。デモルトが自らの腹部を殴打し、腹の中にいるヴァイルを刺激して更なるパワーを引き出したのだ! それによって究極のパワーを得たデモルトは巨体に似合わない俊敏さを発揮し、レイラの包囲網をかく乱する。最後の抵抗の前に振り回されるガッシュたちは…。
ガッシュたちもまた連携プレーでデモルトに最後の包囲網を完成させようとしていた。ティオが防御シールドを発揮し、ダメージから回復したウォンレイ&リィエンが戦線に復帰したことで逆転。やっとの思いで空に逃げたデモルトだったが、地上にいたはずのガッシュが実はキャンチョメの変身した姿だったと知った瞬間、思わず凍りつく。「清麿!」ウマゴンの背に乗り、デモルトの背後に回りこんでいたガッシュは、ショックを受けていたデモルトにバオウ・ザケルガを発射! ようやく長く苦しい戦いに終止符を打つのだった。 その頃、ゾフィスと対決していたシェリーは、親友ココの凶悪に変貌した姿を前に激しく動揺していた…。

「金色のガッシュベル!!」84話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第85話のあらすじ

ゾフィスと戦っていたシェリー&ブラゴの前に、ついに姿を現すココ。心を操られたのではなく、あくまで自分の意志でゾフィスのパートナーになったと不敵な笑みを浮かべる彼女は、もはやかつての優しい面影はなかった。そして月と太陽の独特の模様を刻んだイヤリング、そして毒々しい衣装すら自ら選んだと言い放つと、「今の私が本当の私なのよ!」と容赦なくシェリーたちを攻撃する。それはシェリーの心を乱し、『心の力』を失わせようとするゾフィスの罠のように思われたのだが…!?
厳しい母にきつく叱られ、死んでしまおうとすら思った幼いシェリーを助けてくれたココ・・・。生きる希望を与え、必死に励ましてくれたココ…。いつも一緒にいてくれた懐かしい日々をシェリーが思い出す一方、ココは彼女を冷たく突き放す。貧しい自分同様、惨めな生き方を強いられたシェリーを一時は哀れに思ったものの、彼女には財力と優れた能力があって身分の差を思い知らされるばかり…。だから表向きは笑顔を向けつつ、本心ではシェリーを憎んだのだ…と。そして最後のダメ押しとばかりにある残酷な告白をする・・・。シェリーが両親から見放されるきっかけとなった事件。それはシェリー10歳の誕生パーティでの出来事だった。何者かが屋敷に侵入し、家宝の首飾りが盗まれたのだ。現場にはシェリーのハンカチが残されているだけ・・・。それはシェリーが起こしたものと決め付けられたばかりか、事件を否定したためにウソツキ呼ばわりまでされ、結果何年にも及ぶ辛い時期を過ごさなければならなかった…。その事件の犯人こそ自分・・・そう告げ、家宝の首飾りを掲げるココ。突きつけられた言葉に、ついにシェリーの心は折れてしまう。
心の力を失ったシェリーは魔法が使えなくなったばかりか、すっかり戦意喪失状態。ブラゴはそんな彼女を見捨て、腕力だけでゾフィスに対抗しようとする。だが徒手空拳だけではどうにもならず、ダメージだけが身体に刻まれるだけだった…。そんな中、シェリーはココがくれた魔除けの指輪を見て思い出していた。それはココが「苦しい時や助けて欲しい時につければいい」と言ってくれたもの。そして同じ魔除けが刻まれた耳飾りをココもまたしていたことにも気づく…。それはまさに、本心を封じられたココの「シェリー助けて!」という必死のメッセージだったのだ!

「金色のガッシュベル!!」85話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第86話のあらすじ

ココのイヤリングから彼女の声にならないSOSを受け取ったシェリーに、もう迷いはなかった。ゾフィスの心の支配からココを救出しようと改めて決意すると、ゾフィスの片腕を重力の魔法で押しつぶし、今こそ反撃に出る! しかしゾフィスも圧倒されてばかりではなく、「私を怒らせたことを後悔しやがれ!」と機動力を活かして攻撃してきた。そして地盤を崩すことでシェリー&ブラゴを足止めし、自らはココを連れて逃走を図るのだった。だが、そこへ思わぬ攻撃の手が及ぶ…!!
「ミグロン!」…アルベールの声と共に発せられる魔法攻撃。そこにはデモルトたち四天王を倒したレイラ&アルベール、ティオ&恵、ウォンレイ&リィエン、キャンチョメ&フォルゴレ、ウマゴン&サンビーム、ナゾナゾ博士、そしてガッシュ&清麿の連合軍が立ちふさがった! 「いいでしょう、行きがけの駄賃です。相手をして差し上げましょう」…シェリーとの戦いで見せた凶悪な顔をひそめ、ゾフィスは連合軍を前に再び不敵な笑みを見せる。そして誰もいない大地に謎の一撃を放った…。
ゾフィスの意図は火山にあった。飛来した一撃によって刺激されたマグマは、無数の火山弾を放出。それはゾフィスを取り囲んでいた清麿たちの包囲網を混乱させ、大きな隙を作り出した。慌てた連合軍を襲うゾフィスのロンドラドムの鞭、そして火山弾。デモルトとの死闘で既に消耗していた清麿たちは、その奇襲によって攻撃のチャンスをすっかり見失ってしまい、有効な一撃を繰り出せないまま岩陰への避難を余儀なくされる。「余計な時間を食いました」…ゾフィスはそう言い残すと、あとは火山弾に任せて立ち去ろうとした。
「なめるなよ、ゾフィス」…不利な状況に置かれながらも、それでも闘志をたぎらす清麿。それを支えていたのは、パムーン…キッド…パティ…ビョンコ…これまで犠牲になった魔物や人間たち。そんな彼らの想いを背負っているからこそ倒れるわけにはいかない清麿たちは、再びゾフィスに立ち向かった! 「一人がダメなら二人で、二人がダメなら三人で! 皆で力を合わせ協力し闘う、これが信頼と友情の闘いなのだ!!」…ガッシュたち連合軍は互いにサポートし合い、悠々と構えていたゾフィスをついに揺るがす。そして、渾身の一撃を繰り出した!

「金色のガッシュベル!!」86話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第87話のあらすじ

レイラやナゾナゾ博士たちと協力し、チームワークでゾフィスを圧倒する清麿たち連合軍。一方、もはや冷笑する余裕すら失ったゾフィスは、「ふざけるんじゃあねえ!」と醜く歪んだ素顔を晒していた。そのゾフィスに「今こそ長かった戦いに終止符を打つ絶好のチャンス!」と容赦なく攻撃を仕掛ける清麿&ガッシュ。そんな中、パムーンやキッド、パティやビョンコ…戦いで犠牲になった友の想いを一身に背負ったガッシュの攻撃が、ついにゾフィスを捕らえた! 「ここまでのようだな」…清麿も最後のとどめを刺そうとする。
「レイス!」…絶対的に有利な状況に立った清麿たちを妨害したのは、何とシェリーとブラゴの魔法攻撃だった! 2人は打倒ゾフィスという目的を同じにしつつ、自分たちの手で倒すことに固執していたのだ。その一時の対立が災いし、連合軍とシェリーたちはゾフィスに逆襲されてしう。ゾフィスの魔法弾によって再び追い立てられることになった清麿とガッシュ。彼らは一時的に避難した岩陰で、シェリーの本心と硬い決意の理由を知らされる。「あの悪魔がココの心を操り、彼女の村を燃やして連れ去っていったのよ」…そしてシェリーは「ここは任せて欲しい」と頼んだ。
シェリーとブラゴは、打倒ゾフィスのために血の滲むような努力を重ねてきた。その中でシェリーはブラゴに教えられたことを回想する…「どんなことがあっても目を閉じるな。一瞬でも周りが見えなくなったら死ぬと思え」そして「死人になれ。生きようと思うから恐怖が生まれる、死んだと思って冷静に攻撃を見極めろ」。その修行で得た圧倒的な戦闘力を活かし、ゾフィスが繰り出す攻撃を次々と避けていくシェリー。ココを取り戻すために、ゾフィスを倒すために、今こそ全力でぶつかる!
シェリーの鉄のような意志を受け入れた清麿は、彼女を信じてその壮絶な戦いを見守っていた。その間、ウォンレイやナゾナゾ博士たちはゾフィスの仕掛けた溶岩流を食い止めようと奔走。どうにか被害の拡大を阻止しようとした。その頃、徐々に追い詰められ始めていたゾフィスは、最後のあがきを弄していた。シェリーを再び挫折させようとココに偽りの言葉を吐かせ、またシェリーを不幸のどん底に突き落とすきっかけとなった首飾りを持ち出したのである。しかし今となっては無意味でしかなく、シェリーは鉄のような信念で最後の一撃を繰り出した!

「金色のガッシュベル!!」87話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第88話のあらすじ

シェリー&ブラゴがゾフィスに最後の戦いを挑んだ! すでに余裕がないゾフィスは、切り札であるココを崖下に身投げさせることでシェリーの気を逸らそうと画策。だがそれを見越していたシェリーは、空中でココを抱きかかえ危機を回避する。それによって万策尽きたゾフィスは魔法本まで奪われ、降伏せざるを得なくなった。だがゾフィスはほくそ笑む。なぜならココの心の支配には別の仕掛けが施されており、それを解除したならば、ゾフィスと共にした悪行の記憶まで優しいココに残ってしまうのだ。つまりココは、心ならずもしてしまった行為に、一生苦しめられてしまうのである・・・。
シェリーもそのことは危惧していた。だからこそ清麿たちが手を出すことを禁じ、すぐに魔法本を燃やしてゾフィスを魔界に戻すこともしなかったのだ。ココの中に最悪の記憶を残すも消すも、ゾフィスの意思ひとつ。シェリーはゾフィスにココの記憶を消すよう言うが、ゾフィスがそれに従うはずはない。しかしシェリーのパートナー・ブラゴだけは気付いていた。ゾフィスが、自分を心の底から恐れていることに…。「魔界に帰った後も、オレから逃げ続ける生活を送りたいのか」…その一言がゾフィスを畏怖させ、ココの悪行の記憶を消すことを約束させた。
迎えに来たヘリでシェリーとブラゴは帰路に就いた。もちろん意識を失ったままのココと、ブラゴにビクビクするゾフィスを伴って…。そしてレイラもまた清麿たちに別れを告げる決意をしていた。「魔界の王を決める戦いには関係ない存在、それに…魔界に帰る恐怖も、あなたたちのお陰でなくなったから…」。そう言い残したレイラは、アルベールとの別れを惜しみつつ魔法の本を燃やしてもらい魔界へと帰っていった…。こうして長く続いた石板を巡る戦いも幕を閉じ、清麿たちはそれぞれの故郷へと帰っていったのだった。
パートナーを伴い、日常に戻ったフォルゴレ、リィエン、サンビーム、恵。ビョンコを失ったアルヴィンは彼の形見である葉に想いを残し、パティと別れたウルルも今やイギリスのレストランに就職し仕事に励んでいる。そしてゾフィスを魔界に戻したシェリーも、ようやく元の優しいココに戻った彼女に幸せを感じていた。これからもブラゴを魔界の王にするための戦いは続くものの、これで思い残すことはない。一方、清麿とガッシュもまた賑やかな日々を取り戻していた。次の戦いが始まる、その時までの平和な日々を・・・。

「金色のガッシュベル!!」88話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第89話のあらすじ

遺跡での激戦からようやく戻った清麿とガッシュは、ウマゴンと共に平和な正月を過ごしていた。そんな彼らの元を訪れる、フォルゴレとキャンチョメのコンビ。そのハイテンションぶりに辟易する清麿だが、「いい話がある」と持ちかけられて渋々ながら自宅に招き入れた。フォルゴレの話とは、遺跡での激戦で出逢った魔物…華麗なるビクトリーム様とそのパートナー、モヒカンエースにまつわる初夢。支離滅裂なフォルゴレの夢の話とそれに登場するビクトリーム様に、早くも清麿はいやな予感に襲われる…。
荒野を行くビクトリーム様とモヒカンエース。目標は荒野の先にあるという極上のメロンだ! 魔物を倒し、ようやく極上の「ベリーメロン」を手にしたビクトリーム様は、突然現れた「メロンの神」におかわりを要求する。しかしベリーメロンは神様が既に食べてしまった後…そこでビクトリーム様は「主演映画を作れ」と言い放った。フォルゴレの初夢はそれで終わらなかった。何と、「主演映画」の部分が正夢になったのだ! ハリウッドの大監督による直々のオファーで新作映画に出演することになったフォルゴレは、さらに監督を兼任。そこで清麿の意見を聞くべく、こうして新年早々訪れたのである。
フォルゴレの考えたストーリーはスパイアクションものだった。主役のスパイはもちろんフォルゴレ。伝説のスパイ「鉄のフォルゴレ」が敵のスパイ網を分断するというものである。組織には「電撃のガッシュ」や「メルメルのウマゴン」といった強敵はもちろん、最大の敵「華麗なるビクトリーム様」が待ち受けている。…しかしこのアイデアを、清麿宅を訪れたティオが切り捨てた。「私のようなヒロインが必要でしょ!」と。そこでフォルゴレはティオの意見を受け入れて、更なる妄想を展開する。
ガッシュやティオの「もっと出番を!」「私をヒロインにして!」という意見を受け、フォルゴレは妄想にベルギムEOまで持ち出した。突然の校庭での決闘…もはや暴走に暴走を重ねたフォルゴレの妄想は、ビクトリーム様とベルギムEOの「戦闘力は高いが、キャラに問題がある」という似たもの同士の頂上決戦にまで発展する! …と、大興奮のフォルゴレとは対照的に彼の妄想に飽きたガッシュたちは、フォルゴレを放置して再び正月を楽しんでいたのだった…。

「金色のガッシュベル!!」89話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第90話のあらすじ

それは遺跡での戦いが終わった直後のある朝。「今日、高嶺くんが帰ってくるの」…目を覚ますなりそう直感した鈴芽は、大好きな清麿を迎えようとハリキッて家を出た。目指すのは清麿の家、「おかえりなさい」と一言告げるためだ。その頃、久しぶりの登校に何気ない幸せを感じていた清麿は、いつものようにガッシュやウマゴンのコミカルなやり取りを微笑ましく見守っていた。そんな彼の元に自然と集まってくるクラスメイトたち。鈴芽は清麿に挨拶しようとアタックするものの、その度にクラスメイトたちに割り込まれてしまう。
結局「おかえりなさい」を言えないまま登校してしまった鈴芽。しかしガッカリする間もなく、突然の抜き打ちテストをさせられることになってしまった。100点が当たり前の清麿に対し、「100点を取られるのが悔しい」と、おかしな敵意を抱く担任教師の遠山。その挑戦状のようなテストに取り組んだ清麿は、突然教室に現れたガッシュやワイフさんに貴重なテスト時間を削られつつ、それでも最後の一問を除いてすべての設問に解答した。しかしそれが問題だった。何と、手をつけることができなかった問題のみ30点の高配点だったのだ!
『江戸時代について、歴史の授業で先生が話した事を書きなさい』…30点のその問題は、授業に出られなかった清麿には答えられない問題だった。その一問を落とした清麿は、本来の彼ではあり得ないような70点という惨憺たる有様。遠山先生の策略に乗せられた清麿は、しかも答案の揉み消しに失敗してクラス中にその成績を暴露されてしまう。調子に乗った遠山先生は、清麿の「最低の先生だ!」という発言を受けて「明日も、授業に出ていないと解らない問題ばかりのテストをする」と宣言する。
授業の内容を知りたい清麿は、クラス中に頭を下げてでも授業の内容を知ろうと努力した。しかしようやく授業内容を掴んでテストの傾向と対策を立てた清麿は、テストの答案を見て愕然とする。「私(遠山先生)の初恋はいつか、そしてその相手は誰か書きなさい」…たった一問で、配点は50点。もはや歴史の問題ですらない設問に、クラス中が凍りつく。しかしそのことが校長に知られたことで遠山は大目玉を食らい、テストは取りやめとなる。その帰り道、ようやく落ち着いた状況になったことで、鈴芽はやっと「おかえりなさい」を言うことができたのだった。

「金色のガッシュベル!!」90話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第91話のあらすじ

清麿が学校に連れて行ってくれないため、ガッシュは暇を持て余していた。そこで清麿の母に買い物を頼まれると、ウマゴンと仲良く出かけることにする。実は公園にはガッシュを奴隷扱いするナオミちゃんがいて、彼女が苦手なガッシュは遺跡の戦いから帰った後もずっと公園に近づかないでいたのだった。しかしいつもの癖で公園の前に来てしまったガッシュとウマゴンは、荒れ果てた遊び場の様子、そして立ち入り禁止のロープが張られた森を目の当たりにする…。しかも友だちのヒデアキに「ガッシュのせいだ、お前が悪いんだ!」と言われてしまった。
恵のドラマ撮影に付き合っていたティオは、探偵役の恵を真似して仕事の邪魔をしてしまった。そのせいで現場を追い出された彼女は、ナオミちゃんの後をつけるガッシュやウマゴンを発見する。彼らは公園の一件がナオミちゃんのせいだと考えており、その真相を探ろうとしていたのだ。ティオを加え、3人でナオミちゃんの後をつけ回すガッシュとウマゴン。デパートに入った一同は、実は彼らの行動に気付いていたナオミちゃんによって振り回されてしまい…。
ペットショップに注文していた謎の生物、呪術用具を扱う店で手に入れた正体不明のファンシーグッズ、赤いフリフリの洋服、そしてロボット人形・・・。予定していたすべてを手に入れたナオミちゃんは、ガッシュたちをまくため行動に出た。デパートの迷子センターに迷子がいると通報することで、彼らの目を自分から逸らそうとしたのである。そして「最高の迷子センター」を名乗るデパートの肉体派店員ミフネに追い掛け回されるガッシュたち。しかもセンターの怪しい責任者とその実行部隊まで登場し、一大追いかけっこの幕が開く!
一同は清麿と恵に保護されて帰路に就いた。しかしまだ決着がついていなかったことを思い出したガッシュは再び公園へと戻ってくる。そこで待ち受けていたナオミちゃんは、デパートで購入したロボットや蟹を使って攻撃を開始。遺跡の激戦を潜り抜けたガッシュをギリギリまで追い詰めた。 そして夕方、ガッシュは公園の遊具が、まるで新品であるかのようにピカピカに磨かれていたのに気付く。しかもそこにはナオミちゃんの後ろ姿も…。ナオミちゃんは振り向きもせずに言う「私に勝ちたかったら、明日もここに来なさいよ」…と。それはガッシュが公園に来なくなったことを寂しがっているようでもあった。

「金色のガッシュベル!!」91話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第92話のあらすじ

遺跡での戦いが終結した後、ナゾナゾ博士と再会の約束をしていたフォルゴレとキャンチョメは、ライブステージが終わると共にさっそくアメリカへと旅立った。しかし戦いでパートナーのキッドを失っていたナゾナゾ博士は、屋敷の人間にすら心を開かずずっと沈んだまま…。すっかり瞳の輝きを失い、キッドとの思い出ばかりに浸っていた。彼の異変を気遣ったフォルゴレとキャンチョメは、屋敷の人間たちに懇願されて何とか元気を取り戻してもらおうとするのだが、フォルゴレの「スペシャル芸」くらいではどうにもならない。
フォルゴレが考えたのは、キャンチョメがキッドに変身するというものだった。バレるのではないか…最初はオドオドしていたキャンチョメだが、博士が思いのほか喜んだため「一時的に戻ってきた」と説明してキッドを演じ続ける。そんな彼に思い出話をして聞かせる博士。最初は恵やティオと戦った時のこと…。あの時は千年前の魔物と戦うための戦力を集めようと、世界中を飛び回っていた。しかし強い魔物を求めてどんなに歩き回っても、誰も共に戦ってくれようとはしない。皆「協調」「協力」「友情」という言葉すら失ってしまっていたのである。
ゾフィス率いる千年前の魔物の軍勢を目の当たりにしたキッドは、ナゾナゾ博士の揺るぎない決意に疑問を持ってしまった。しかし博士は希望を持つことの大切さを心に刻んでいて、キッドが「もう協力しない」とヘソを曲げてしまっても仲間を探し続ける。それによってゾフィスの刺客に襲撃されるものの、博士に「このまま絶望に押しつぶされて千年前の魔物に屈したら、キッドの好きな魔界もタダでは済まなくなる」…と励まされて、怯えていたキッドはようやく希望を信じて戦うことの尊さを知るのだった。
「そろそろ魔界に戻る時間じゃないかね」…ひとしきり思い出を語った博士は、自分の傍にいるキッドがキャンチョメの変身した姿と知りつつ何も言わずに別れた。思い出を語ることで、ようやく気持ちの整理がついたのである。活力を取り戻した博士は、日本から送られてきたガッシュからのプレゼントを手に、次なる仕事に取り掛かった。新たに蠢く不穏な空気…。それは既に魔界だけの問題ではなく、人間界をも巻き込む重大事件に発展する可能性があるらしい。果たして、博士が調査を進めるものとは…!?

「金色のガッシュベル!!」92話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第93話のあらすじ

「私は彼らに新たな試練を与えてしまったのかもしれない」…ナゾナゾ博士が調査していた『現象』。それは奈良のとある遺跡にまつわる、魔界と人間界に大きな影響をもたらすものだった。そこで100人の魔物を集めようと「儀式」する人物とは…!? 「どこかで…見たような気がするのだ」…自然と浮かんできたイメージに従い、石が積み重なった景色を何気なく再現してみたガッシュ。清麿が調べてみると、それは奈良にある「飛鳥古墳」らしい。しかもその場所は、清麿の元に届いたナゾナゾ博士の写真と一致していた。
夜闇を切り裂くように上空から差し込む一本の光…それが激写された写真を手に、奈良へと旅立つ清麿・ガッシュ・ウマゴン。しかしシリアスに行動しようとする清麿とは対照的に、ガッシュやウマゴンはハシャギ回って清麿をブチ切れさせるばかり。それでもどうにか奈良の外れにやって来た清麿は、そこで魔法陣そっくりの不思議な巨石古墳を目の当たりにした。その一方で、謎の怪人がする儀式…そして魔物を呼ぶ不思議な声を感じ取るガッシュ。しかもそこには、タヌキのような魔物がいて…!?
ガッシュとウマゴンが仲良くなったのは「マジロウ」という名の魔物だった。彼は巣から落ちた雛を巣に戻すなど、穏やかで優しい性格を垣間見せる。そんな彼の本の持ち主「ニコラウス」は、スコットランドの伝統楽器『バグパイプ』をこよなく愛し、世界中にその良さを伝えるために旅を続けるアクの強い…いや、人当たりのいい青年だった。ニコラウスやマジロウと瞬く間に打ち解けあった清麿たちは、彼もまた何者かに呼ばれたような気がしてこの古墳にやって来たことを打ち明けられる。だが一同の穏やかな時間は、長くは続かなかった…。
うなされているガッシュを起こした清麿は、ニコラウスとマジロウがいないことに気付いた。ニコラウスたちはナゾナゾ博士が送ってきた写真と同じ現象にいち早く気付いており、それを調べようと単独行動に踏み切ったのだ。しかし清麿たちを気遣ったその行動が仇となり、彼らは突然現れた謎の二人組に襲撃されてしまう。 燃やされてしまう魔法本…。 魔界に戻されてしまうマジロウ…。 突然の別れに涙するガッシュ…。 …そして姿を現した二人組。 それは遺跡での戦いで心が通じたと思った、あの最強コンビ…シェリー&ブラゴだった!

「金色のガッシュベル!!」93話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第94話のあらすじ

友だちになったばかりのマジロウを倒されたガッシュは、シェリー&ブラゴに強い敵対心を抱いていた。しかしシェリーは語る…「私たちに戦う意思はなかった」と。実は両者の戦いは、マジロウと彼のパートナー・ニコラウスが先に仕掛けたのだった。シェリーとブラゴに「雑魚に興味はない」と言われ、魔界の王候補の一組という誇りにかけて全力でぶつかったのである。そしてシェリーとブラゴはそれに応え、手を抜くことなく全力で潰した…。だが理由を聞いてもガッシュの怒りは収まらず、ブラゴへの攻撃を開始してしまう。
シェリーとブラゴは、今のガッシュと清麿が全力で挑んでも勝てる相手ではない。それでも全力で挑んだガッシュたちは、かつてシェリーたちと初対戦した時と同様の強烈なパワーを発揮。ブラゴの放つ魔法に、最大級のパワーで魔法をぶつけた! 両者の魔法と魔法が正面激突か!?…そう思われた瞬間、彼らをこの地に呼び寄せた謎の人物がついに動き始めた。異空間にいたその「彼」は、ぶつかり合う際の強大なパワーで時空を歪曲。空間に裂け目を出現させると、そこからガッシュ・清麿・ウマゴン・シェリー・ブラゴを召還する。そして一同を異空間に引き込んでしまった!
ガッシュたちが引き込まれたのは、魔界と人間界の狭間に位置する異空間だった。事件の張本人の名は、異空間を支配する王「マエストロ」! 強い魔物を集めようと、ガッシュやブラゴに謎のイメージを送信したのも彼である。しかしまだその存在を知るはずもない清麿たちは、見知らぬ大地で目覚めるや否や、状況を調査するべく近くの村へと移動を開始。その中で、大地や木々、雨までが石だったことを知って驚く。一方、マエストロの宮殿に出現していたシェリーとブラゴは、マエストロ自身の出迎えを受けていた。
実はこの世界は、魔界の犯罪者が送られる流刑空間だった。そうなると、清麿やシェリーたちは人間界に一生戻ることはできない…!! 「魔界の王を決める戦いから…脱落したということか!」…ブラゴは叫び、村でその事実を突きつけられたガッシュは泣いた。そしてサンビームと会えないことに、ウマゴンもまた涙する…。しかし今はマエストロが放った刺客から逃れなければならない。魔物たちに取り囲まれた清麿は、その追っ手が魔法を使わないこと、魔法本を怖がることに疑問を持ちながら逃げ出す。その頃、ブラゴはマエストロから「自分なら元の世界に戻すことが出来る」と告げられていた…。

「金色のガッシュベル!!」94話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第95話のあらすじ

清麿・ガッシュ・ウマゴンの3人、そしてシェリーとブラゴのコンビが奈良の遺跡付近で引き込まれたのは、「狭間の世界」と呼ばれる異世界だった! そこは魔界と人間界の、文字通り狭間に位置する空間で、魔界で罪を犯した者たちが島流しにされる『流刑の空間』でもあったのである。そのため、この世界に引き込まれると絶対に出られないらしい…。そのことを清麿たちは郊外の村で、ブラゴたちは「マエストロ」と名乗る空間の支配者の居城で知らされた。それは「王を決める戦い」からのドロップアウトを意味しており…。
しかしブラゴとシェリーだけは、マエストロから『この空間から脱出する方法がある』ことを聞かされていた…。そのため2人は、マエストロの懐に留まって情報を得ようとする。そんな時、ひとり呼び出されたブラゴはあることを告げられていた。それは、この空間に島流しにされた魔者は魔法本を取り上げられて術が使えないよう処置されていること。しかし本さえあれば、パートナーがいなくても自ら術が使えるようになること…。つまりこの空間ではシェリーは不要のパートナーなのだ。しかしブラゴは言い放つ「くだらない事を入れ知恵しているヒマがあるなら、さっさと人間界に戻る方法を教えろ!」…と。
居る場所は違っても、ガッシュやブラゴが目指すのは人間界への帰還。そのためにそれぞれ情報収集が第一だと考えていた。しかしそんなガッシュたちの前にマエストロの刺客クロガネが立ちふさがる! ガッシュたちの魔法本を恐れるクロガネとその軍勢。彼らは自分たちの魔法本を取り上げられているため、自由に術が使えるガッシュたちを恐れている。しかも術以外の別の攻撃方法に頼らざるを得ない彼らは、術を模した攻撃が出来る武器を開発しており、それで一斉攻撃を仕掛けてきた! 軍勢に囲まれる清麿たち…。
数では圧倒的に不利な清麿だったが、それでも彼らのコンビネーションは活路を切り開いた! 次々と倒されていく軍勢…そして仲間を「ただの道具」だと言い切ったクロガネ自身も、その言葉に怒りを覚えたガッシュらによって撃破される。そこで初めてマエストロの存在を聞かされた一同は目的地を城に決定。そんな彼らにクロガネは吐き捨てるように言う。「やめとけよ、お前の術じゃあマエストロ様には勝てやしねえよ」…と。その頃、シェリーが待つ客間に戻ったブラゴは、彼女なしで術が使えることを確認していた。シェリーはその光景に、ただ絶句するしかなく…。

「金色のガッシュベル!!」95話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第96話のあらすじ

魔界の犯罪者が魔本を取り上げられて放り込まれる、流刑の空間「狭間の世界」。この世界からの脱出を画策していた支配者「マエストロ」は、自らの野望のためにガッシュ・清麿・ウマゴン、そしてブラゴ&シェリーを呼び寄せた。そこで「この空間では魔本がなくても術が使える」とブラゴに打ち明け、パートナーが不要であることを教える。王位争奪バトルへの復帰を願っていたガッシュやブラゴたちは、この空間から脱出するための方法を探るが…。その頃、外の世界ではナゾナゾ博士やサンビーム、キャンチョメらがパートナーを失ったニコラウスを保護していた。
外の世界に脱出するための方法を教えてもらおうと、マエストロの居城にやって来た清麿たち。その動向を、マエストロは玉座で密かに監視していた。そしてシェリー抜きで戦おうとするブラゴに、この世界からの脱出方法を打ち明ける。「あれ(天空に浮かぶ魔本のマーク)が人間界へと通じる扉だ。ガッシュたちの本を燃やしたとき、魔物を魔界に送り返す『力』が発生する…それを利用すればあの扉をこじ開けることができる…」と。ブラゴはガッシュたちと決着をつけるためにも、ひとりマエストロについて戦闘へと赴く。
ブラゴに疎外され、ひとり寂しそうに待つしかないシェリー。そんな中、マエストロの部下に密かに誘導されていたガッシュたちは、ついにマエストロとブラゴの元に辿り着いていた。「今ここですべき事は、みんなで力を合わせて元の世界に戻ることだろう!」…必死に訴える清麿だが、敵意を剥き出しにしたマエストロとブラゴにその言葉が届くはずもない。そしてガッシュもまた、友だちのマジロウを倒したブラゴを許しておくことができず彼に立ち向かおうとしていた。そんな中、マエストロだけは自らの計画が順調であることに、ひとり不敵な笑みを浮かべる。
「私はあなた(ブラゴ)と約束した! 例え、何と言われようと…私は!!」…激戦の最中、シェリーはついに決意していた。一方、清麿とガッシュはあくまでパートナーと共に戦うことを選択。ひとりで戦うブラゴと相対していた。そんな彼らをあざ笑うマエストロ。奴は自分もまた100人の魔物のひとりであることを明かすと、自らの魔本を持ち出して磁力系の術を繰り出してくる。すべては自分がこの空間から脱出するため、ガッシュやブラゴの強大なパワーを利用していたのだ。そして一同を圧倒すると、魔界に復讐するべく閉じ込められた魔物たちを先導し魔界への戦争を号令した!!

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「金色のガッシュベル!!」第97話のあらすじ

ついに念願叶い、魔界に通じる扉をこじ開けることに成功したマエストロ。完全に解放されたその時は、狭間の世界に落とされた魔物一同で魔界に攻め込むつもりらしい。自分たちが利用されていた事に気付いたガッシュやブラゴたちだが、彼らはすでに戦いの後で心の力すら残っていない様子。そんな中、マエストロは思わずつぶやく。「貴様などには解るまい。この私が魔界から受けた仕打ちなど…」…どうやら訳アリの過去を抱いているようだが…!? そしてそれが今のマエストロの行動原理をすべて支配していたのである。
「人間界に送り込まれた魔物は、つくづく甘い」…魔物の王を目指すという本来の目的を訴えるガッシュを、マエストロはバッサリと斬り捨てた。彼は本を持つ魔物でありながら、魔界に攻め込むことにこだわり続ける。そして一斉に踊りかかるガッシュとブラゴを、たったひとりで迎え討った。磁力系の術を使うマエストロは、ガッシュやブラゴがどんな強力な術を繰り出そうと、それを磁力のシールドでいとも容易く跳ね返す。しかも一度放った術を自由自在に曲げるなど、思いがけない能力を発揮した。どうやら彼の術は、周囲に設置されたコイルで術のパワーを増幅しているようで、それがある限りガッシュたちに勝機はなさそう…。
「まだ終わらないわ!!」…追い詰められていたガッシュたちに、思わぬ援軍が現れた。ブラゴに素っ気なく扱われ、パートナーから外されたかに思われたシェリーだ!! ブラゴが彼女を部屋に残したのは、マエストロの真意が不明な状況で彼女の心の力を温存させようという意図があったのである。それは今まさに功を奏し、消耗し切った一同の中でシェリーだけが満足に戦える状態にあったのだ。しかも人間と魔物のコンビ攻撃は、清麿とガッシュと同様に息の合った波状攻撃を繰り出してくる。それはパートナーを否定するマエストロを追い詰めるかに見えた…!!
シェリーを得たブラゴだが、磁気シールドは予想以上に厄介な存在であることに代わりはない。それは最大の術でも同じ事で、コイルによって増幅されたシールドの前にあっけなく弾かれるのみ…。そこで清麿は決意する「あんたたちの協力が必要だ」…それはこれまで最大のライバルとして反目しあった、ブラゴ&シェリーとの共同戦線を意味していた。むろんシェリーたちは乗り気ではないし、友だちのマジロウをブラゴたちに倒されたガッシュも納得できることではない。しかし必死で訴えかける清麿の姿に、ガッシュもブラゴもシェリーも一時的な共闘を了解した。 「遅れるでないぞ、ブラゴ」 「フン、そっちこそな」

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「金色のガッシュベル!!」第98話のあらすじ

魔界で罪を犯した魔物が投げ込まれる「狭間の世界」。ガッシュとブラゴのパワーがあって初めてその世界から脱出できるとあり、狭間の支配者マエストロは巧妙に罠を張り巡らせた。そして魔界への扉が開き始めた今、マエストロは100人の魔物のひとりにも関わらず罪人たちと共に魔界に攻め込もうとする…。それを食い止めるためにも、ずっと反目し合っていたガッシュとブラゴがついに手を組んだ!! しかし即席のコンビネーションではマエストロに通用するはずもなく…。
心の力が回復しきっていない清麿の作戦では、シェリーだけが頼りである。そのことを充分に理解していたシェリーは術を放つ、放つ、放つ!! だがマエストロの磁気シールドの前に、容易に跳ね返されてしまった。しかし清麿はただ闇雲に攻撃していた訳ではなく、すべてはマエストロの術を厄介に増幅させていたコイルの限界を見極めようという目算があってのこと…。そこで納得した清麿は、ついにザグルゼムを発動させた!! さらにザグルゼムが跳ね返されないよう、ブラゴのアイアン・グラビレイが押し戻すためにフタをする!!
魔界への扉がついに完全に開いた!! しかし一気に沸きあがる罪人たちに冷水を浴びせかけるように、ブラゴのアイアン・グラビレイが磁気シールドを突破。ガッシュのザグルゼムが二度に渡ってマエストロに炸裂する!! あとはザグルゼムを誘爆させるのみ…ガッシュ&清麿は最大の術バオウ・ザケルガを放ち、ブラゴ&シェリーのバベルガ・グラビドンがそれにのしかかる。だが二大最大術を前にしてもマエストロは揺らぐことなく、彼の最大の術マグネシド・デュランガが立ちふさがった。そしてそのぶつかり合いは、バオウ・ザケルガとバベルガ・グラビドンの融合という驚異の現象を引き起こす!!
ガッシュとブラゴの最大術が融合して誕生した、黒いバオウ・ザケルガ。それはパートナーを必要としないマエストロを否定するように、見事に彼を打ち破った!! そこで自分が誤ってハザマの世界に落とされたことを告白するマエストロ。本来なら人間界に送られるはずだった彼は、そのミスにより狭間の世界で忘れ去られることとなり、魔界への復讐を決意したのである。そしてブラゴに本を燃やされたマエストロは、一同に人間界への扉の開き方を教えると、光の粒子となって消えていくのだった。「これでやっと、私は帰れるのだな。忌々しい魔界へ…あの懐かしい、魔界へ…」と残しながら…。

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「金色のガッシュベル!!」第99話のあらすじ

奈良の地で展開された、「狭間の世界」マエストロとの激闘。それも終結し、清麿・ガッシュ・ウマゴンは再び元の生活に戻っていた。清麿に憧れ、不思議なムードで彼を見守る鈴芽。ガッシユやウマゴンと遊ぼうと、凶暴な圧力をかけてくる近所の女の子・ナオミ。そして清麿の秀才ぶりが気に入らない、学校での永遠のライバル・遠山教諭。遠山はいつものように、絶対に解けない理不尽なテストで清麿に挑戦状を叩きつける一方で、新たな助っ人を密かに用意していた。そのキーワードは、「モンモン♪」…!?
遠山教諭が用意した秘密兵器…それは新任の女教師・モンモン先生だった!! 彼女はなかなか担当科目を言わなかったり、テストをすると言ってはその範囲を教えないなど、寸止めさながらのモヤモヤした感覚で生徒たちを悶えさせ、その様子を見ることに快感を覚えていたのである。まさに「モンモン」とした気分に翻弄される生徒たち。そして、突然歌い出しては生徒たちを自分のペースに巻き込むモンモンダンス…。それはまさに彼女が遠山教諭と同じような属性の、濃いキャラの持ち主であることを意味していた。
ガッシュとウマゴンをアシスタントに迎え、モンモンダンスを歌って踊る、超マイペース人間・モンモン先生。「これでも先生なのか…!?」…苦手なキャラの登場に、やや押され気味の清麿。しかも何度となく繰り返されるモンモンダンスに、鈴芽が引き込まれ、女生徒たちが巻き込まれ、親友たちへとダンスの輪が広がっていく…。それでも「な…なんだ、コレは…」と、ひとり冷めた目でモンモン先生のペースを拒否する清麿。だが彼がどんなに拒もうが、その勢いはやがて教室全体を包んでいく…。
ガッシュやウマゴンに噛み付かれて、折れるしかなくなる清麿。嫌々ながらに踊り始める彼を加え、モンモンダンスも最高潮に達した!! そしてひとしきり楽しむと、いよいよ小テストが開始されることとなる。その内容とは、何と俳句作り!! その知識力とは正反対な、クリエイティブな能力が試されるテストに清麿は四苦八苦。しかもやっと作った作品は「朝ご飯 味噌汁飲んだ 奈良漬も」という最低のものだった…。これには清麿も敗北を認めざるを得なくなる…。

「金色のガッシュベル!!」99話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第100話のあらすじ

奈良で展開された、マエストロとの「狭間の世界」での戦い。そこでガッシュは新たな魔物「マジロウ」と友だちになった。しかし偶然そこで遭遇したシェリー&ブラゴと戦うこととなり、魔本が燃やされたことでマジロウは魔界へと引き戻されてしまった…。マジロウのパートナー「ニコラウス」は、バグパイプを世界に広めようとする明るい青年だったのだが、そんな事があってから悲しみに暮れ続けている。病院で療養中の彼は、清麿たちに励まされるものの今は涙しか出ない…。
「同じ長いまつ毛を持つ者として、このままキミを見捨てるわけにはいかない!」…どうにかニコラウスを元気づけようと、立ち上がるフォルゴレ。彼は、キッドを失ったナゾナゾ博士を励ましたように、今回もまたニコラウスに余計な…いや、親切心を発揮する。そしてパートナーのキャンチョメを伴い、ニコラウスと共にイタリア・ミラノにやって来たのだった。しかしニコラウスの沈んだ心はそう簡単に癒されるはずもなく、ドヨ~ンとした雰囲気を放出。それは周囲の人々にも悪い影響を及ぼし、街のそこかしこに陰鬱とした空気を伝染させてしまう…。
これ以上周囲に陰鬱とした気持ちを伝染させてはマズいと、フォルゴレは「王様の耳はロバの耳」のように、気持ちを穴の中に吐き出させようとした。しかしその考えは見事に裏目に出て、逆にニコラウスのマイナス思考をさらにイタリア中に広めてしまう!! バグパイプの沈んだ音色によって、哀しみを拡大させる人・人・人…。それは相乗効果となってニコラウスを包み、もっと彼を落ち込ませる。そしてその末に、「これ以上、ボクがバグパイプを吹くと…皆に迷惑がかかる…」と、バグパイプを捨てさせることになってしまった…。
まるでゴーストタウンのように笑顔を失ってしまったイタリア。その中でフォルゴレは、自分が彼らを元気づけるのだと「チチをもげ!!」を歌い始める。しかしバックダンサーさえ意気消沈していては、彼本来のパフォーマンスを引き出せない…。ニコラウスがマジロウとの思い出に大切なことを見つけたのはその時だった。「この気持ちだ…この楽しい気持ちなんだ…マジロウが大好きだったのは、ボクの楽しい音色のバグパイプだったんだ!!」…マジロウとの出逢い、そして楽しかった日々から見事な復活を遂げるニコラウス。その姿に、フォルゴレはようやく安心する。

「金色のガッシュベル!!」100話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第101話のあらすじ

新たなる脅威が世界のどこかで胎動する中、ガッシュの街に一組の魔物と人間がやって来た。魔物の名は「テッド」、パートナーの男は「ジード」。バイクを駆って旅をするワイルドな野郎どもである。彼らの目的は、100人の魔物との戦いに勝ち残ること、そしてテッドの唯一の家族と言える女性を探し出すこと…。だがその道のりは遠く、全国各地を巡ってバイクの旅を続ける彼らは、日銭でどうにか食いつなぐ状態だった。そのため「自分のことは自分でやる」をモットーに、今日も二人は自分の食いブチを稼ぐために別々に行動する。
子供であることを理由にアルバイトを断られ続けたテッドだが、宿だけは何とか確保しようと街を放浪していた。そして夕方の公園にやって来ると、そこでガッシュが作ったダンボール製の『秘密基地』を発見する。ダンボールの秘密基地で野宿したいテッド。対してガッシュは、「これがないとナオミちゃんから逃げられない」と死守しようとする。そんな中で知る、お互いが100人の魔物であること。しかし既にグロッキー状態にあった両者は、休憩がてら素性を語り合い、自然と仲良くなるのだった。
魔界での記憶を失ったばかりか、人間界で孤独に苛まれたガッシュ。方や「チェリッシュ」という名の女性の魔物を追い求めるテッド。ガッシュと友情を交わし合ったテッドは、ジードが合流したこともあって清麿の自宅に押しかけることを思いつく。思いがけない来客に最初は驚いていた清麿ではあったが、ガッシュが友達になった相手だからとテッド&ジードを受け入れた。ジードもそんな清麿の行動を意外に思うものの、自分たちもまた、無駄な戦いはしないと戦いを避けようとする。
その夜、清麿とガッシュの前に更なる魔物が現れていた。相手は「アース」と「エリー」のコンビ。「貴公らがバオウの使い手であるからだ!」…戦う理由をそう告げたアースたちは、更に続ける。 「人間の方、貴公はバオウを普通の術と思っているのか!?」 「数日前…魔界の脅威が人間界に現れた以上、もうひとつの脅威を野放しにしておくわけにはいかん!!」…と。 その意味深な発言が理解できないガッシュ&清麿だが、敵意を剥き出しにする彼らを前に戸惑ってもいられない。そこに助っ人として現れるジード&テッド。二人はアースたちを前に、闘志をみなぎらせる。 「オレの友だちに何しやがる!!」と。

「金色のガッシュベル!!」101話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第102話のあらすじ

「バオウの使い手だからだ」…そう言い放ち、突然挑戦状を叩きつけたエリー&アース。バトルを開始した清麿&ガッシュだったが、何故かガッシュの消耗が激しく、少しもしないうちに立てないほどになってしまった!! そこにパートナーのジードと共に駆けつけたテッドが、親友のガッシュを助けようとアースの前に立ちはだかる…。その頃、ヨーロッパのとある都市では、青年のデュフォーが小首をかしげていた。魔物のパートナー「ゼオン」が、ここ2日出かけたきり戻っていないのだ。実はゼオンは魔界に存在するはずの塔を人間界で発見し、愕然としていたようで…!?
「一体、何が起こっているんだ」…ゼオンのその疑問は、エリー&アースの行動にも関係していた。既にその現象に危機を感じており、今のうちに第一の危険分子である「バオウの力を受け継ぐ者(ガッシュ)」を始末しようと考えていたのである。だがその剣はガッシュを捉えることなく、拳ひとつで立ちはだかったテッドによって阻まれていた。そんな中、清麿はアースの剣がガッシュのパワーを奪っていたことに気付く。だからガッシュの消耗が激しかったのか…と。だが肉体強化の術しか持たないテッドにとって、アースの剣はまったく脅威ではなかった!!
「結局、テメエが言っているのは…オレの友だちを消そうとしているってだけだ!!」…魔界からの脅威を訴えるアースに対し、テッドは簡単にそう言い捨てる。理屈ではなく、魂の問題なのだと。そして尚も2つの脅威を訴えるアースを、「どっちが強大な脅威かじゃねえ…どっちが大切かだ!!」と一蹴した!! ギアを入れるように段階的に肉体強化の術をパワーアップさせることができるテッドは、ジードの心の力の高まりを待ちつつ、「親友を守る」という意思を底力に変えて確実にアースを追い詰める!!
一度はアースを追い詰めつつ、必殺の居合いを喰らったテッド。立ち上がるのがやっとのガッシュだが、「友だちを助けるぞ…!!」と何とか後方支援に努めた。その間に心の力を蓄積させたジードは、ようやくテッドを満足に戦える状態までにパワーアップ。ガッシュとテッドの勢いに押される形になったエリーは、その状況にやむを得ず撤退を決意する。結局、手の内を隠しつつガッシュの戦力を見極めたエリーは、「ガッシュを見極める」という当初の目的だけを達成させ、次なる「脅威」の元へと向かうのだった。そして未だバオウの真の力に目覚めていないガッシュを、逆に利用しようと画策する…。

「金色のガッシュベル!!」102話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第103話のあらすじ

偶然の出逢いから友だちとなり、アース&エリーの戦いを通して友情を深めたガッシュとテッド。しかし一夜明けると、テッド&ジードは別の街へと出発しなければならなくなった。…が、別れの挨拶の最中、バイクを走らせ始めたテッド&ジードは、突然の故障によって立ち往生を余儀なくされてしまう。せっかくカッコよく別れを惜しんだばかりなのに…ややシラケぎみの一同。しかし修理しないことには始まらないとあり、ジードの言いつけでテッドがパーツの買い出しに行くことになった。
街をよく知らないからと、テッドについていくガッシュ。そんな中、お互いのパートナーを送り出した清麿とジードは、それぞれのパートナーについて語り合っていた。「なんとか一人前にはしてえんだがな、教えるこたぁまだまだ山のようにある」とジード。同じ頃、テッドは「何故ジード殿は一緒に旅をしてくれているのだ?」とガッシュに訪ねられ、「ハートがつながっているからな」とこぼしていた。お互い、相手にグチグチ言うものの、清麿とガッシャュのように心の深い部分では信頼という絆で結ばれているのだ。そんなテッドとジードの関係に、清麿とガッシュも更なる親近感を覚える。
ガッシュと共にバイク屋を探していたテッドは、街中で懐かしい香りを感じていた。それはまさに、テッドが「唯一、家族と呼べる」と断言し、姿を追い求める魔物の少女「チェリッシュ」のもの…。突然取り乱したように少女を追おうとするテッド。しかし信号が赤に変わった横断歩道に飛び出そうとする彼を、事情を知らないガッシュが危ないからと制止した。最初はガッシュの行動に声を荒げたテッドではあったが、ガッシュが自分を心配してくれていたことに気付き、ようやく落ち着きを取り戻す。そして捜し求めるチェリッシュが近くにいたことをガッシュに訴え、彼と力を合わせて彼女を見つけ出そうとした。
匂いを嗅ぎ分けるのには自信がある…自信タップリに言い切るガッシュだったが、チェリッシュの香りを追うどころか、ケーキや焼き鳥に惑わされてなかなか追いつけない。そればかりか、デパートでは二手に別れて探していたテッドが、ヤンキーたちに絡まれて更なる足止めを喰らってしまった!! そこに駆けつけるガッシュ。彼は自分がヤンキーの相手をすることでテッドを先に行かせようとするものの、テッドは「友を見捨てておけない」と戻って来てしまう。結局、チェリッシュだと思っていた少女が別人であることに気付かされるテッドではあったものの、必ず再会できると信じ、ジードと共に別の街へと出発するのだった。

「金色のガッシュベル!!」103話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第104話のあらすじ

清麿のもとに届いた一通の手紙…それはサンビームの引越しを伝えるものだった。どうやら清麿の自宅から5分もしない場所に今日移ってくるらしく、清麿・ガッシュ・ウマゴンは引っ越し祝いを買ってから手伝いに向かうことにする。そんな中、母の提案で鈴芽が、そしてガッシュの誘いでティオと恵もやって来ることとなった。しかし手伝いを頼まれたはずの鈴芽は、清麿にデートに誘われたと勘違いして早くも妄想モードに突入…。清純派? それともオトナっぽさ? と、洋服選びからあれこれと期待に胸を膨らませるのだった。

「てっきり高嶺くんとふたりきりとばかり」…ガッシュとウマゴンが一緒にいたことに、ややガッカリの鈴芽。しかもティオとトップアイドルの恵までやって来ると、すっかり混乱状態に陥ってしまう。なぜなら、ティオの存在は知っていたものの、その保護者が憧れの存在である恵だとは思ってもみなかったからだ。しかも恵は、愛する清麿と親しそう…最強のライバル登場にショックを受けてしまう鈴芽。そのせいか、サンビームへの引っ越し祝いを買うという目的を忘れ、デパートでは嘘発見器を探し出して来てしまう…。
ガッシュ・ティオ・ウマゴンがデパートで遊びまわる中、鈴芽は嘘発見器を使って清麿と恵の仲を探ろうとしていた。結果、清麿と恵は「親しい関係」「何度も会っている」ことが発覚。一時は「恵より鈴芽の方を身近に感じる」に喜んだ彼女だったが、恵からの質問で「共通の秘密を持っている」ことが暴かれると、すっかり落ち込んでしまうのだった。結局、鈴芽が嘘発見器の封を開けたためにそれを買わざるを得なくなった一同は、そのままサンビームの新居に向かうことに…。
サンビームの新居では、早速荷物の整理が開始された。しかし鈴芽は依然空回り気味…清麿と同じ荷物を運ぼうとして失敗、ビデオの配線でちょうちょ結びをして失敗、パイプベッドを組み立てようとして失敗…。もはや足手まといでしかなくなった彼女は、和気藹々とする一同の中ですっかり落ち込んでしまう。しかし食事だけはガンバるんだと、見事な包丁さばきを披露した。その健気な様子に、清麿たちも彼女ひとりに食事を任せようと決意。ただそれが裏目に出てしまい、鈴芽の破壊的な味付けを思い知らされることになってしまうのだった…。

「金色のガッシュベル!!」104話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第105話のあらすじ

テレビ報道されていた「レスカ山脈の巨大建造物」に、清麿が魔界との関係を疑っていた頃、アメリカ・シカゴでは新たな魔物とそのパートナーが日本行きを決意していた。魔物の名は「コーラルQ」、そしてそのパートナー「グラブ」だ。グラブは清麿と同じくらいの年齢でありながらIQ190を誇る超天才児で、飛び級で名門大学に通う学生である。しかもノーベル章モノのレポートで教授すら凌駕する知力の持ち主だった。だが天才すぎる彼は、自分以外の人間を「カス」と呼び、少しばかり性格に問題があるよう…。
つい最近、清麿&ガッシュに挑戦状を叩きつけたエリー&アースのコンビ同様、何かを調査しようと清麿たちのデータを集め始めるグラブたち。彼らは何も知らずに日常生活を送る清麿とガッシュに近づくと、影からその行動を監視し始めた。一方、清麿たちは謎の熱視線に気付きつつ、しかし「気のせいか」と大して警戒することもなく普段通りの生活を行っていた。特にガッシュは、最近近くに引っ越して来たサンビームにウマゴンが会いたがっているからと、ウマゴンと共にサンビームが働く工場へとやって来てしまう。
もともとサンビームは、まだ車が走っていない国に車を作る技術を伝えようと、日本に留学している身。勤務する自動車工場も、彼にとっては「学ぶための場」であり、とても大切なところだった。しかし長くサンビームと会っていなかったウマゴンは、パートナーの彼と少しでも長く一緒にいたいよう…。そんな時、サンビームが仕事に戻るためにガッシュとウマゴンについた「ブリが空を飛んでいる!」という嘘が、思いがけず現実のものとなってしまう!! 大の魚好きであるガッシュは、その空飛ぶブリを追いかけるが…。
ガッシュが空飛ぶブリに誘き出される姿を目撃した清麿は、いよいよ魔物の存在を確信した。そして誘き出されたガッシュを追い、その先でグラブ&コーラルQに遭遇する。グラブ&コーラルQは細部に渡って洗い出したデータに絶対の自信を持っており、早くも勝利を確信している様子…。最初はややマヌケなキャラクターを晒してしまったグラブたちではあるものの、その自信は本物らしく、ガッシュの術という術を調べ上げたことを告げて勝利宣言までした!!

「金色のガッシュベル!!」105話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第106話のあらすじ

清麿とガッシュを倒すために日本にやって来た魔物の刺客。それは超天才児のグラブと、彼のパートナー・コーラルQだった!! グラブは、パソコンと超頭脳を駆使して清麿とガッシュのデータを分析するID戦術家。方やコーラルQは、無敵のロボットを気取る変形・合体型の魔物だ。空飛ぶブリを使ってまんまとガッシュをおびき寄せたグラブたちは、ガッシュが習得したすべての術を熟知していると自信満々で勝利宣言する。だがその一方で、珍妙なダンスを披露したり、隙だらけですぐに泣き言を言ったりと、見掛け倒しのポンコツぶりを発揮していた…。
「オレたちの術がすべて効かないだと!?」…グラブたちの勝利宣言を受け、清麿は明らかに動揺していた。しかも彼らはティオやウマゴンのことも調査済みらしく、ガッシュを倒した後は順番に始末していくとも豪語する。もはや調査し尽くされたデータに一瞬躊躇する清麿。それでも最初はザケルガを喰らわせることもでき、本を燃やす寸前まで追い詰めることに成功した。だが本格的に術を使われ始めると、次第に押されて行くようになっていく…。ザケルガを跳ね返す「ビーザム・ロボルガ」形態に変形したり、2弾式のミサイルを発射したりと、コーラルQは意外と侮れない!?
一瞬早くガッシュが盾になってくれたお陰で、清麿はどうにかミサイルの餌食にならずに済んだ。その様子から、ガッシュが強くなっていることに気付くグラブ。彼はコーラルQのデータをアップデートする必要性が出てくると考え、20%のパワーアップを決断した。そしてデータの書き換えに必要な3分間を得ようと、ガッシュのおびき寄せに使ったロボット・ブリを再び持ち出して、かく乱させようとする。清麿はともかく、ガッシュは容易くその陽動作戦に引っかかってしまうが…!?
サンビーム&ウマゴン、そして鈴芽がお互いに清麿&ガッシュを探して走り回っていた頃、ガッシュはブリがロボットである事にようやく気付いていた。だが時すでに遅く、データの書き換えは完了した後…。コーラルQは得意の変形能力をフルに活かし、まずは「ムロム・ロボルク」のゴムロボ形態でジケルドの磁力効果を打ち消し、そして「ディゴウ・ロボルク」のバイク形態でラウザルクによるスピードアップ効果を封じていく…。もはや「ザグルゼム」と「バオウ・ザケルガ」しか使える術がなくなったガッシュたちは…!?

「金色のガッシュベル!!」106話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第107話のあらすじ

清麿&ガッシュ、グラブ&コーラルQのバトルもついに佳境!! コミカルな変形合体モードに惑わされて相手を甘く見ていた清麿は、分析に分析を重ねたコーラルQたちの戦術にはめられてしまい想定外のピンチに陥っていた。術という術を封じられ、もはやザグルゼムとバオウ・ザケルガしか使える術がなくなってしまうガッシュたち。対してコーラルQたちはジワジワと追い詰めることに成功して、すっかり勝った気でいる。そのせいか、ガッシュたちが死力を尽くして戦ったデボロ遺跡でのバトルのことも口を滑らせてしまっていた。
パムーン、レイラ、キッド…遺跡での戦いは、ガッシュたちに深い心の傷を残していた。その戦いのことを知りつつ、手を貸さずにゾフィスの非道を放置したコーラルQ。彼の無責任さに、ついにガッシュがキレた!! しかしグラブたちも負けるわけにはいかないと、ガッシュにとどめを刺そうとする。何しろグラブは、故郷では超天才児の名をほしいままにしつつ、しかし他者を「クズ」呼ばわりして見下す孤独な少年。故郷で見つけられなかった「自分に足りないモノ」を探すために、はるばる日本までやって来た身だ。ガッシュたちに勝利し、「それ」を見つけらなければ来日した意味はない…。
コーラルQにどんなに攻められても、ガッシュはその度に立ち上がって彼に向かっていった。そして驚異的な戦闘能力を発揮し、徐々にコーラルQを圧倒していく。それはグラブでも「計算」できなかった、これまでの戦いの経験値が実になっていたことを意味していた。しかも清麿がザグルゼムの真の使い方を発見したため、グラブたちも全力を出さざるを得なくなる。「ガンジルド・ロブロン」…最終形態を意味するその術を使ったコーラルQは、複数の盾を操る、絶対の防御力を誇る姿に変形するが…!?
「オレたちはこの戦いでザグルゼムの持つ力を100%引き出し、奴に勝つんだ!!」…完全にザグルゼムの特性を把握した清麿は、コーラルQの盾にどんなに阻まれてもザグルゼムを連発し続けた。そしてそのパワーを充分に盾にチャージさせたところでバオウ・ザケルガを発動!! 盾を破壊しつつザグルゼムのパワーで黄金竜をパワーアップさせ、コーラルQへと一気に叩き込んだ!! それによりコーラルQは敗北。しかしこの戦いを通じてグラブは「求めていたモノ」を見つけることができ、安心して魔界に引き戻されたのだった。その数日後、グラブの故郷には、友だちに囲まれて幸せそうにする彼の姿があった…。

「金色のガッシュベル!!」107話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第108話のあらすじ

ガッシュにいつも優しい清麿の母「華」。それは我が子に対すると同然の愛情で、ガッシュは幸せな日々を過ごしていた。しかしある日、母親と子の関係を描いた絵本を見てしまったことで、ガッシュはそれまで意識していなかったことに気付かされてしまう。魔界での記憶を失っていたこと…、そして実の母の記憶も失っていたこと…。ガッシュは一瞬脳裏をよぎる、自分を包む暖かなイメージが実の母のものだと確信すると、その「本当の母」を探そうと街に飛び出した。
ダダをこねられて困る母…。通わせた塾の数で競い合うマダムたち…。くねくねと身体を揺らしながら近づくワイフさん…。挙動不審なモンモン先生…。見れば見るほど、解らなくなる理想の母親像。そこで華殿ならば…と自宅に直行。華の働きぶりを羨望の眼差しで見つめた。そして改めて気付く、母の凄さ…強さ…。清麿は突然、「母」という存在に興味を持ったガッシュに、「それはホームシックじゃないか」と話して「俺の母さんを自分の母だと思えばいい」と励ます。しかしそれがマズかった。「清麿の母上殿は、私の母上ではないのだ!!」…突然ガッシュが興奮し、家を飛び出してしまったのだ!!
ガッシュは華を本当の母のように尊敬しているし、清麿に言われなくても本当の母のように思っていた…はず。しかし自分が抱いた「本当の母」のイメージが、華そのものだったことへのショックは隠しきれない。だが本当にショックを受けたのは、他でもなくガッシュのその叫びを聞いてしまった華本人だった。それでも取り乱す様子も見せず、清麿にガッシュを追うよう指示。清麿より早くガッシュを見つけると、逃げようとする彼を「母の底力」で追いかけた。
「ごめんなさいなのだ、あんな酷いことを言って…ごめんなさいなのだ!!」…猛烈に謝るガッシュ。もし華を本当の母だと思ってしまったら、自分の中に残る、たったひとつの「母の感じ」さえ消滅しそうで怖かった…そう苦しい胸のうちを告白し、自分でも混乱していることを訴える。しかし華はそんなガッシュを責めることもなく、「いいじゃない、お母さんがふたりいたって」…と抱きしめ、自分もまたガッシュを我が子と同じ愛情を抱いていることを伝えた。そしてガッシュは元気を取り戻し、また新たな一日に張り切るのだった。

「金色のガッシュベル!!」108話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第109話のあらすじ

千年前の魔物との戦い以来、自分たちは怠けすぎた…。そう考えたサンビームは、戦力アップのためにウマゴンとのコンビネーション作戦を色々と考え始めた。何しろ、現在残っている魔物は、例外なく強敵ばかり。実力がなければ負けることは必至だったからである。しかしその矢先に、サンビームに北海道への出張話が持ち上がってしまった。仕事とあればウマゴンを連れて行くこともできず、サンビームはやむを得ずウマゴンを清麿たちに預けることにする…。
「そんなについて行きたいなら、ウマゴンも北海道に行くのだ」…空港で涙ながらにサンビームを見送ったウマゴンに、ガッシュがそう言い放った。その無責任なひとことで旅客機に飛び乗ったウマゴン。しかしそれは沖縄直行便で、彼は壮大なるアドベンチャーに放り出されることになってしまう…。そして一週間後、無事に研修を終了したサンビームは「東京で待っているウマゴンに…」と、おいしい干草をお土産にしようと考えていた。そしてやって来た牧場で、ウマゴンと思わぬ再会を果たす!!
ウマゴンによると、沖縄からのアドベンチャーは言葉にし尽くせない程の困難の連続だったらしい。トラックの屋根を乗り継ぎ、客船の縁にしがみついて、荒野をひたすら歩き…。何にせよ、無事に再会できたことを喜び、共に観光を楽しむことにするサンビームとウマゴン。そんな中、2人は住民のおばさんから今年の雪がまだ残っているとの話を聞いて興味を持った。そこでサンビームたちは、早速教えてもらった谷へと移動。雪だるまを作って思い切り楽しむが、谷には怪しい影が2人を監視していて…。
サンビームとウマゴンの動向を探っていたのは、魔物の「カルディオ」とそのパートナーの少年「サウザー」だった!! 彼らはウマゴンにガッシュたちの匂いを嗅ぎ取り、「仲間とつるまなきゃ戦うことも出来ないのか」とマヌケ呼ばわりする。自分たちと同様の肉体強化の術を使うカルディオたちに、サンビームとの息の合ったコンビネーションで挑もうとするウマゴン。一時はにわか仕込みの「作戦A・B・C」でいつもの調子を崩してしまったものの、無敵のコンビネーションは相手を圧倒した。しかしカルディオたちは、猛烈な冷気で更なる反撃に出て…!?

「金色のガッシュベル!!」109話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第110話のあらすじ

出張で北海道にやって来たサンビームと、彼を追って来てしまったウマゴン。2人が北の大地で遭遇したのは、自分たちと同様の術を使う魔物「カルディオ」と、そのパートナーの少年「サウザー」だった。彼らは仲間がいるウマゴンたちを「弱虫」呼ばわりし、同じような術を使うことに嫌悪緩を露にする。そして、長く辛い特訓の末に会得したという苛烈な冷気を発し、ウマゴンたちを凍てつかせようとした。この谷に雪を残すほどの冷気だと言うだけあり、サンビームたちはたちまち窮地に立たされてしまう…!!
「所詮は仲間の魔物と一緒じゃなきゃ生き残れなかったヤツさ。誰にも頼らず生き残るために、必死で修行して来たオイラたちには勝てねえんだよ」…サウザーたちに押され、角を…鎧を砕かれるウマゴン。もはや苛烈な冷気の前に為す術なく、凍えるしかないのか…。そんな中、ガッシュたちの暖かな笑顔を脳裏によぎらせたウマゴンに、驚くべき変化が表れた。彼らを凍てつかせていた冷気を、身体を覆いつつあった氷を、全身から発する暖気で溶かし始めたのだ!! それはやがて猛烈なる炎となり…!!
サンビームは気づいた、ウマゴンに新たな術が備わったことに。それは熱波となってサンビームたちを包み、瞬く間に冷気から解放してくれた。さらに熱波はウマゴンに外見的な変化をもたらし、新たな角、新たな鎧となって彼を包む。しかしそれは彼らにとっても諸刃の剣…。何と熱波がサンビームを焼きそうになってしまったのだ!! 冷気を自在に扱うカルディオとサウザーのコンビでさえ、そうなるまでは辛い修行を重ねなければならなかったというだけあり、ウマゴンたちはパワーアップに強い戸惑いを見せてしまう…。
「わたしたちの戦いはテクニックではない。心で戦うんだ」…自分がサンビームを焼いてしまうのではないかと怯えるウマゴンに、サンビームは毅然とそう言い放った。その言葉、パートナーとの信頼関係、そしてガッシュたち仲間の心の支え…ウマゴンはそれらに護られ、どんなに叩きのめされても立ち上がる。その末に、自らの炎がサンビームを焼くことなくカルディオたちを圧倒。一撃くらわし、戦線離脱することに成功した。その驚異的な成長にカルディオは気おされ、思わずウマゴンに怯えるという一瞬も垣間見せるのだった。

「金色のガッシュベル!!」110話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第111話のあらすじ

ナゾナゾ博士率いるスーパーパワー軍団「マジョスティック12」のメンバー、ダイナミックなボインが武器の「ビッグボイン」が、ナゾナゾ博士と共に日本にやって来た!! 博士の目的は、もちろん清麿たちに会うこと。以前、テレビのニュースで放送されていた謎の塔「ファウード」を気に留めた清麿が、ニュース映像が収まったVTRをナゾナゾ博士に送ったため、そのミーティングで来日したのである。そしてビッグボインは、「新しいダンスを清麿に見てもらいたい」と博士について来たのだった。
ビッグボインのニュー・ダンスに凍りつく清麿。それを面白がっていたナゾナゾ博士だったが、謎の塔に関しては真面目だった。そして塔に関してのことを、恵&ティオ・フォルゴレ&キャンチョメ・リィエン&ウォンレイ・サンビーム&ウマゴンが集まったところで発表すると言い放ち、集合をかけた張本人として清麿たちと共に空港に出迎えに行くことにした。しかしそこでは、アイドルの恵、そしてイタリアの大スター・フォルゴレが密会するとの情報が何故かリークされていて、一同はマスコミやファンに追い掛け回される羽目に陥ってしまう…。
清麿たちが群集に追い回されたせいで、ビッグボインとガッシュが空港内で迷子になってしまった。そこで彼女たちは、やはり迷子になってしまったと言う男の子について「迷子センター」に向かうことにする。しかしそこへ、関税に引っかかったらしいマヌケな武器密輸トリオが押し込んでパニックを引き起こしたから大変!! 敢然と立ち上がったビッグボインは、自分のボインを褒めてくれた迷子の男の子を護るためにも、底知れぬスーパーパワーを発揮する…!!
目からビームを出したりはできないものの、ボインを使っての予測不能なトリックアクションは密輸団トリオを圧倒した。壁で跳ね返るボイン、猛烈な「重み」で犯人を弾き飛ばすボイン…最初は「役立たず」とビッグボインを侮っていた密輸団だったが、彼女によって瞬く間に叩き伏せられてしまう!!  空港での騒動もひと段落し、ようやくサンビームのアパートに集結した一同。彼らはムダに見せられたビッグボインのダンスにブチギレするものの、実はそのダンスこそが偶然にも塔の秘密解明のカギを握っていたようで、ただひとりそのことに気付いたキャンチョメだけが蒼白になっていた…。

「金色のガッシュベル!!」111話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第112話のあらすじ

魔界の建造物だと思われる謎の塔「ファウード」。ほんの一瞬だけ人間界に現われ、そしてすぐに消えたその塔を巡り、清麿たちの動きもにわかに慌しくなり始めていた。なぜなら、すでにそのことに関連したような魔物による襲撃事件に巻き込まれつつあったからだ。深夜にバトルを申し込んで来たアースたち…早くもファウードの存在を感じていたコーラルQ…。だがリィエンやナゾナゾ博士たちとミーティングしたところで真相が判明するわけでもなく、唯一「何か」に気づいたキャンチョメが硬く口を閉ざしたこともあって、結局何も判らずじまいだった。
「もし勇気が出たら、気付いたことを教えてくれ」…キャンチョメに優しく言葉をかけ、清麿たちは彼らを空港で見送ることにした。現状をどんなに分析してみても、『ファウードを出現させた「相手」は何かを企みつつ、準備不足で姿を消した』…そんな推理しかできず、今後の推移に注意を払うしかない…。そんな中、ガッシュは「もう三日ほど待ってくれたら、みんなでスケートというものができたのだが…」と、残念そうにそう漏らしていた。どうやらクラスメイトたちとスケートに行く約束をしていた清麿&ガッシュは、リィエンたちにもクラスメイトたちを紹介したかったらしい…。
清麿がスケートに誘われたのは数日前のことだった。発端は、テレビでフィギュアスケートを見た鈴芽が、リンクで転びそうになる自分を清麿に助けてもらいたいと考えたこと。そこに、クラスメイトの山中やマリコが参加に名乗りを上げ、遠山やモンモンといった教師陣までやって来ることになったのである。すべては己の欲望のため、「今度こそ清麿を倒す!」という中山や遠山の野望、マリコのように「リンクで目立ち、アイドルとしてスカウトされたい!」という夢のため…。
それぞれの野望を胸に、スケート場へとやって来る鈴芽たち。どうやら彼らは、この日のために特訓を重ねたようだが…!? 一方、彼らの思惑など少しも気付いていなかった清麿&ガッシュは、普通に楽しもうとして早速スベって転んでいた。これには、愛する清麿にスケートを教えてもらおうと考えていた鈴芽はガックリ。逆に、「これなら確実に清麿に勝てる!!」と歓喜したのは、中山や遠山たち、勉強ゴトでは清麿に勝てない人々だった!! しかしいざ滑ろうとすると、彼らも次々と転倒…。結局、誰一人としてリンクの上に立っていることができず、情けない姿を見た清麿は「リィエンたちに紹介しなくてよかった」と、心底ホッとしたのだった。

「金色のガッシュベル!!」112話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第113話のあらすじ

「拝啓、我が友ガッシュベル。私はレイン、久しぶりだな。実は今回、キミに頼みごとがあってこの手紙を書いた。その頼みとは…私の本を燃やして欲しい」…ガッシュの元に突然送られてきた、一通のエアメール。魔界での記憶を失っていたガッシュだったが、その手紙に大喜びする。そして「レイン」なる相手が、本当にガッシュの味方であるかどうか怪訝に思う清麿を押し切り、早速レインがいるだろう東南アジアへと出発することにした。相手はガッシュを『最も信頼できる友』としているが、果たして…!?
入国するなり、清麿とガッシュはレインの住居だと思われる宮殿にやって来た。しかし2人はそこで、奇妙な人間関係を見せられる。レインを疎ましく思い、彼が本来住んでいるはずの宮殿で我が物顔に威張り散らす熟年女性「ジル」。そのジルに嫌悪感を抱かれる、幼い少年「カイル」。彼女たちのやり取りを冷ややかに見つめる使用人の老人「セバスチャン」…。ジルはレインのことを心底嫌っているようだが、彼はジルに何かひどい事をしたのだろうか? しかし街で聞いた噂だと、レインはなかなかの好青年のようで…!?
そんな中、清麿とガッシュは魔本を持った不審人物の噂を耳にしていた。どうやらその人物はヒゲが印象的な少年とアフロな女性で、人々につけヒゲやチリチリ頭を強要して迷惑をかけているらしい。しかも彼らの仲間だと思われた清麿とガッシュもまた、被害者たちに追い回されることとなってしまう…。「その魔物は、果たしてレインのことなのか…!?」…そんな疑念を抱きながら逃げる清麿とガッシュ。それでも彼らは、レインを探しに出たカイルが電波塔に登って騒ぎを起こしたことで、ようやくレインとの出会いを果たすのだった。
どうやらレインは街の噂通りの魔物で、ガッシュとは本当に親友だったらしい。そして明かす、エアメールの真相。実はレインのパートナー・カイルは度胸や勇気というものがまったくなく、この先、激しさを増すだろう戦いに於いて、生き残ることはもちろん精神的にもたない事が予想されたのだ。だから、そんな彼を案じたレインはバトルから降りる決意をしたのである。しかしレインがバトルを放棄しても、カイルには彼の財産を狡猾に狙うジルという存在が残る。そこでガッシュは決意した。ジルに利用されないためにも、レインが魔界に戻る前にどうにか彼に度胸をつけさせる…と。

「金色のガッシュベル!!」113話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第114話のあらすじ

魔界でガッシュの親友だったと言う「レイン」に会うため、南国へとやって来た清麿とガッシュ。そこで2人は、レインが抱えるある悩みを打ち明けられた。その悩みとは、パートナーである少年「カイル」の極度な臆病症。レインによると、どうやらカイルは「戦い」という言葉を聞いただけで震え上がるような、ノミの心臓をしているらしい。「このままでは、激化する戦いにカイルの精神は崩壊してしまう…」…パートナーを気遣って本を燃やされる決意までしたレインだが、気がかりなのは、後に残すカイルのこと…。
レインがカイルを気遣うのには理由があった。それはただ「パートナーだから」という以外に、カイルの将来に関わることだと言う。実はカイルは、すでに他界した前市長の息子で、莫大な遺産を得ている身。しかし財産管理を任された性悪女「ジル」に臆病な性格を利用され、遺産を横取りされているのが現状である。そこでガッシュと清麿は、カイルの特訓を提案。彼に度胸をつけさせようと考えた。その頃、町のある場所では、強力な術を使うことが出来るレインとカイルのコンビを仲間に引き込もうと、別の魔物たちが動き始めていたようで…。
レインを仲間に引き込もうとしていたのは、かつて日本でガッシュたちに大敗を喫した凸凹コンビ「パピプリオ」と「ルーパー」だった!! どうやら彼らは町でも悪さをしていたようで、町の人たちを激怒させた「ヒゲ&アフロ化事件」の犯人も、このコンビの仕業らしい。しかもその背後には、「ロデュウ」と呼ばれる、もっと大きな存在が見え隠れしていて、なにやら不穏な空気がたちこめる…。そんな中、あらゆる特訓に失敗して落ち込むガッシュたちの前に、ついにパピプリオ&ルーパーのコンビが現れた!! 
「レイン、お前はオレたちの仲間になるんだよ!!」…カイルを人質にし、襲い掛かってきたパピプリオ&ルーパー。しかし思いのほかパワーアップしていたガッシュたちにかなわないと悟るや否や、ロデュウと合流するはずだった場所へと逃亡してしまった。そしてカイルを取り戻そうと追ってきたガッシュ・清麿・レインに追いつかれると、早くも降参モードに突入してしまう。そんな一同の前に姿を現す魔物…ロデュウとそのパートナーの少女チータ。彼は冷徹に言い放つ…「パピプリオ…仲間ひとり増やすのに、なに手間取っている…!!」

「金色のガッシュベル!!」114話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第115話のあらすじ

パピプリオとルーパーに奪われたカイルを取り戻そうと、後を追った清麿・ガッシュ・レインの前にロデュウと名乗る魔物が現れた!! ヤツはパピプリオを影で操り、強力な術を得たレインを仲間に引き込もうと暗躍していたのである。しかしレインはその申し出を拒否。臆病なパートナー・カイルを取り戻そうと対抗した。その最中、レインはパピプリオやロデュウに攻められつつ、ボロボロになりながら戦うガッシュの姿に懐かしい光景を垣間見る。それはまだ2人が魔界にいた頃の、まさに出逢いの瞬間だった…。
ガッシュと出逢う以前のレインは、彼の武器である怪力を存分に振るってただ暴れまわるだけの無法者でしかなかった。運命の日も、魔界のとある村で乱闘を展開し、村人から追放されそうになっていたのである。だがその最中に、足元が崩れたことで崖下に落下。どこかを痛めたのか、激痛に襲われて立ち上がることも出来ず、ただ死を待つしかなかった。もはや、嫌われ者の自分は助からない…誰も助けてくれない…自嘲気味に諦めるレイン。しかしそんな彼に手を差し伸べた、唯一の人物がガッシュだったのである。
「ガッシュに頼るんじゃない。オレが…オレがカイルに見せてやらなきゃいけねえんじゃねえか!!」…ガッシュに命を助けられた思い出が、再びレインの揺るぎない信念を呼び覚ました。あの時のガッシュのように、自分の行動で、自分の姿でカイルに『勇気』を示そうとするレイン。その決意は彼に驚異の底力を発揮させ、パートナーも術もないまま、ロデュウに食らいつかせる。そして、これまで襲撃者を撃破して来たという己の爪と牙で、圧倒的な戦闘力を発揮した。これこそレインの本領だ!!
鬼気迫るレインの表情に、今にも泣き出しそうになるカイル。しかしそんなレインの想いが不可能を可能にし、ついにカイルの奪回に成功した。そこでレインはカイルに語る。「本当の姿ってのは怖ぇもんなんだ。特に大切なものを護ろうとする時はよ。お前にはオレの姿がどう映るかわからねえ。悪いのか…正しいのか。だが…必要なんだ」。その言葉がカイルの心を動かした。彼は恐怖で涙を流しつつ、それでも歯を食いしばり、大地にしっかりと立って強い眼差しをギッと向ける。手には、レインの魔本をしっかりと持って…!!

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「金色のガッシュベル!!」第116話のあらすじ

パピプリオ&ルーパー、ロデュウ&チータ…2組の魔物に襲撃された清麿&ガッシュ、レイン&カイルのコンビは絶対的な窮地にあった。パピプリオらのコンビは、猛烈な痒みを催させる術などを使う厄介な存在。さらにロデュウのコンビは、的確な判断力と強力な術で清麿たちを圧倒する。しかもレインのコンビは、パートナーのカイルが「戦い」という言葉すら恐れる臆病症のため、まったくの戦力外。ただレインの怪力と爪だけが頼りだった。だが、その風向きが突然変わる…。カイルが、とうとうレインの魔本を手に取ったのだ!!
恐怖にうち震え、涙ながらに歯を食いしばるカイル。しかし彼が唱えた初めての術は、大地を大きくえぐってロデュウたちに衝撃を与えた!! もはやカイルの勇気は本物だった。その証拠に、術に囚われて動けない清麿とガッシュを護ろうと、カイルは恐怖で折れそうになる心を必死に支えてロデュウたちの前に立ちふさがる!! それは、かつて虫さえも怖がり、受け継いだ財産をジルのいいようにされていた気弱なカイルではない。友情のために我が身を犠牲にできる、本物の勇者だ!!
「もう、オレがいなくても大丈夫だ」…すっかり男らしくなったカイルに安心するレイン。だがそれは、魔界に戻る決意をしていたレインとの辛い別れを意味していた。ロデュウたちを撃退し、ようやく精神的なプレッシャーから解き放たれたカイルは、自分が気を失って目覚めるまでの間に、レインが姿を消してしまったことに気付かされる。もう、レインは魔界に帰ってしまったのだ。脳裏をよぎるのは、彼との楽しかった時間…。共に笑い、草原を駆け、遊んだ日々。カイルにとってレインは、兄弟であり、父であり、大切な友だちだった…。
レインが傍にいなくなったことで、カイルは心の強さを得ることができた。ジルに対して思っていたことを洗いざらいブチまく、これまでにはない鬼気迫る勢いで彼女の悪行を告発。ジルを完全にへこますことに成功したのだ。そんな彼の姿を傍で見守っていた清麿たちは、レインとの別れの瞬間を回想する。レインたっての希望とは言え、親しい者の本を燃やすのはこれで二度目。しかし、今回はかつてコルルの本を燃やした時とは違う…。レインは魔界の王になることに興味はなく、唯一心配だったカイルも、もうひとりでやっていけるからである…。

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「金色のガッシュベル!!」第117話のあらすじ

ガッシュと清麿が土産品を選びながら帰国の準備をしていた頃、中国のとある村ではウォンレイが悩んでいた。「なんとか、したいのだが…」…彼が立ち寄った雑貨屋には、かねてから欲しかったテレビが…。どうにかして目的の物を買いたいのだが、入り婿という立場、決して裕福ではない家庭、一切の無駄遣いを許さないリィエンの迫力が頭をよぎり、ウォンレイは迷うばかり。それでも「どうにかしたい」と、ある決断を下す。その挙動不審な夫の態度に、リィエンが敏感に気付いているとも知らずに…。
「そんなにテレビが欲しいあるか」…リィエンは、暇を見つけて出かけたウォンレイの後を、コッソリとつけてみた。その矢先、彼女は目撃してしまう。ウォンレイが、謎の美人と楽しそうに話している姿を…。…浮気。そうに違いないと確信したリィエンは、「あのウォンレイが浮気するはずないある」「私が信じないでどうするあるか」と思いつつ、「絶対に許さない」…と、ドス黒い怒りのオーラを発した。そして美女に連れられるまま武闘大会の会場へとやって来たウォンレイの後をつけ、自らも会場へと足を踏み入れる。
賞金1千万元の武闘大会…それは用心棒を雇うためのオーディションのようなものらしい。カンフーを金儲けのために使ってはいけないと考えていたウォンレイだったが、ややなし崩し的に出場することとなり、順当に勝利を重ねていった。そんな彼の前に立ちふさがる、仮面の女闘士「恋い恋い仮面」。正体はもちろん、ウォンレイの浮気に爆発寸前のリィエンだ。彼女と対戦することになったウォンレイは、愛妻の怒りの理由を知らされないまま、どうにか彼女の誤解を解こうと模索する…。
この武闘大会、実はリィエンの父が牛耳る香港黒社会を我が物にしようとした美女が、首領の座を狙って画策していたものだった!! しかしその事実に気付いたリィエン&ウォンレイの活躍で計画は阻止。ようやく誤解を解くことができたウォンレイは、リィエンに新しい靴を買うためにアルバイトを探していたことを告白する。「もうすぐ、二人が出逢った記念日だろう? だから驚かせたかったんだ」…と。その頃、ガッシュたちに撃退されたロデュウは、彼と目的を同じくする者と合流していた。果たして彼らの目的とは…!?

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「金色のガッシュベル!!」第118話のあらすじ

レインを仲間に引き入れようと画策したロデュウと、ガッシュたちの前に再びその姿を現したパピプリオ、そして謎の魔物「リオウ」は、今まさに陰謀を巡らせていた。彼らの目的は、どうやら清麿たちが興味を持った魔界の建造物「ファウード」にあり、堅く閉ざされたその門をこじ開けるべく、強力な術を持つ魔物たちを集めているらしい。レインは、そんなヤツらに目をつけられたようなのだ。そして門の鍵が破壊できるだけの魔物を更に確保しようと、リオウたちは世界各地にその魔手を伸ばそうとする…。
その頃、日本でもガッシュ・ティオ・ウマゴンに怪人物が接触しようとしていた。その人物の名は「プロフェッサー・ダルタニアン」。清麿の父と同じ大学で研究に没頭する科学者だ。しかも、無類のコスプレマニアらしい…。様々な着ぐるみに着替えては、そのキャラクターになりきるという変わった個性の持ち主である。その彼が、清麿を訪ねて日本にやって来た。どうやら千年前の魔物との戦いで重要なキーアイテムとなった石版が盗まれたことで、今更ながらに謝りに来たらしい…。
そのダルタアンが、突然驚くべき行動に出た。突然、清麿・恵・サンビームに、ガッシュ・ティオ・ウマゴンを連れ去ったことを告げ、「彼らを返して欲しくば、埠頭に係留されているキングダルタニアン号まで来たまえ」と宣言したのだ!! どうやらガッシュとウマゴンは、清麿がファウードの事を調べている隙に、ティオは恵がアイドルの仕事をしている時に連れ去られたらしいが…。いずれも、パートナーが目を離している隙の出来事だった。
キングダルタニアン号に急いだ清麿たちは、そこで彼が何も企んでいないことを明かされた。それは事実であり、ガッシュたちは一緒に遊んでいただけだと釈明する。実はガッシュたちは、最近清麿たちパートナーが自分に構ってくれないことを寂しく感じており、それを察したダルタニアンが一計を案じてくれたのだ。ダルタニアンは言う「 もし本当の友だと思っているならば、決して手を放してはならん。いなくなってからでは、もう遅いのだ」…と。その言葉を肝に銘じた清麿たちは、ダルタニアンを信用してファウードの研究を託すことに決めた。

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「金色のガッシュベル!!」第119話のあらすじ

恵が一週間のワールドツアーに出発することになった。しかしあまりにハードスケジュールなため、ティオが留守番することになる。彼女の預け先は清麿の家。そこにはガッシュやウマゴンもいて、いつも元気なティオは、まるで『お泊り会』を楽しむように彼らと布団を並べるのだった。しかしガッシュやウマゴンとは別の部屋で寝るような雰囲気になると、一瞬寂しい表情を見せる。その姿は、どこかに影を持っている模様…。しかも首の後ろには、痛々しい昔の古傷。そここそ、ティオの苦難の過去そのものだった。
ティオが人間界にやって来た頃、彼女はガッシュやウマゴンと同様に、辛く、寂しい時期を強いられていた。たったひとりのパートナーがなかなか見つからず、敵に襲われる日々…。絶望感に包まれる日も少なくはなかった。そんな時に再会したのが、魔界で仲が良かった魔物『マルス』だった。だが今の彼は、戦いに勝ち残ろうとティオにさえ牙を向けようとする。その表情は邪悪そのもの…。「裏切られた」…ティオを包むのは更なる絶望感、そして「信じたら裏切られる」という意識だけ。
マルスの攻撃を逃れ、客船から海に身を投げたティオ。そんな彼女を発見し、病院に運んでくれたのが恵だった。恵は赤の他人であるティオを心から心配し、毎日のように見舞いに来てくれた。そして自分の妹も同然に接し、硬く閉ざしたティオの心を根気よく癒そうとしてくれたのだった。しかし、そんな恵の態度に戸惑っていたのはティオ本人である。何故なら彼女は一度マルスに裏切られており、「信じたら裏切られるだけ」という恐怖心に取りつかれていたからだ。しかも自分は魔物…その正体を知ったとき、恵はどう反応するのか…。
いつしかティオは、「恵が本当のパートナーだったら…」と思い始めるようになっていた。マルスのせいで植えつけられたトラウマ、そして恵への信頼…せめぎ合う二つの感情。その矢先に知らされる、マルスたちの追撃の手。彼らが自分を狙ってやってくることを予測したティオは病院を抜け出そうとするのだが、そこに恵が姿を現した。すべてを話し、立ち去ろうとするティオ。それを涙ながらに説得する恵。すでに絆が生まれていた二人の関係はティオの心の壁をついに打ち砕き、ようやく二人は本当のパートナーになれたのだった。

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「金色のガッシュベル!!」第120話のあらすじ

海外に行くことになった恵が、ハードスケジュールのあまり、ティオを清麿の家に預けて一週間。ガッシュとウマゴンはティオにチャンネルを取られたり、先にフロに入られたりと、いつもの生活パターンを崩されて、やや凹んでいた。そのせいか、ティオに娘のように接する華とは反対に、ガッシュもウマゴンも納得がいかない表情を見せてしまう。特にティオと一緒にフロに入ろうとした時などは、ティオに猛烈に拒否されて小首をかしげるしかない。
かつて魔物のテッドと一緒にフロで遊んだことがあるガッシュたちは、頑なに拒絶する理由が「女の子」であることを理解できない様子…。しかしそんな「違い」に戸惑っていたのは、ガッシュだけではなかった。ティオもまた、ガッシュの無邪気さ加減が理解できずに国際電話で恵に相談していたのである。そうこうしているうちに一週間が過ぎ、いよいよ恵が帰国する日がやって来た。そんな中、清麿とガッシュは、それぞれ奇妙な人物に遭遇することになる。清麿は、川で溺れるウサギ耳をしたサル顔の少年に、ガッシュ・ウマゴン・ティオは人探し中のシスターに…。
川で溺れているウサギ耳の少年を救出したのはいいものの、清麿は彼にズボンを引きずり下されたばかりか、川に突き落とされて激怒した!! 実はウサギ耳の少年は魔物で、清麿に正体を見破られたこと、清麿が魔本を持っていたことで逃げようとしたのである。そしてそのパートナーは、何とガッシュたちが出会ったシスター「エル」のことのようだった…。エルによると、彼女とモモンに戦う意思はなく、むしろ戦いをやめさせるために旅をしているらしい。その途中でモモンとはぐれたとのことだった。
ガッシュやティオの話から、清麿が優しい人物だと聞いて、エルはようやく志しを共にする仲間ができたと喜んだ。何故ならエルらは、戦いを止めさせようにも、今まで一度も魔物に出会ったことがなかったからである。しかし当の清麿は、モモンに受けた仕打ちで怒りが収まらない様子…。第二の被害者であるティオも激怒して、場は混乱の様相を見せ始めた。そんな中、ようやく冷静さを取り戻した清麿は、モモンの能力の秘密に気がつく。彼は、魔物の存在をあらかじめ感知する能力があるのではないか…と。そして帰国した恵も加わり、混乱はさらに複雑化してしまうのだった…!?

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「金色のガッシュベル!!」第121話のあらすじ

清麿・ガッシュ・ウマゴン、そして恵とティオの前に現れたのは、ウサギ耳にサル顔の魔物「モモン」とそのパートナー「エル」だった!! エルはシスターで魔界の王を決める戦いを止めさせようとしているのだが、肝心の資格所持者であるモモンはイタズラばかりでどうしようもない。しかも魔物や魔界に関する存在を敏感に察知できるらしく、これまで一度も魔物と遭遇せずに逃げ回っていたらしいのだ。そのくせエッチなイタズラが大好きで、ティオのスカートをめくっては彼女を激怒させる。
モモンに激しい怒りを燃やすティオに、もはや恵や清麿の言葉は耳に届かなかった。モモンを倒そうとひたすら術をブチかまそうとするティオ…。清麿やガッシュたちも、彼女の逆鱗には触れまいと、ただギャラリーとして見守るだけである。一方のエルたちはと言えば、すばしこく逃げ回るモモンに対し、一度も戦ったことがないエルはティオの術を目の当たりにして足がすくんでいる様子。しかも、使ったことのない術がどんな効果なのかさえ知らずに、ティオの暴走を止めようと抵抗の構えを見せていた。
恵が手にした本を奪おうと、術でモモンの手を伸ばしたのに、当のモモンはティオのスカートをめくるだけ。しかも苦し紛れにエルが唱えた術で地中にもぐっては、そのまま逃亡しようとする。さらに相手をスローモーションにする術をティオにかけ、今度はじっくりと彼女のパンツを鑑賞…。攻撃すればエッチなイタズラ、別の術を使えば逃亡…もはやモモンのペースに翻弄されるだけのティオ。洗濯したてのパンツも、モモンに奪われたまま返してもらえず、ティオの怒りはついに頂点に達する。そんな彼女の本に第六の術が浮かび上がった…!!
「唱えるのが怖い」…パートナーの恵にさえそう言わしめるティオの怒りのボルテージは最高潮。それでも彼女の鬼気迫る勢いに押されるまま、恵は新たに加わった第六の術「チャージル・サイフォドン」を唱えた。それは一見サイフォジオと同様の術かと思われたが、実はティオの記憶を蘇らせることで怒りのエネルギーを蓄積し、一気に解き放つというものだった。そのため抜群の威力を発揮し、直撃を受けたモモンは抵抗できずに地面にへたりこむ。清麿はそんなモモンに興味を示し、彼の本を焼こうとするティオを止めた。それは、モモンがいれば謎の建造物「ファウード」の位置を探知させられるからだった。

「金色のガッシュベル!!」121話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第122話のあらすじ

今夜は夏祭りだと言うのに、清麿は魔界の建造物(ファウード)の調査に夢中で何やら手がふさがっている様子。仕方なくウマゴンや華と共に祭り会場に訪れたガッシュは、人波にもまれた末、二人とはぐれてしまった。おまけに、なけなしの小遣いを転んだ拍子にブチまけて、手元に残ったのはわずか300円…。落ち込むガッシュ。そんな彼の前に、ひとりの少女が現れた。キツネの仮面をかぶった一団から逃げていた彼女は、自分の素性や名前を隠した上、ワケもわからず戸惑っているガッシュに「かぐや姫」と名乗る。
「祭りは楽しいものだと思っていたのだが…」人波にもまれ、散々な目に遭ったガッシュは早くもウンザリしていた。そんなガッシュに、かぐやが猛抗議する。「お祭りは楽しいものよ、楽しいから、私はわざわざ抜け出して来たのよ!!」と。そして300円しかないガッシュを先導し、自分には一万円札があるからと祭りの場に戻るのだった。しかしガッシュやかぐやのような子供がそれほどの大金を持っていることに、金魚すくいなどの屋台のオジサンたちは懐疑的。結局、どの屋台でも断られて、かぐやは落ち込んでしまう。
「教えてほしいのだ、かぐや殿。私はさっきの金魚すくいというものをやったことがない。だから教えて欲しいのだ、どんなに楽しいかを」…なけなしの300円でかぐやを元気付けようとするガッシュ。彼のその想いにつき動かされたぐやは、金魚すくいでどうにか一匹をゲット。その後も楽しく屋台を廻り、残りの100円で射的にチャレンジした。そして、わたあめと焼きソバの札を見事に撃ち落とし、境内で仲良く分け合ったのだった。でも楽しかった時間はここまで。かぐやを追っていたキツネ面の連中が、2人を追ってやって来てしまう。
「帰りたくない…もっと楽しい時間を過ごしたい」…そんなかぐやの気持ちは、魔物という運命に縛られたガッシュの共感を呼んだ。だからこそ共にキツネ面の連中から逃げ、かぐやを助けようとする。しかし神社の屋根の上まで逃げ切ったところで、かぐやは自分が嘘をついていたことを告白した。それでも自分のことを信じようとするガッシュに、彼女は「お金よりも大切なもの」を見つけたと告げ、迎えに来たヘリで立ち去るのだった。ガッシュと過ごした大切な時間こそが宝物だと、涙ながらに別れを惜しんで…。その、月に向かって飛び去る様は、まるで本当のかぐや姫のようだったという。

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「金色のガッシュベル!!」第123話のあらすじ

「ただひとりの家族」という魔物の少女「チェリッシュ」を探すテッドとジード。2人の放浪の旅は世界の半分を回りつくし、北米大陸に足を踏み入れても尚続いていた。一台のバイクでしらみつぶしに回るというその気の遠くなるような行為は、テッドにとっては「魔界の王を決める戦い」よりも重要で、絶対にやり遂げなければならないことらしいが…。そんな二人の前に現れたのは、かつてガッシュや清麿とも戦ったことがある、魔物のバリーと、そのパートナー・グスタフのコンビだった!!
トイレで思いがけず遭遇したテッドとバリーは、自慢の髪型をめぐって口論を始め、ついにはケンカへと発展させてしまった。最初は互いの正体に気付いていなかった二人だが、拳を交えて相手が魔物であることに気付くと、パートナー抜きの肉弾戦を開始。一時は「時間を置いて、パートナーを連れてから改めて決着をつけよう」と話がつくものの、テッドが戦う理由を知ったバリーが暴走をはじめてテッドを叩きのめしてしまう。なぜならバリーには、「チェリッシュを探し出すことが、王を決める戦いよりも優先」と言うテッドの想いが理解できなかったからである。
「魔界の王を決める戦いを汚した罪、こんなモンじゃねえぞ!!」…一度怒りに火がついたバリーは、圧倒的な戦力を発揮してテッドをボロボロになるまで痛めつけた。互いのパートナーが仲裁に入ったお陰でその場はどちらも引くことになるのだが、パートナー同士の間にも火花が飛び火していて、もはや死闘は避けられない様子…。とりあえず腹ごしらえを済ませ、2時間後に決闘を開始することに決めたものの、バリーの強さを身をもって体感したテッドは早くも弱気になっていた。
夜空の下で再開された決闘は、バリー優勢のまま進行した。もはや極限までブチのめされて満身創痍のテッド。だが、それでも気力で拳を振るおうと立ち上がる。すべてはチェリッシュのため…!! その「想い」はテッドを突き動かし、鬼気迫る彼の姿にガッシュの姿を垣間見たバリーは思わず一瞬ひるんでしまう…!! そしてそれは、決着のつかない、痛み分けという結果を残すことになったのだった。その頃、日本では清麿がついに決断を下していた。いよいよ、ファウードを探すための旅に出るべき時だ…と。

「金色のガッシュベル!!」123話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第124話のあらすじ

テスト中、鈴芽は気がついていた。清麿の様子がいつもと違っていたことに…。それは遺跡での戦いと同様、どこか遠くを見るような眼差しだった。それもそのはず、魔界の建造物だと思われる「ファウード」を調べていた清麿は、新たに出逢った魔物「モモン」の魔物探知の能力を使い、仲間たちと共にそこへ乗り込もうと決意していたのである。それは長い旅の始まりを意味しており、もし戦いに身を投じることになれば…いや、そこでは確実に過酷な戦いが待ち受けており、生きて戻れる保証はない。…そんな、決意の眼差しに、鈴芽は敏感に気付いたのだった。
マリコがハイキングを提案したのは、憂鬱なテストが終わった直後だった。山中や岩島、中田先生やワイフたちは喜んでその提案に乗るものの、清麿の様子に違和感を覚えていた鈴芽は、不安に心をかき乱されながらの参加になってしまう。清麿がハイキングを快諾したことが、まるで親しい人たちとの最後の思い出を作る行為のように感じられてしまったからだった。そこで鈴芽は、清麿の旅の無事を祈り、手作りのプレゼントを徹夜で用意しようとする。お陰でハイキング当日は、寝不足に見舞われてしまうのだった。
ガッシュやウマゴン、クラスメイトたちが大自然で騒ぐ中、鈴芽は徹夜で作ったプレゼントを清麿に手渡そうとしていた。しかしそのプレゼントは、今日が誕生日だというマリコに奪われてしまう。取り戻そうにも、マリコはそれが自分への誕生日プレゼントだとすっかり思い込んでいる様子…。打ち明けたくても、マリコのあまりの喜びように、そして誰もプレゼントを用意していなかったことで感謝されてしまい、ついつい真実を言いそびれてしまう。このままでは、せっかくのプレゼントがマリコのものに…!?
マリコが状況を察したことで、鈴芽はようやく真実を打ち明けることができた。そのせいでマリコを気落ちさせてしまうものの、清麿との仲を知る彼女は、逆に鈴芽を励まして二人の仲を応援しようとする。お陰で清麿と二人になるチャンスを得た鈴芽は、思い切って尋ねたのだった。「高嶺くん、今度はどこに行っちゃうの!?」…と。そんな彼女の必死な様子に心打たれた清麿は、鈴芽の推測に正直に答えようとする。そして徹夜で作ったお守りをプレゼントされると、必ず無事に戻ってくることを笑顔で約束したのだった。

「金色のガッシュベル!!」124話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第125話のあらすじ

謎に包まれた魔界の建造物「ファウード」を巡って、魔物たちの動きが加速度的に慌しくなっていた。ファウードの鍵を破壊するために強力な術の保持者を求めていた魔物「リオウ」は、半ば強引なやり方でその人員を集めようとしており、自身が得意とする呪術で強制的に魔物を取り込んでいたのである。「呪いをかけられた者は四日以内に命を落とす」…そして今まさに、ガッシュたちの味方として共に戦ったこともあるリィエン&ウォンレイ、リオウに反発するエリー&アースのコンビにその魔手が伸びる!!
魔物のウォンレイは、妻でありパートナーでもあるリィエンに呪いをかけられ、既にリオウに屈している状態。リオウの誘いを断ったアースも、目の前でエリーに呪いをかけられ、それでも健気に抵抗する彼女に従おうとしている。そしてその状況は、ナゾナゾ博士からの電話を通じて、日本の清麿にも知らされていた。ファウードを現地調査するために仲間たちに連絡を取り始めていた彼は、リィエン&ウォンレイと連絡が取れなくなっていたことで、ナゾナゾ博士に2人の状況を調査してもらっていたのである。
あれは…以前戦ったロデュウとチータじゃないか…リィエン&ウォンレイが失踪する直前に接触したと言う人物の似顔絵を見た清麿は、悪い予感が的中してしまったと実感していた…。しかも焦りを感じていた彼の元に、謎のメッセンジャーが現われる。メッセンジャーは告げた。魔界の建造物が「ファウード」と呼ばれていること、リィエン&ウォンレイがリオウという黒幕に屈してしまったこと、呪いの効果が続く4日間ですべてが終るということ…未だ意味不明な言葉はあったものの、事態が予想以上に切迫していることを清麿が認識するには充分な内容だった。
そして今、清麿からの連絡を受けたすべての魔物とそのパートナーも、ファウード探索のための動きを開始していた。芸能活動を一時休止して旅支度を始める恵&ティオ。ファウードの映像を見て恐怖心に取り付かれたキャンチョメを元気付けようとするフォルゴレ。パワーアップを図るサンビーム&ウマゴン。新たに仲間に加わったエル&モモン。チェリッシュ探しの旅を一時中断し、協力を決意してくれたジード&テッド。サポート準備に忙しいアポロ。さらに、デュフォー&ゼオンという別のコンビも独自に行動を開始する。彼らが目差すのはファウード、タイムリミットは…4日だ!!

「金色のガッシュベル!!」125話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第126話のあらすじ

偶然目にしたニュースに映っていた、魔界の建造物らしき存在「ファウード」。その正体を突き止めようとしていた清麿は、ファウードに関する魔物の動き、不可解な事件の数々に遭遇していた。そして魔物を感知する能力を持つ魔物「モモン」と、そのパートナー「エル」と出逢った事で、ついに調査のための旅に踏み切ったのである。しかし仲間たちを集めようとした矢先、かつての戦友「ウォンレイ」とその若き妻でありパートナー「リィエン」が、敵の呪いによって裏切りを強要されたことが発覚。呪いの効果がでる3日のうちに解決しなければならなくなる…。
その頃、集合場所である新東京国際空港に飛行機で駆けつけようとしていた魔物の「キャンチョメ」とそのパートナー「フォルゴレ」は思わぬトラブルに遭遇していた。整備士のオネショが原因で、飛行機の車輪がひとつ作動しなくなってしまったのである。「終わりだ…この世の終わりだ…!!」…ニュース映像を見て以来ずっと何かに怯え続け、飛行機のトイレに隠れたままガタガタと震えるばかりのキャンチョメ。しかしフォルゴレの説得を受けて、自らが車輪に変身することで飛行機を着陸させようと立ち上がる。
一方、空港で待機していた清麿たちにも問題が噴出していた。唯一ファウードの位置を感知することができるモモンが、すっかり怯えてなかなかその位置を教えてくれなかったのである。パートナーのエルが諭そうにも、モモンはウソをつくばかりで本当の行き先を教えてくれない…。滑走路も確保し、すぐに飛び立てる状況にありながら、無駄に時間だけが過ぎていく。「モモンはウソをつくと鼻が伸びる」…ウソを見抜くコツをエルが知っていても、いざとなると耳をふさいで何も聞いてくれなかった。
そんな中、ついに清麿が動いた。モモン説得のために、真摯な気持ちで説得を始めたのである。決して脅さず、現在の状況が切羽詰っていることを訴える清麿。そしてリィエンたちを救いたいという気持ちをモモンに伝え、ついにファウードの位置を特定させることに成功する。その場所は…「ニュージーランド」!! そこへ、飛行機の着陸を無事にやり遂げたキャンチョメ&フォルゴレが合流。ようやく揃った一同は、意気揚々と出発したのだった。しかしキャンチョメが気付いた「何か」を機内で告白したことで清麿たちはパニックに陥ってしまう。もしかしたらファウードとは、拘束された巨大な魔物のことなのか…!?

「金色のガッシュベル!!」126話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第127話のあらすじ

清麿&ガッシュの呼びかけに応じて集まってきた仲間たち。恵&ティオ、サンビーム&ウマゴン、フォルゴレ&キャンチョメ、エル&モモン、アポロ。彼らの目的は、魔界の建造物「ファウード」を探し出すこと、そして敵「リオウ」に従わされているリィエン&ウォンレイを救出することにある。リオウがリィエンにかけた呪いのタイムリミットは、あと3日…。しかしキャンチョメの発言で、ファウードが山より大きな魔物だと気付かされた一同は、強いショックを受けてすっかり萎縮してしまっていた…。
恵たちが清麿の説得でどうにか気分を持ち直そうとしていた頃、同じようにファウードをめざしていた魔物「ゼオン」は、そのパートナー「デュフォー」にファウードの正体を打ち明けていた。ゼオンが魔界で見た本によると、ファウードの正式名称は「魔法巨兵ファウード」。あまりに強力で凶悪なパワーを持つため、魔界の極地に封印されていたものらしい。その誕生の秘密はゼオンでも知らないものの、ファウードは何者かに操られていたこともあり、それ故に「作られた魔物」とも言われていた。だから皆、そのパワーを欲しがり、密かに争奪戦を行なっていたのだった。
その頃、ファウードの中で暗躍していた魔物「リオウ」は、スパイ役の魔物「ザルチム」から不審者の報告を受けていた。迫っているのは8体の魔物。一番近いのはガッシュたち5人、次に近いのがゼオウ、そして清麿たちに戦いを挑んだこともある魔物の「アース」とそのパートナー「エリー」、最後はウマゴン&サンビームとの決着を望む「カルディオ」とそのパートナー「サウザー」だ。ウマゴンの接近を感知して追って来たというカルディオ&サウザーを除き、全員がファウードの存在を知ってやって来ていたのである。
ザルチムによると、彼らとは違う第三の存在が清麿やガッシュたちにファウードのことを教えたらしい…。つまり、少なくとも清麿たちの元に現われたメッセンジャーとその背後にも、別の何者かがいる…ということになる。だが今はその正体を突き止めることもできず、リオウは二組の刺客を清麿たちに差し向けることにした。そしてパラシュートでファウードに降下した彼らを地上から攻撃し、清麿・ガッシュ・フォルゴレ・キャンチョメ組、恵・ティオ・サンビーム・ウマゴン・エル組に分散させたのである。そんな中、早くも清麿たちのチームがキース&ベルンのバトルに突入してしまった!!

「金色のガッシュベル!!」127話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第128話のあらすじ

ファウードに乗り込んだ清麿たちは、そこで待ち受けていた敵対勢力に分散させられていた。しかも清麿・ガッシュ・フォルゴレ・キャンチョメの前には、さっそく刺客の魔手が…。相手は魔物でアクション俳優の「キース」と、そのパートナーで映画監督の「ベルン」。かつて清麿とガッシュを徹底的に打ちのめした魔物「バリー」をライバルとする強敵である。その証拠に、キースはバネのような腕で予測不能な動きをし、アクション映画さながらの超人的な体さばきで早くも清麿たちを追い詰める!!
キースの鋭い一撃を受け、大ダメージを負ってしまうフォルゴレ。それでも根性では負けまいと、キャンチョメが「無敵フォルゴレ」を歌って彼を復活させた。だがその健闘もむなしく、次々と術を見破られ逆襲されてしまうフォルゴレ&キャンチョメ…。巨大化に見せかけようとして見破られ、小さくなってキースの本を燃やそうとするものの失敗…。キースの激しい攻撃に加え、それまで戦いを傍観していたもう一人の魔物「ブザライ」とそのパートナー「カーズ」が守りを固めているため、清麿&ガッシュの攻撃も有効打にはならなかった…。
もはや立っているのも困難なほど、フォルゴレはダメージを負わされていた。そんな中、キャンチョメはキースたちに圧倒されている状況に嫌な感覚を嗅ぎとる。それは…ベルギムEOとの対戦において、ナゾナゾ博士が絶体絶命の危機に晒され、博士を助けようとしたキッドが倒された、あの時と同じ感覚だった。キャンチョメの心を支配するのは、「嫌な感覚」による焦り、倒れたフォルゴレを助けたいという気持ち…。清麿の指示でフォルゴレを安全な場所に運ぶことにするものの、自分がどうにかしなきゃ…という責任感が首をもたげる。
「違う…守るってことは、逃げることなんかじゃない!! 僕がしたかったのは、人に任せて…自分だけが逃げることなんかじゃない!!」…フォルゴレを避難させたキャンチョメは、パートナーの制止を振り切って清麿やガッシュが奮戦する戦場に戻る決心をした。すでにボロボロの状態ながら、何度攻撃を受けても根性で起き上がって敵をかく乱しようとするキャンチョメ。這って戦場に戻ったフォルゴレが、ようやく出現した新たな呪文を唱えるものの、時すでに遅く、キャンチョメはキースの直撃を食らった後だった…!!

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「金色のガッシュベル!!」第129話のあらすじ

「これで…一体消えた」…キースの一撃を食らったキャンチョメが、パートナーのフォルゴレ、そして清麿やガッシュの眼前で力尽きた!!既に体力の限界に達していたキャンチョメは、ダメージを押してキースに立ち向かい、新たな呪文をフォルゴレが発動したにも関わらず倒れてしまったのである!! そして、消滅…と思われた瞬間、もうひとりのキャンチョメが叫んだ。「キャンチョメ、死んじゃイヤだァァァァァ!!」…と。何と、フォルゴレが発動した新呪文の効果で、キャンチョメが分身していたのである!!
今しがた倒されたのは、分身したキャンチョメのひとりに過ぎなかった!!幾人もの分身を生み、強気に出るキャンチョメ。しかし、どうも様子がおかしい。皆、本体を残してクモの子を散らすように逃げ出してしまったのである。もともと気弱なキャンチョメの、せっかく生まれた勇気までは分身しなかったのだろうか…。とにかく、このままではキャンチョメたちを戦力に数えることはできない…清麿とガッシュは、キース&ブザライの2組の魔物コンビを前に、彼らだけで立ち向かおうとする。
「ヤメろ!! フォルゴレに手を出すな!!」…清麿とガッシュが倒れ、大好きなパートナー・フォルゴレが風前の灯火となった時、爆発したキャンチョメの感情が奇跡を起こした!! 気弱だった分身たちが、キースの強力なパンチを受け止めたのである!!そればかりか、すっかり勇気を自分のものにしたキャンチョメの強い意志が分身たちをつき動かし、猛烈な反撃を開始したのだ。この複数攻撃には、さすがのキースも手も足も出ない。しかもそのパートナー・ベルンが心の力を使いすぎたため、ロクな攻撃ができなくなる。
このチャンスを清麿が逃すはずがなかった。キャンチョメがキースを封じている間に、もうひと組の魔物ブザライとそのパートナー・カーズに反撃を開始したのである!!その頃、恵・ティオ・サンビーム・ウマゴン・エルのグループにも新たな刺客が迫ろうとしていた。その影に気付いたのはウマゴンのみ。果たして…!!一方、キャンチョメたちのバトルにも驚きの展開が訪れていた。「もう、キッドのように大切な誰かを失うことなんてイヤだ!!僕が守るんだ!!」…ピンチに陥ったガッシュを見たキャンチョメが、これまでにないパワーを発揮してキースたちの陣営を圧倒し始めたのである!!

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「金色のガッシュベル!!」第130話のあらすじ

「この勝負の行方は…どちらが最後の術を、よりうまく使うかにかかっている!!」…清麿&ガッシュ・フォルゴレ&キャンチョメ組と、キース&ベルン・カーズ&ブザライのバトルは佳境を迎えていた!! キャンチョメの新たな術による分身攻撃を『予想以上の戦闘力』と高く評価し、効果的な戦略を練る清麿。キャンチョメ本体だけならば、術なしでも倒せると余裕を見せるキース。互いに心の力が尽きかけている状態であるとは言え、それぞれが「自分たちに有利な状況にある」と確信し、一気に決着をつけようとしていた!!
この戦いの行方を左右するのは、まちがいくキンチョメの存在にある。そして今、蓄積されたダメージで動けずにいたキャンチョメを倒そうと、キースが一気に跳躍した!! もはやここまで…!? 覚悟するキャンチョメ。それを救ったのは、やはりダメージを負って立つのも困難だったパートナー・フォルゴレだった!! これで一気に攻勢に出たキャンチョメは、同一体である分身たちの特性を活かし、目を見張るばかりのコンビネーションでブザライの巨体を圧倒する!! しかしそれはキースの策略により覆されることに…!?
キースは清麿たちが勢いづく裏側で、人知れず彼らの背後を取ることに成功していた。そしてブザライにダメージを与えられながらも、まんまと分身やガッシュたちを一箇所に集めることに成功する。このままでは、攻撃力最大の術で一気に殲滅させられることは必至…!! ザグルゼムでバオウを強化し、一気にキースたちを倒そうと考えていた清麿は、思惑が外れたことで作戦の建て直しを計られてしまった!! どうにかキースをブザライたちの近くに誘導したい清麿だが、それよりも早くカーズがブザライの術を発動して…!?
ブザライのディオガ級の術を防いだのは、キャンチョメの分身たちによる身体を張った壁だった!! さらにキャンチョメは、この僅かな時間稼ぎを有効に使い、ずっと壁の陰に隠れていた分身のひとりに指示。キースを捕え、ブザライたちの方向に投げ飛ばさせた。お陰でバオウを使うことができた清麿は、キースを撃退し、ブザライを魔界に帰すことに成功する。一方、恵&ティオ・サンビーム&ウマゴン・エル組も、新たな刺客とバトルを展開していた。その刺客の名は「チェリッシュ」!! しかも、ウォンレイまで現われて…!!

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「金色のガッシュベル!!」第131話のあらすじ

清麿たちが離れ離れになっていた恵たちと合流していた頃、ファウード復活を目論む張本人「リオウ」はイラついていた。清麿たちに放った刺客のひとり「ブザライ」が倒されたことで、ファウード復活のために必要なパワーをひとり分失ってしまったからだ。このままでは計画が頓挫されてしまう…だが今のリオウには歯ぎしりしかできない。一方、逃げ帰ったキースもまた、よからぬ策略をめぐらせていた。「まさかあいつら(ガッシュたち)、ファウードの力を横取りしようとしているんじゃないだろうな。オレたちのように」…と。
メンバーが全員揃ったことで雰囲気も軽くなる清麿たち。しかし恵たちのウォンレイ目撃情報が、彼らに重くのしかかろうとしていた。何故ならその時のウォンレイの様子は清麿たちの知っている彼ではなく、絶望の淵に追いやられているせいで、暗く、冷たい目をしていたからである。早くウォンレイとリィエンを助けないと…焦る清麿たち。しかもウォンレイと同様に敵対する勢力には、清麿たちの友人で魔物の「テッド」が必死になって探している相手…「チェリッシュ」もいるらしい。もっとも、チェリッシュのことに気付いているのはウマゴンだけのようだが…。
「ブザライを倒したことでリィエンに掛けられた呪いも解けず、二日後には彼女は死ぬ」…清麿の推測通り、ウォンレイのパートナーで、呪いをかけられた本人・リィエンは今まさに生と死の境を彷徨っていた。いよいよ後がなくなる清麿たち。しかし、そんな彼らに厳しい目を向ける者がいた。清麿たちに接触した、新たなる魔物「リーヤ」とそのパートナー「アリシエ」である。「甘ったれた考えはやめないか」…そうストレートに切り出したアリシエは、清麿の推論をすべて肯定すると、さらに厳しい選択を迫った。
リィエンを救う方法はひとつだけある…それは、ガッシュがブザライの代わりになってファウードを復活させること。そうすれば自然に呪いは解ける。ただし復活させれば、地上にいるすべての人々が死ぬことになるだろう。ひとりか、大勢か…。すべてはガッシュが決断し、その責任を負わねばならない。清麿が忠告することはできないのだ。悩み、苦しんだ挙句、彼が出した答えは…「私は…誰も死なせぬ、すべてを助けるのだ!! 残り2日という時間で両方助ける道を探す!! みんなの力を借りて…リィエンの呪いを解いてからファウードを魔界に戻すのだ!!」

「金色のガッシュベル!!」131話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第132話のあらすじ

「リィエンたちを助け、ファウードを魔界に戻す方法を探してみせる!!」…ガッシュの下した決断に、清麿たちは大賛成した。そしてその方法を見つけるべく、新たな仲間「アリシエ」や「リーヤ」と共にファウードの体内への侵入を試みる。もともとアリシエは、ファウード復活を目論むリオウに集められた魔物とそのパートナーのひとり。しかし復活に必要な力が集まるまで待たされていたらしく、その間にいつかリオウに反旗を翻そうと情報を集めていたのである。そのため、清麿たちにとって今は彼だけが頼りだった。
ファウードの口から侵入した清麿たちは、それがすでにいつでも動ける状態にあることを思い知らされた。力強く脈打つ鼓動、精気を取り戻した内臓…封印さえ解ければ、こいつはいつでも暴れることができる…。トラップがすでに作動していることをアリシエから知らされた清麿たちは、その様子に気を引き締めながら力強い一歩を踏み出すのだった。ここから先は、アリシエでも知らない未知の空間。果たしてどんな敵、どんなトラップが待ち受けるのか…!? そんな一同に、さっそく最初のトラップが襲い掛かる!!
清麿たちの前に立ちはだかったのは、ファウードの守護者を名乗る「ウンコティンティン」だった!! アリシエの機転で自分たちが敵ではないことを納得させることに成功した清麿たちだが、そう簡単に道を譲ってくれる程生やさしい相手ではない。そのため一同は、「バカは許さない」と断言するティンティンの試練を受けざるを得なくなる。その試練とは、ヤツの問題に答えること。だが簡単すぎるほど簡単な問題に、一同は苦もなく次々とクリア。多少ティンティンのいい加減な性格に振り回されつつも、胃のエリアを突破する。
次に一同が到着したのは小腸エリアだった。ここで巨大なトゲつき鉄球に追われるハメになった一同は、これから先にも数々の困難が待ち受けることを痛感させられながらトラップの突破を試みる。一方、リオウと参謀役のザルチムは、清麿たちがファウードに侵入したことにようやく気付いていた。そこで、清麿たちにうってつけの相手を刺客として差し向けようとする。その相手とはウォンレイ!! ザルチムは彼を清麿たちにぶつけることで、アリシエと魔物のパートナー「リーヤ」を連れ去ろうと画策していたのだ…。

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「金色のガッシュベル!!」第133話のあらすじ

ファウードの体内に侵入した清麿たちは、小腸のエリアで巨大トゲつきドリルに追われていた。全力で走って逃げる清麿たちだが、体力にも限界があるし、凹凸があって走りづらい!! ひとたび転べば、迫るドリルに粉砕される危険もある。そこで清麿は、どうにか危機を脱せないかと思考をめぐらせた。だがトラップはそれだけにとどまらず、消化用の触手までが迫って二重のピンチに…!! 触れれば溶解され、立ち止まればドリルの餌食。清麿たちは、まさに食道を通った食べ物と同様、ここでバラバラに分解され吸収されるしかないのか…!?
あのトラップは、ディオガ級の術であれば一瞬は足止めできる。その一瞬で脱出口に飛び込めば生き残れるだろう…まるで清麿たちの行動をすべて見通しているかのようなザルチムの言葉。連れ出されたウォンレイは、その言葉を聞いて清麿たちが助かるかも知れないと希望を持ちつつ、リオウたちに協力させられている自分の立場を改めて呪っていた…。その頃、清麿はある事実に気付き始めていた。砕かれ、解かされた物体が、養分を吸収される穴に吸い込まれているのである。この穴の中なら解かされる心配はない。これで…助かる!!
清麿の考えは甘かった。穴はいつでも開いている訳ではなく、ドリルが迫った瞬間だけ開くようになっていたのだ!! 強い術をぶつけてドリルを足止めしようにも、今の清麿ではパワー不足。そこでアリシエとリーヤが術を放つことになった。チャンスは一度…失敗は、すなわち死!! だがアリシエは、ギリギリになっても術を放とうとはしない…!! 一方、トラップを抜けた場合に清麿たちが辿り着くだろう場所に到着したザルチムやウォンレイは、清麿たち全員がトラップを抜けてきた瞬間を目撃する…!!
なぜアリシエは術を放たなかったのか? あの瞬間、エル&モモンが術でドリルの動きを遅くしなければ、間違いなく全滅していた…。その理由はアリシエが敵だからなのか? ザルチムは言い放つ。アリシエにはリオウの呪いがかけられ、すでに立つのも困難な状態…だからディオガ級の術を使うコンビを連れてくるために清麿たちを騙していた…と。だが、事実は違っていた。術が放てなかったのは、単純に体力不足だったから。アリシエは本気でリオウを止めようとしている。例えボロボロの状態でも、ウォンレイのように従うつもりはない!!

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「金色のガッシュベル!!」第134話のあらすじ

ファウードの体内に侵入した清麿たちは、早くも窮地に立たされていた!! 敵は強敵ザルチムと、呪いのせいで従わざるを得ないウォンレイ。方やこちらの戦力は、心の力がまともに貯まっていない清麿&ガッシュ、呪いのせいで立っているのも困難なアリシエ&リーヤ、そしてサンビーム&ウマゴン、エル&モモンのみ。惠たちは捕らわれてしまい、助けを待っている身だった。だが、こんな状況でも決して弱音を吐かないのがアリシエである。彼は自分の命が削られている現状でも、清麿とガッシュにすべてを賭けようとしていた!!
アリシエたちだけに負担はかけない!! …攻撃を繰り出すサンビーム&ウマゴンだが、相手がウォンレイではまともな攻撃ができなかった…。脳裏をよぎるのは、ウォンレイと過ごした楽しい日々…。今は敵だと思い込もうとしても、どこかでためらいが生じる!! その一方で、ウォンレイもまたガッシュたちを攻撃することに苦痛を感じていた。何故なら、彼もまた清麿たちと苦楽を共にしてきたから…。アリシエのように、リオウに立ち向かいたい…。こんな戦いはしたくない…。そう思っても、やはりリィエンを一刻も早く回復させたいという気持ちが先に立つ。
もはやアリシエは限界ギリギリだった…。いや…限界など、とっくに過ぎていたかも知れない。それでも彼は、世界を救う唯一の希望である清麿やガッシュたちを、ザルチムの攻撃から守るために頑張った。それは、復活したファウードが破壊するだろうこの世界には、自分の命より大切な兄弟、村の仲間がいるから…。彼らを守らなければならないからだ!! もともとアリシエは、砂漠の真ん中で暮らす身。過酷な環境で暮らしているからこそ、甘えは一切許されないし、どんな辛い状況でも踏ん張ることができる。そんな彼だから、ザルチムの攻撃に耐えることができる…!!
だが、もう持ちこたえられそうにない…!! 既に視力はゼロ、暗闇しか見えていない。体力も限界を超えた限界に達している。切羽詰ったアリシエは、清麿たちに脱出路を教え、そこに逃げ込むよう指示した。自分は、ここでザルチムたちを足止めするから…と。そんな彼の、死すら覚悟した気持ちに応えようと、清麿たちは血管通路に飛び込み、全力で駆け出した。心に響くのは、世界を託すというアリシエの必死な想い。そして脳裏をよぎる、あの言葉…。「キミ達はやっと見つけた最後の希望だ!! リオウにも、リオウ側の魔物にも…決して渡しはしない!!」

「金色のガッシュベル!!」134話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第135話のあらすじ

ファウード内部に突入した清麿たちは、次々と襲いかかる罠・妨害工作・刺客に手を焼いていた。しかもそのせいで、突入時にいた仲間たちも、今は清麿・ガッシュ・サンビーム・ウマゴン・エル・モモンの6人のみ…。頼りのアリシエ&リーヤは、ザルチムやウォンレイの足止め役を引き受け、恵やフォルゴレたちは囚われてしまっている。ファウードを魔界に還し、リィエンやアリシエにかけられた、リオウの呪いを解くという重大な役目を担った清麿たちだが、状況は圧倒的に不利だったのだ。
清麿たちが飛び込んだ『血管通路』は、血管を管理するための通路。そのため、迷路のように入り組んでいて、地図があっても迷うような構造になっていた。だが清麿たちには、強い味方がいる。エルをパートナーに持つ、ウサギ耳の魔物『モモン』だ!! 彼の魔物を感知する能力を使えば、きっと重要な部屋に辿り着くはず…。臆病なモモンが嘘の道を教えることを見越し、彼が答えたのとは違う道を選択する清麿。だが、それが哀しいのがエルだった。彼女は、嘘ばかりつくモモンに、いつもより厳しく接する。
臆病なままではいけない…そんな事をしても何も変わらない…アリシエを見習って、勇気を出しなさい!! 自分も怖くて仕方がないことを告白し、エルはモモンをそう叱った。それは、今、頼りなのは自分たちだけだから…。自分たちしか、清麿たちを正しい道に導けないから…。その懇願するような叱責に、さすがのモモンも自分の行為を省みる。そして、大好きなエルのために、少しだけ勇気を持とうと決意するのだった。そんなモモンの頑張りもあり、ついに一同は心臓部分の部屋に到達する…!!
心臓の爺さんの話と、近くにあるモニター室で得た情報から、清麿はファウードを魔界に還す装置があるだろう場所を特定した。だがそこで限界だった。すでに清麿たちには、我慢できないほどの疲労がたまっていたのである。そこでモモンが、体内地図の暗記役に立候補。さらに眠っている彼らを、自分ひとりで次の部屋まで運ぼうとした!! 倒れそうになりながら、それでも清麿たちを起こさないように運ぼうとするモモン。彼はガッシュやウマゴンに助けられながら、ついに次の部屋へと辿り着く。しかし、そこには正体不明の2体の魔物がいて…!?

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「金色のガッシュベル!!」第136話のあらすじ

リィエンやアリシエにかけられた、リオウの呪いを解き、ファウードを魔界に還す!! そんな途方もないことを決断したガッシュたちは、清麿の鋭い洞察力で、一筋の光明を見出していた!! ファウードを魔界に戻す装置があるだろう場所を特定し、呪いを解く方法にアタリをつけたのである。だが、度重なる緊張と戦闘で、もはや清麿たちはボロボロの状態。そこで彼らが睡眠を取る間、モモンたちが彼らを次の目的地まで運ぶことにしたのだった。だが、そんな彼らの前に新たな『敵』が立ちふさがる…!!
ひと組は、以前、清麿とガッシュが対決した『エリー』&『アース』。もうひと組は、サンビームとウマゴンが北海道で遭遇した『サウザー』&『カルディオ』だった!! サウザーとカルディオは、以前の戦いでウマゴンに感じた恐怖を屈辱に感じていて、この再戦は思ってもないチャンス。一方のアースは、パートナーのエリーの姿がなく、不気味なたたずまいを見せている。しかも、仲間を作ることを拒んでいたサウザーが、どうしてアースと一緒なのか…? 疑問は尽きないが、まずはここを突破することが第一だ!!
清麿やエルたちも目を覚まし、いよいよ全面対決の様相を呈する両陣営。だがそれは、リオウにとっては好都合なことだった。何故なら、ガッシュの他にもアースという強力な魔物が登場したことで、ファウード復活がより有利になるからである。一方、サウザーたちと激突する中で、清麿たちは彼らに燃えるような『想い』を感じ取っていた。故郷、家族、そして「アイツ」を救うためにファウードを魔界に還そうとするサウザー。パートナーのエリーに呪いをかけられたにも関わらず、エリーの頼みでファウードを魔界に還そうとするアース…。彼らも覚悟を決めて、この戦いに挑んでいたのである!!
サウザーの願いも、アースの想いも、すべてはガッシュや清麿たちと同じ…。それは、呪われた者を救い、ファウードを魔界に還すこと!! だが、呪いを解く方法を知らないアースは、自分の命を犠牲にしてまでファウードを還そうとするエリーの意志に沿い、助けたいという気持ちを押し殺している…。ならば話は簡単。清麿の明晰な頭脳なら、呪いを解けるからだ!! 「可能性があるなら、それに賭けてみないか?」…清麿の説得は、アースとサウザーを納得させた。そして彼らの案内と、魔界の文字が読めるアースの手伝いもあり、いよいよ清麿たちはファウードの移動装置に取り組む…!!

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「金色のガッシュベル!!」第137話のあらすじ

恵やアリシエたちをリオウに囚われはしたものの、どうにか清麿たちはめざす部屋へと辿り着いていた。ここはファウードを魔界に還すための装置がある部屋。リィエン・アリシエ・ニコル(チェリッシュのパートナー)にかけられたリオウの呪いを解き、しかもファウードを魔界に還すという、一見不可能にも思える作戦を達成するための部屋なのである!! ここで清麿は、アースに魔界の文字を教えてもらいながら、装置を司るシステムをマスターしようと全力を尽くしていた。そしてガッシュたちは、来たる戦いに備え、できる限りの体力回復に努める。
呪いがアリシエたちの命を奪うのは日の出だから…残るタイムリミットは、あと4時間!! 幸いこのシステムにはタイマー機能が内臓されているため、鍵を破壊し、アリシエやリィエンを救ってからここに戻って来る必要はない。ファウードの鍵があるところまでは、ウマゴンが全力を尽くせば40分程度で清麿たちを送り届けることができるだろう。従って、残りの3時間20分でシステムを設定すれば目的は達成できる!! だがひとつ問題があった。返還装置を作動させるためのエネルギーチャージに時間がかかり、封印の鍵を破壊して90分間はファウードの足止めをする必要があるのだ!!
とりあえず、やるべき事はすべて明確になった。安心する一方、計画を完遂することを考え、緊張感に包まれる一同。それでも、エリー&アース、サウザー&カルディオという新たな戦力を加えた清麿たちは、順調に事を進めていく…。一方のリオウたちも、ファウードの封印を解こうと勢ぞろいしていた。リィエンたちやアリシエらのように、呪いで仕方なく従わされている者…。キースやロデュウのように、ファウードの力を横取りしようとする者たち…。そしてすべての元凶であるリオウ…。それぞれの思惑が交錯する中、ついに作業が開始される!!
リオウたちは、ファウードの鍵めがけ、精一杯の術を放って鍵を破壊しようとしていた!! だが、パワーが足りずに苦戦を強いられてしまう…!! 清麿たちはまだ来ないのか!? リィエンやアリシエたちの呪いを解くために、駆けつけるのではなかったか!? 不安に苛まれるウォンレイ。だが、それをリーヤが諭す。つべこべ言わず、清麿たちを信じよう。彼らは絶対に来る!! …と。そして、パワーが限界に達しようとしていた時、ついにウマゴンとカルディオが現われた!! 背中には清麿&ガッシュ、エリー&アース。そして彼らの渾身の一撃を加え、魔物たちはついにファウードの鍵を破壊する!!

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「金色のガッシュベル!!」第138話のあらすじ

ついにファウードの封印が破壊された!! 戒めから解き放たれる巨体…。辺り一帯に響く咆哮…。ビリビリと伝わってくる、圧倒的な気配…。清麿の計画の第一段階では、ファウードの封印を破壊することで、リィエンやアリシエにかけられた呪いを解除することにあった。そして第二段階では、魔界返還装置が作動するまでの90分間、ファウードの相手をすることで時間稼ぎをする。そうすれば装置のタイマーが作動し、ファウードは自動的に魔界に送り返されることになるのだ。だが、計画の完遂は容易なことではなかった…。
第一段階は問題なく達成した。清麿たちの陣営では、アースのパートナー「エリー」、リーヤのパートナー「アリシエ」が、そして呪いで従わされていた魔物の中では、ウォンレイのパートナー「リィエン」、そしてチェリッシュのパートナー「ニコル」が、それぞれ呪いから解放される。これで心の力を吸い取られて苦しむことも、タイムリミットを切られて死へのカウントダウンに恐怖することもない。囚われていた恵たちも救出し、あとはファウードを魔界に還すだけ…。だがここからが問題だった!!
ファウードは、すでにリオウの思うままに操れる状態にあった…!! 小島ひとつ程度なら、まるで虫をつぶすように簡単に粉砕する圧倒的なパワーの前に、ただ愕然とする清麿たち。そのパワーをまざまざと見せつけた上で、リオウは魔物とそのパ―トナーたちに選択を突きつけた。「手下になるか、消滅するか」…。それにより陣営は、リオウ側と清麿側の2つに分裂。もちろんリィエン&ウォンレイのコンビは清麿たちの側に復帰することになる。さあ、対決の構図ははっきりとした。本当の戦いは、これからだ…!!
「まずは5分、生き残れ!!」…清麿の策を信じ、一同は足止めにかかった!! それで具合が悪いのはリオウである。すでに清麿が侮れない頭脳の持ち主であることを見抜いていたリオウは、まずは一点集中で彼を葬ろうとする。だが清麿を中心に一致団結したガッシュたちの勢いは、なかなか崩すことができない!! そんな中、清麿の作戦が成功し、ファウードはニュージーランド北部の海溝に沈められることに…。これで時間稼ぎができる!! 勝利に沸く清麿たち。だが甘かった。リオウの再プログラムにより、魔界返還が阻止されたばかりか、ファウードを日本に向けられてしまったのだ…!!

「金色のガッシュベル!!」138話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第139話のあらすじ

すべての戦略、振り出しに戻る…!? あえてファウードを復活させることで、リィエンやアリシエにかけられた呪いを解除した清麿たち。彼らは、ファウードを魔界に戻すための返還装置を作動させ、すべての脅威を排除するつもりだった。しかしリオウに阻まれたばかりか、リオウにファウードを操られ、このままでは日本が攻撃されてしまう…。タイムリミットは6時間!! それまでに再び返還装置を動作させ、ファウードを魔界に戻さなければ、日本のみならず…世界中が破壊の脅威に晒される!!
返還装置は、ファウードの脳の部屋で操作できる…。そのため、再び体内への突入を試みる清麿たち。一度侵入に成功している一同は、ある程度内部の事情には通じている。だがそれはファウード覚醒以前のこと。今はすべてのシステムが順調に作動しており、侵入者排斥のための罠も彼らを待ち受けているだろう。それはまさに要塞…要塞そのものの警備システムだった!! それを承知の上で先を急ぐ清麿たちは、分かれ道を前に、チームを二つに分けることにする。核になるのは清麿とアース。この魔物&パートナーのコンビの中で、返還装置を操作できる限られた二人である!!
清麿のチームには、ガッシュ・ウォンレイ・リィエン・恵、ティオ、リーヤ・アリシエ。アースのチームには、エリー・カルディオ・サウざー・ウマゴン・サンビーム・フォルゴレ・キャンチョメ・エル・モモンがそれぞれ振り分けられた。目的はただひとつ。清麿とアースを護り、6時間以内に脳のコントロールルームに辿りつく事!! そんな中、さっそく一同に困難が立ちふさがる罠、罠、刺客…。アース組にはファウードの警戒システムが、清麿チームには…ロデュウ&チータが襲いかかる!!
ウォンレイは決断した。ここは…自分とリィエンが引き受ける。だから清麿たちは先に行け…と。それは、リオウの呪いのせいとは言え、一度は清麿たちを裏切ってしまったという気持ちから…。さらにウォンレイは告げる。「私のこの世界での役割…それは、王になるべき若者たちの助けとなること。だから私は皆を護る壁になる。それが今の私のすべきことだと!!」…と。一方、そんな彼らの攻防を、ひとしれず影から伺う者たちがいた…それは、ゼオンとデュフォーのコンビ!! いったい、彼らの目的とは…!?

「金色のガッシュベル!!」139話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第140話のあらすじ

巨大なファウードの体内に侵入した清麿たちは、二手に別れて疾走していた。めざすは脳の制御室!! 清麿率いるチームか、アース率いるチームのどちらかが到着し、ファウードを魔界に還せば目的達成である!! タイムリミットは6時間。それまでにすべてを完了させなければ、ファウードが大海を泳ぎ渡り、日本襲撃を開始してしまうだろう…。そんな中、清麿たちのチームを阻むべく、リオウが放った手先、ロデュウとチータのコンビが早くも現れていた!! そこでウォンレイとリィエンのコンビは、とどまってロデュウたちの相手をしようとするのだが…。
同じ頃、ファウードの警戒システムのひとつである、無数の魔物たちに追われていたアースたちは、どうにか第四脊髄へと逃げ込んでいた。血管通路から彼らに襲い掛かろうとしていた魔物たちも、重い扉でシャットアウト。これでひと安心…そう思った瞬間、今度は新たなる魔物たちが…。リオウが放ったファンゴとジェデュンが、それぞれのパートナーを引き連れて登場したのである!! ここはオレが…、いやオレたちが…!! 誰が相手をするかで対立する、ウマゴン&サンビームと、カルディオ&サウザー。さあ、どちらが先に出る!?
こちらは、第五脊髄で激闘を展開するウォンレイたち。自分の戦闘力に絶対の自信を持つロデュウだが、互いを信頼しあうウォンレイ&リィエンの、どこまでも深く結びついた絆の前に、早くも奥の手を出さざるを得なくなっていた。それは、ファウードのサポートシステムを使うこと…。ファウードに自分の分身を作らせることで、ウォンレイ唯一の弱点であるリィエンを、直接攻撃するつもりなのだ!! その、いくら倒してもすぐに再生される分身に、ウォンレイ&リィエンは次第に追い詰められていく…!!
「これからは、もう私を護らないで…」…決意したリィエンは、中国拳法を駆使してロデュウの分身たちを圧倒した…!! それは、彼女なりの自立宣言。ウォンレイの『決意』に共感したからなのか、それとも来たる『別れ』を覚悟したのか…。とにかくリィエンは、ウォンレイのパートナーとして全身全霊で拳を繰り出した。だが、ファウードの力を得て放たれたロデュウたちの最後の一撃と、最大呪文「ゴライオウ・ディバウレン」が激突した瞬間、彼女は失ってしまうことになる…。愛しい、どこまでも愛しい存在…ウォンレイを…。

「金色のガッシュベル!!」140話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第141話のあらすじ

ここはファウード上空、輸送機の中。ナゾナゾ博士とアポロは難しい顔をしていた。清麿たちとの無線連絡が途絶えてすでに二日…。ナゾナゾ博士は新たな戦力との合流で手間取り、アポロもナゾナゾ博士との接触にモタついてしまったからである。ファウードの復活を阻止しなければ…焦る二人。その頃、清麿たちは脳のコントロールルームへと急いでいた。ロデュウたちの相手をするために残ったウォンレイ&リィエンのことも、やはり脳へと向かっているアースたち別働隊のことも心配だが、今は一刻も争う…。6時間以内にコントロールルームにたどり着き、ファウードを魔界に還さなければ…日本は壊滅させられるからだ!!
アースのグループは、リオウの新たな刺客…ファンゴのコンビと、ジュディンのコンビに襲撃されていた!! 受けて立つのは、サンビーム&ウマゴン、サウザー&カルディオの2コンビ。だがこのコンビ、元々はライバルのような関係で、とても共闘できるような間柄ではない。炎の術を使うウマゴン、冷気を操るカルディオ…まさに能力も性格も対照的!! そしてその心配は現実のものに…。何と互いが発した術が、お互いの術を打ち消しあってしまったのである!! しかもファウードのサポートシステムのせいでアースたちが隔離され、アースたち外野が手出しできないよう細工されてしまった!!
戦いの最中なのに、ケンカを始めるサンビームやサウザー。サンビームが共闘を申し入れようとしても、今のサウザーは頭に血が上っていて、とてもではないが協力できる状況にはない!! だがそんな時、アースのパートナーであるエリーが訴えた。ここに来る前、サウザーは弱った自分を助けてくれた…だから、サンビームたちとも協力できるはず!! 自分たちは手出しができないから、サウザーたちが頼りなんだ…と!! エリーの姿に妹を重ねたサウザーは、その瞬間、冷静になった。
素直になったサウザーは、サンビームの言葉を受け入れた。そうだ、互いの長所をうまく組み合わせ、一気に倒すんだ!! その瞬間から2つのコンビは変わった。高温になるまでウマゴンの炎で熱し、カルディオの冷気で一気に冷やす。そうすれば、どんなに硬いものでも破壊できる!! その戦い方で、ジュディンにダメージを与えるサンビームたち。さらにサウザーたちが囮になっている隙にウマゴンが素早く回りこみ、ジュディンのパートナーを捕らえて魔本を燃やした!! その頃、ナゾナゾ博士が連れてきた『彼ら』が、ついにファウードの口の中に飛び込もうとしていた。そのコンビとは…テッドとジード!!

「金色のガッシュベル!!」141話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第142話のあらすじ

ファウード日本上陸まで、あと4時間30分。リィエン&ウォンレイのコンビを失った清麿たちの前に、新たな敵…ハリーたちのコンビが立ちはだかった!! 相手を倒し、ヤツらが持っているカギを使わなければ、先に進むことはできない。例えガッシュが全力で扉を攻撃しようとも、あの扉は絶対に破壊できないのだ。残った戦力は、清麿&ガッシュ、恵&ティオ、そしてアリシエ&リーヤ…。「恵たちの回復の力は、後で必ず必要になるだろう…ならば!!」…戦いを志願するアリシエ。その決意は、絶対に揺るがない!!
アリシエの意思を尊重し、温存策を選択した清麿。それと同時に、バトルの火蓋が切って落とされた!! 「戦いを楽しめ」…邪悪な笑みを浮かべ、最初からエンジン全開で行こうとするハリーたち。方やリーヤも、「戦人(いくさびと)に…アリシエも変わる。村を、敵から護るときのように!!」と気合いを入れた。それは一切の甘えを排除した、アリシエの完全戦闘モード。そしてそれは、扉の鍵の奪取、勢いに乗っての最大呪文発動へと一気に加速する。『そいつら』が現われたのは、まさに最強呪文を唱えようとした、その時だった!!
その頃、日本ではいよいよマスコミがファウードの存在に気付き始めていた。そしてナゾナゾ博士の要請を受け、ファウード内部に突入したテッド&ジードも、『彼女』に遭遇する…。一方アリシエたちの前にも、見覚えある敵が現われていた。ヤツはロデュウ。パートナーのチータと、捕虜にしたリィエンも一緒である。ロデュウは言う。「ウォンレイは命乞いをし、リィエンを置いて逃げた。そして後ろから背中を射抜かれ、魔界にも帰れずに死んだ」…と。それは真実だとリィエンも頷く。…そんなはず、あるわけがない!!
リィエンを人質に、アリシエに最大呪文発動をやめさせたロデュウ。だが清麿は、容赦なくザケルガを発動させた。そしてアリシエにも攻撃を続行するよう叫ぶ!! おかげで魔本は燃やされ、ハリーたちのコンビは戦線離脱を余儀なくされた。すべては罠だった。本物のリィエンはテッド&ジードに保護され、ウォンレイも誇り高き戦士として魔界に戻っていたのだ。そんなリィエンとウォンレイの関係に前々から何かを感じていたチータは、ロデュウを見放して戦いを放棄。ロデュウもまた、見苦しい姿を晒したまま魔本を一刀両断にされてしまう。リィエンに化けていた…ザルチムに!!

「金色のガッシュベル!!」142話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第143話のあらすじ

ファウード日本上陸まで…あと4時間!! ファウードの体内に突入していた清麿たちは、2チームに別れて脳のコントロールルームを目指していた。しかしファウードを悪用しようとするリオウが、次々と刺客を放ってそれを妨害。それは清麿たちと行動を共にしていたアリシエ&リーヤも同様で、因縁ある『強敵』に道を阻まれてしまう。ヤツはザルチム。千里眼の能力でリオウをサポートする、油断ならない右腕だ!! 清麿&ガッシュと恵&ティオを捕らえたザルチムは、口をふさぐことで彼らの呪文発動を阻止すると、アリシエを孤立化させて余裕の攻撃を繰り出す!!
その頃日本では、マスコミ報道によるファウードパニックが起こりつつあった。港には脱出を試みようとする人々が殺到し、そのせいで町はゴ―ストタウン化。清麿の帰りを願う鈴芽は、人ひとりいなくなった町でたたずみ、この『異常事態』に不安を募らせる。そしてダルタニアン教授の船を借りてきた清麿の父も、それでひとりでも多く脱出させようと奮闘していた。彼らが助かるのも、命を奪われるのも、すべては清麿たち次第…!! その頃、ザルチムと対決していたアリシエは、前の戦いで受けたダメージと、残り少ない『心の力』のせいで、徐々に追い詰められていた…!!
アリシエとザルチムの因縁は、ザルチムがアリシエを仲間に引き込もうと、彼の村を訪れた時にまで遡る。その時にはすでにリオウの呪いを受け、抵抗できる体力など残っていなかったはずのアリシエだが、驚くことにザルチムに抵抗してみせたのだ!! どこにこんな力が…!? ただ驚くばかりのザルチム。だが、それだけではなかった。死ぬことさえ恐れない勇気で、ザルチムと相討ちしようとしたのだ!! もしあの時、パートナーのラウシンがアリシエの弟を人質にしなかったら…。常に冷静なザルチムが恐怖し、屈辱を味あわされた唯一の瞬間があの時だったのである。
死を覚悟でザルチムに挑んだアリシエと、それを止めるために自分を犠牲にしようとするリーヤ。そんな二人のピンチを救ったのは、テッド&ジードのコンビ、そしてリィエンだった!! この3人の合流で逆転した一同は、ザルチムたちの撃退に成功。そして、ウォンレイが魔界に戻された事実を初めてリィエンの口から知らされ、この戦いの厳しさを痛感させられるのだった。一方、ファウードにはまだ存在の知られていない二組の魔物のコンビが行動を開始していた…。ゼオンのコンビと、ガッシュとの再戦を願うバリーのコンビである。戦いは、いよいよ混迷の度合いを深めていく…!!

「金色のガッシュベル!!」143話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第144話のあらすじ

日本に接近しつつあるファウードを止めるため、その体内に侵入し、2手に分かれて脳のコントロールルームに向かう、清麿のチームとアースのチーム。その行く手を、リオウの刺客たちが阻もうとしていた。ファウードの日本到達まで、あと3時間30分…。ウォンレイという貴重な戦力を失いつつ、テッド&ジードという新たな仲間を加えた清麿たちは、尚も脳へと向かって突き進んでいく…!! そんな中、アースのチームには、再びあの『魔物』…キースが立ちはだかっていた!!
キースとは、ファウード上陸直後に清麿たちが手こずった強敵である。あの時はキャンチョメの分身の術でどうにか撃退したものの、その強さはキャンチョメ&フォルゴレがよく知っていた。そこでキャンチョメ&フォルゴレは、キースをうまくおだて上げ、彼の過去を聞くことで、戦闘せずに時間稼ぎしようとする。キースの日本時代の、板前修業の話…。イモの天ぷらについてのこだわり…。その隙に、「ファウードのコントロールシステムを動かせられる、アース&エリーのコンビだけは…」と、彼らだけ先に進ませようとした。
キース自慢のベートーベン独唱にツッコミを入れたばかりに、怒りを買ってしまったフォルゴレたち。頼りのウマゴン&サンビーム、カルディオ&サウザーは、戦いが済んだばかりでまだ心の力が回復しておらず、キャンチョメのコンビと、モモン&エルのコンビが受けて立つことになった。そこでモモンが告白する。今まで自分は、ずっと戦いから逃げてきた…でもガッシュと出逢うことで変わることができた。誰かのために戦うことができる事を知った…と。弱い自分だけど、王になる夢は捨てられない…。共感しあったキャンチョメとモモンは、今こそ友情の力で立ち上がる!!
「2人で生き残ろう!!」…絶対に諦めない心を胸に、キースに立ち向かったキャンチョメ&モモン!! しかしそこへ、ガッシュを探す魔物が乱入した。バリーとグスタフのコンビだ!! バリーは圧倒的なパワーで、あっさりとキースを撃破。その間にフォルゴレたちは、コッソリと先を急ぐことにする…。その頃、清麿たちの前にも、新たな刺客が現れていた。その『香り』に敏感に反応するテッド。この、どこからともなく漂ってくる香り…あれは、ずっと探していた『アイツ』…!! 少女の魔物『チェリッシュ』だ!!

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「金色のガッシュベル!!」第145話のあらすじ

ファウード日本上陸まで、あと3時間。テッド&ジード、そしてウォンレイを失いながらも戦列に復帰したリィエンを加え、清麿&ガッシュ、恵&ティオ、アリシエ&リーヤは、脳のコントロールルームへと急いでいた。そんな彼らの前に現れたのは、テッドがずっと探していた少女チェリッシュ…。彼女とは魔界でかけがえのない友だちだったと言うテッドは、チェリッシュを探して、ずっと世界中を旅していた。どんなに小さな情報でも、例え情報がなくても、バイク一台、パートナーのジードと共に…。それなのに彼女は、敵としてテッドの前に立ちふさがる!!
「私たちは敵同士…そう言ったのはアナタよ、テッド!!」…再会を喜ぶテッドとは反対に、燃えるような憎しみの瞳を向けるチェリッシュ。彼女は言う。テッドこそ、自分が唯一憎む相手、自分たちの親切を裏切った許せない相手だと…。それは、王を決める戦いが始まる直前にまで話は遡る。その頃のテッドは、毎日ケンカに明け暮れ、荒んだ生活を送っていた。当時のチェリッシュとその家族は、ボロボロにされたテッドを我が家に迎え入れ、ケガを手当てしてくれたばかりか、満腹になるまでもてなしてくれたのである。
すっかり心を閉ざしていたテッドに優しくしてくれ、立ち直るきっかけを与えてくれた少女…チェリッシュ。だがテッドはそんな彼女に恨まれてしまった。謎の人物の襲撃でチェリッシュの両親が命を落とし、その場に駆けつけていたテッドが真犯人だと思われてしまったのである。そのせいか、リオウの呪いから解き放たれても尚、チェリッシュはテッドを倒すためにリオウの陣営に残り、こうして彼の前に立ちふさがったのだ!! だがそれは、リオウに利用されているにすぎない…。どうやらリオウはこの場所に何かを呼び寄せたらしく、そのため時間稼ぎに使われているようなのだ。
チェリッシュの攻撃に一歩も引かず、テッドは無抵抗のまま術を全身で受けようとした。そんな彼の決意が、ついに彼女の心を動かす!! ようやく心を開き、再会を喜び合うテッドとチェリッシュ。だがそこへ、リオウに操られたファウードの心臓が突如出現。チェリッシュの本を燃やし、彼女を魔界へと戻してしまった! ずっと探してくれたこと、信じてくれたことに感謝し、消え行くチェリッシュ…。怒りに火をつけたテッドは、これまでにないパワーを発揮して新呪文を発動すると、ファウードの心臓を一撃で粉砕する。

「金色のガッシュベル!!」145話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第146話のあらすじ

日本を攻撃しようと、大海を泳いで渡る巨大な魔物ファウード。タイムリミットは、あと2時間30分…。日本上陸を阻止するには、ファウードの脳にあるコントロールルームにたどり着き、備え付けられた端末を操作して、ファウードを魔界に還すための装置を起動させなければならない。端末が操作できるのは清麿と魔物のアースだけ…。清麿率いるチームには、アリシア&リーヤ、恵&ティオ、テッド&ジード、リィエンが…。アース&エリー率いるチームには、フォルゴレ&キャンチョメ、サンビーム&ウマゴン、サウザー&カルディオ、エル&モモンが、それぞれ別れて激戦を展開していた!!
清麿たちのチームでは、今まさにテッドが全力を出して戦いを終えたばかり。そこで、眠ってしまったテッドをその場に残し、清麿&ガッシュ、アリシエ&リーヤが先を急ぐことにする。残ったメンバーは、テッド&ジードを守るため、一時その場にとどまるのだ。その頃サンビームたちは、一歩先を行くアース&エリーを追いかけていた。すでにアース&エリーは、脳のひとつ手前の部屋に到着。そこで今回の首謀者であるリオウと対峙していたからだ。だがそれは、すべてリオウの思惑通りのこと…。リオウはアースとの一騎討ちを望んでいたのである!!
リオウとアースの間の因縁…それは、両者がファウードに関係する一族であるということ…。かつてアースの一族はファウードを封印した。一方リオウの一族は、そのファウードをずっと監視し続けて来た…。そしてファウードが人間界に出現すると判明した時、リオウは真っ先にアースに声をかけ、仲間に引き入れようとしたのである。だがファウードの恐ろしさを知っていたアースはそれを拒否。パートナーのエリーに呪いをかけられても尚、エリーの意思に従って抵抗を続けていたのだった。その想いはただひとつ。ファウードの強大なパワーを絶対に悪用させない!!
清麿たちを消耗させた上、アース&エリーを仲間たちから引き離して一騎討ちに持ち込む…そのリオウの作戦は見事に成功していた。どんなに攻撃してもリオウはファウードの力で回復してしまうし、清麿たちは一本道で退路を断たれ、今まさにファウードの魔物たちによって全滅させられようとしている…。もはやリオウの一人勝ちか…!? だがその危機を、アースが救ってくれた!! 彼は最後の力を振り絞り、清麿たちを閉じ込めていた扉を解除してくれたのである。リオウに魔本を燃やされ、魔界に戻されようとしながら…。

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「金色のガッシュベル!!」第147話のあらすじ

ファウードの日本上陸まで、あと2時間…。めざす脳のコントロールルームに、ようやく辿り着いた清麿たち。しかしそこには、一歩早く到着し、黒幕リオウとの直接対決に挑むアース&エリーの姿があった!! だがリオウとの戦いに敗れたアースは魔界へと戻され、ファウードを魔界に戻す装置を操れるのが、清麿ただひとりになってしまう。しかもリオウはほとんど無傷の状態。いくら清麿たちが束になってかかろうと、容易に倒せないことは明白だった…。一方、隣のコントロールルームでも異変が…。それまで暗躍していたゼオンのコンビが、突如姿を現したのだ!!
リオウの片腕であるザルチムも、これまでゼオンの気配を感じつつ、清麿たちとの戦いに没頭するあまりすっかり彼らの存在を忘れていた。それが、このタイミングで直接コントロールームに乗り込んで来るとは…。バトルでザルチムを排除しようと薄笑いを浮かべるゼオンに、緊張するザルチム。その頃、隣の部屋では清麿たちとリオウとのバトルが展開されていた。清麿&ガッシュ、アリシエ&リーヤ、サンビーム&ウマゴン、サウザー&カルディオ、エル&モモン、フォルゴレ&キャンチョメを圧倒するリオウ。ヤツの体内に隠れていたパートナー「ヴァニキース」も現れ、バトルもクライマックスを迎える…!!
そこへ、あのゼオンとデュフォーのコンビが現われた!! 彼らはザルチムを涼し気な様子で撃破し、すでに魔界に還したという…。王族の中で、もっとも強い雷のパワーを持つ『雷帝ゼオン』の登場に、さすがのリオウも凍りつく。何とゼオンたちは、最初からファウードを手に入れようと、リオウたちを利用していたにすぎなかったのだ。監視されていたことにも気付かず、ただ恐怖と悔しさで震えるしかないリオウ。そんなリオウを、ゼオンとデュフォーは、まるで遊ぶように痛めつけていく。その力の差は圧倒的だった…。
最強呪文で挑むリオウに対し、弱い呪文で叩き伏せるゼオン。あんなヤツにファウードを渡したら、リオウ以上に酷いことになる…。だが成す術なく、清麿たちも一撃で気絶させられてしまった。そうしている間にも、弄ばれるように撃破されるリオウ。もはやゼオンとデュフォーの勢いは誰にも止めることはできない。ファウードは奪われ、海溝を泳ぎきったファウードは高速移動で一気に日本に迫る!! そのせいで、清麿たちが算出した日本到着予定時間も、高速移動モードのせいで大幅に短縮。タイムリミットは一時間…いや、わずか50分!!

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「金色のガッシュベル!!」第148話のあらすじ

ファウード争奪戦を裏で仕組んだ張本人、リオウが倒された!! だがそれを成し遂げたのは清麿たちではなく、影でファウードの横取りを狙っていたヤツら…雷帝ゼオンと、そのパートナー・デュフォーだった!! ゼオンは魔界の王の血筋を引く魔物で、かつてガッシュの記憶を奪った人物である…。ヤツらはファウードの脳のコントロールルームに陣取ると、清麿とガッシュだけをコントロールルームに招き入れた。そして恵たち、その他のコンビを隣の部屋に閉め出し、ガッシュを憎む本当の理由を清麿に吐き出す。 「忌々しいことに、そいつの兄弟さ…」
ファウード日本上陸まで、あと50分…。ファウードのコントロールルームで、ゼオン&デュフォー、清麿&ガッシュは一対一で対峙していた。そこでデュフォーは語る。自分が、この世界を滅ぼそうとする理由を…。彼には元々、人の心を読む特殊な能力があった。そのために不気味な研究機関に捕らわれ、日々、研究材料として扱われていたのだという…。そこで目にしたのは、自分と同様、まるでモノのように扱われる人・人・人…。だがそんな彼を、初めて人として扱ってくれた人物がいた。それがゼオンだったのだ。
ゼオンは自分を助け、パートナーに選んだ。だからこの世界に絶望したデュフォーは、ファウードで「今と違う景色」を見るために、この暴挙に加担したのである。それに猛反発し、世界を守ると宣言する清麿。だが彼も、ゼオンにとっては只の手駒でしかない。カカシを使ってファウードに呼び寄せたのも、実はゼオンだったのだ!! しかもガッシュに猛烈な憎しみを抱くゼオンは、ガッシュが習得した「バオウ」の術に嫉妬しているよう…。自分が習得するはずだったバオウを、ガッシュに横取りされた…そう考えていたのである。
扉の向こうで、ガッシュが痛めつけられている…!! 彼の叫びを聞き、ティオやリーヤは扉を破ろうと必死に攻撃を繰り返した。その気持ちは、仲間の誰もが同じ…。そして術をあわせた一同は、一気に扉を攻撃!! ゼオンに痛めつけられていたガッシュを救おうと、脳のコントロールルームになだれ込んだ!! だがゼオンは強敵すぎた…。そのせいでリーヤが決定的な一撃を受け、魔界に戻されてしまう。哀しみに暮れるガッシュたち。ゼオンはそんな一同を嘲笑い、ガッシュを消し去ろうとする。ティオが新呪文を発動したのは、その時だった!!

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「金色のガッシュベル!!」第149話のあらすじ

「ガッシュ、お前はやる奴だ。だから世界はお前が守るんだぞ」…そう言い残し、リーヤは魔界に戻っていった。強大なるパワーを持つ巨大な魔物「ファウード」を魔界に戻そうと、共に戦ってきたリーヤ…。彼とそのパートナー「アリシエ」は、ガッシュにこの戦いの命運を託し、一切の甘えを捨てさせるために厳しく接して支えてくれた。そのリーヤが、戦線離脱を余儀なくされてしまう…。そして今、最強の敵であり、兄弟でもあり、ガッシュの記憶を奪った張本人「ゼオン」が、パートナー「デュフォー」を引き連れ、決着をつけようと立ちふさがった。ファウード日本上陸まで、あと35分!!
ゼオンとガッシュは、「兄弟」という対を為す存在…デュフォーによれば、彼と清麿もまた対を為す、似た者同士であるという…。デュフォーは、人の心が読めるという特殊な能力により、外界から切り離されて研究所に閉じ込められた過去が。清麿には、学力が高すぎたために他者から壁を作られ、孤独を味わった過去があった。だがファウードを巡っては、世界を滅ぼそうとする立場と、世界を救おうとする立場で対立している。互いに他者から排除された存在なのに、この違いは何なのか…!? それを探るためにも、デュフォーは清麿たちを倒して答えを掴もうとした。
ティオ&恵のコンビをはじめ、ガッシュの仲間たちもゼオンの猛攻の前に、なすすべもなく倒されてしまっていた。だがガッシュと清麿だけは違う。どんなに倒され、どんなに限界に達しても、決して諦めずに立ち上がったのだ!! 相手の心を読むことで先手を打つデュフォーだが、その心ばかりは理解できない。その鬼気迫る執念に、ゼオンより先にデュフォーが戸惑い始めていた。なぜ、そこまでして戦うのか!? どうして立ち上がれる!? そのパワーの源は!? その疑問に、必死の想いで食らいつく清麿&ガッシュが応えた!!
これまでオレたちは、数々の相手と戦って来た。ある魔物は、戦いの末に魔界に戻った。ある者は、戦いを拒絶し涙を流した。そしてまたある者は、寂しさと無念を抱いて脱落していった…。それらの魔物やパートナーの勇気をもらい、支えられてここまで来た!! だから倒れるわけにはいかないんだ!! 「他人のために戦う」…そんな清麿たちの想いが、デュフォーの心を崩壊寸前にまで追い込む!! そこでゼオンは、再びガッシュの記憶を消そうと画策した。だが、仲間との思い出を失いたくないというガッシュの強い想いが、彼に新たなパワーを与える…。金色に輝く新たなパワーを!!

「金色のガッシュベル!!」149話の無料動画

「金色のガッシュベル!!」第150話のあらすじ

これが最後の戦い…因縁を断つための決戦が、ついに始まった!! 相手はゼオンとデュフォー。巨大な魔物「ファウード」を使い、この世界を破滅させようとする相手だ!! しかもゼオンは、実の兄弟であるガッシュを恨み、魔界での記憶を消した張本人。ガッシュが最大魔法「バオウ」を習得したことで嫉妬し、徹底的に叩き潰そうとする、最大にして最強の相手だ!! ぶつかるパワーとパワー。ガッシュの新たに得た金色に輝く術と、ゼオンの最大級の術。そしてガッシはついに…ゼオンを打ち破る!!
ゼオンの魔本に火がついた事で、彼は魔界に戻される事になった。…戦いは終わった。晴れやかな表情で、和解を求めるガッシュ。だが恨みに汚れたゼオンは、「ただでは済まさない…」と、ファウードのコントロール装置を握り潰してしまう。これでファウードはコントロール不能になり、世界を救う最後の希望が断たれてしまった…。ファウード日本上陸まであと15分。一度は歓喜に沸いた恵やティオたちも、その事実を突きつけられて表情が曇ってしまう。それでも清麿とガッシュは、「最後まで諦めるな!!」と粘りを見せようとしていた。
清麿に励まされ、最後のふんばりを誓う仲間たち。「絶対に誰も死なせない」…その最初にかかげた決意を貫くためにも一致団結した一同は、ファウードの体内にいる敵たちを集結させることにした。そして、まずはその敵たちをファウードの外へと転送。続いて、これまで共に戦って来た仲間たちを転送で避難させようとする。これで全員、ファウードから退避することになった。ただ二人、清麿とガッシュを除いて…。彼らは、自分たちだけでファウードを止めるつもりなのだ。今しがた手に入れたばかりの、黄金のバオウの力で…。そして仲間たちに宣言する。「ガッシュとオレとでファウードを止める!!」
仲間たちを見送った清麿とガッシュは、転送装置でファウードの正面に回り込もうとしていた。ファウードの進路は、まっすぐ彼らの町へと向かっている。早くしなければ…!! 間一髪、ブラゴとシェリーのサポートを受けてファウードの前に立ちふさがった清麿たちは、命懸けの一撃を繰り出す!! 「バオウ・ザケルガ!!」…そして複数の黄金竜を取り込んで巨大化した超・黄金竜がファウードに襲い掛かり、ついに土に還すことに成功したのだった!! こうして長く苦しい戦いがまたひとつ終わり、彼らの新たな戦いが始まることになる…。【Fin】

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